中村けんです
アクティにしおで行われた、「西尾市市民活動推進業務委託団体公開選考会」(難しい名前ですみません)を傍聴してきました。
アクティにしおとは、地域で活躍するNPO、ボランティア、コミュニティ団体の活動を支援する拠点施設で、鶴ヶ崎町(カテキン堂の近く)に位置します。
旧勤労青少年ホールと言うと、分かる方もいらっしゃるかもしれません。
そして、施設における、管理業務を除いた、情報の収集・提供、相談、人材育成、市民活動推進のためのイベント企画・運営の業務を委託する団体の選考会が本日行われたわけです
運営団体の募集に対し、応募があったのは、「特定非営利活動法人 やらまいか人まちサポート」の一団体のみという、ちょっと寂しい状況でした
しかし、この類の選考会を非公開という形で行うことは、行政的にはよくあることなので、公開で行ったこと自体に意義があるように思います
さて、選考会では、市が委託予定の先述した業務について、応募団体からプレゼンが行われました
※プレゼンした団体に業務を委託することが決定したわけではありませんが、応募が一団体のため、ほぼ決定であると思われます。
主だった内容は以下の通りです。
コーディネート業務…NPO相互の連携や、市民・NPO・ボランティア等を結びつけるため、交流会の実施やアンケート調査の実施
情報の収集・提供及び広報業務…イベントチラシの掲示、県内で開催される市民活動情報の収集、活動への助成金情報の収集
相談業務…ボランティア活動をしたい人への活動団体の紹介、ボランティアを探している人への登録団体の紹介、NPO法人設立についての相談
市民活動交流事業等の企画・運営、ネットワーク構築業務…センター祭りや作品展示会の開催、企業ボランティアやエコ活動に取り組む企業への訪問
NPO・市民活動団体等の育成業務…専門の講師を招いての講座や研修会の実施
今回の選考会に応募された「やらまいか人まちサポート」の企画提案の中に、印象深いフレーズがあったので、抜粋してここで紹介させていただきます
地域や社会の課題解決は、「行政がしてくれる」という考え方から、「市民一人ひとりができることを担っていく」という考え方へ定着する、市民への意識啓発と市民活動・ボランティア活動への参画型のイベント企画などが必要です。
これは、市政の方針にもなっている「協働」という言葉の意味をかみ砕き、非常に上手に表現したフレーズだと僕は思います
市民のみなさんが自発的に地域活動に取り組んでいただけることが大事なのはもちろんですが、それと同時に、「協働」という名のもとに、市民の存在を都合のいいように使うことだけは絶対にしてはいけません
そして、市民のみなさんから力を貸していただくためには、市民と行政との間に信頼関係が築かれていることが必要です。
信頼される西尾市政を実現していくため、議員としての責任と役割も大きいものだと自覚しています。
なお、市民活動に当たっては、団体の場合は、登録をすることで優先的に活動の支援を受けられるようです
また、個人の場合でも、市民活動に興味のある方は、ぜひアクティにしおに立ち寄ってみてください
良い出会いに恵まれることもあるかもしれません
ちなみに、西尾市の市民活動の情報については、こちらのサイトからご覧いただけます。
また、アクティにしおの詳細については、西尾市のホームページをご覧ください。
http://www.city.nishio.aichi.jp/index.cfm/%206,11169,26,337,html