中村けんです
本日、閣議の議事録が初めて公開されました
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/index.html
閣議とは、すべての閣僚が出席して、国政の重要事項や人事、法案などに関する内閣の最終的な意思決定を行う場ですが、明治18年に内閣制度が発足して以来、議事録は作成されてきませんでした。
これについて政府は、閣議の透明性を向上させ、情報公開を推進し、国民への説明責任を果たすことを目的に先月28日、議事録を作成して公表することを閣議決定し、22日、今月1日の閣議と閣議のあとの閣僚懇談会の議事録を総理大臣官邸のホームページで初めて公表しました。
以上、NHKのページからの抜粋です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140422/k10013930221000.html
不開示が適当と判断されたものは非公開となるものの、これまで130年近く作成されもしなかった会議の議事録が公開されたわけですから、歴史的にも大きな一日だと思います
では、西尾市ではどうかというと、僕の印象では、課によってまちまちなように感じています
会議自体や、その議事録について、積極的に公開している部署もあれば、会議を開催するという情報すら公開しない部署も見受けられます
※ここでいう「会議」には、行政職員だけで行うものや、非公開で行うことが強く求められるようなものは含めていません。
このようなことを議論していると、公開しない理由として、「公開しても見る人はほとんどいないから」という意見を言う方が時々います
意見の内容自体は、的を射ている部分もあると僕は思います。
しかし、公開した情報を見る人が多いか少ないかということが重要なのではなく、問われているのはその姿勢です
例えば、「○○計画」というような、その分野における行政の中長期の方針について、非常に閉じられた状況下で議論し、決定する。
市民や議会には、ほぼ完成に近い状態で初めて公開し、説明をする。
果たして、そんなやり方でよいのでしょうか
あえて悪い言い方をしますが、陰でコソコソと物事を進めることほど不信を買うことはありません
行政運営に当たるみなさんには、「情報公開」と「説明責任」を常に念頭に置きながら、業務に取り組んでいただきたいと思います。