中村けんです
実相寺縁日「お釈迦さん」(花まつり)の大般若祈祷に出席させていただきました
西野町地区にある実相寺は、西条城主・吉良氏の菩提寺として、京都の東福寺から高僧の聖一国師(しょういちこくし)を招き、1271年に創建された、三河最古の臨済宗寺院です。
※吉良家の菩提寺は、華蔵寺ではないかと思う方もいらっしゃると思いますが、江戸期に華蔵寺が吉良家の菩提寺になるまで、実相寺が西条吉良氏の菩提寺だったということのようです。
実相寺には、県の指定文化財にもなっている、木造釈迦三尊像があるのですが、花まつりが毎年行われているのは、これが理由ではないかと考えられているそうです
実は、実相寺は、西尾の抹茶を語る上でも欠かせない存在でもあります
なぜなら、聖一国師が寺の境内に茶種をまいたのが、西尾の抹茶の起源であるとされているからです
その後明治期に入り、紅樹院(実相寺のすぐ近くにある自院)の住職が、京都の宇治から茶種と製茶技術を持ち帰って伝えたことから、西尾が抹茶の産地として発展したといわれています
これからの時期、一面に茶畑が広がる西野町地区ですが、西尾の抹茶のルーツをたどる上で重要な寺院もありますので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか
実相寺についての詳細はこちら
http://www.240kanko.com/?p=212
紅樹院についての詳細はこちら