中村けんですニコニコ


中日新聞や地元紙で報じられ、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、町内会長のみなさんが中心となり、12月16日から1月15日までの1か月間、西尾市の医療充実のための署名活動が行われます!!


元市役所職員 西尾市議会議員 中村けんオフィシャルブログ「届け、まっすぐな思い!」Powered by Ameba

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署名は、愛知県知事に緊急医師確保に関する陳情書を提出するにあたりご協力を求めるもので、西尾市は、人口当たりの常勤医師数が全国平均の約3分の1という大変厳しい状況に置かれています。



そして、陳情事項は以下の4項目です。


1 県が策定する「地域医療計画」には、東三河と尾張の計画はあるが、西三河の計画がないことを受けての、西三河の計画策定


2 小児救急の診療制限(午前0時~午前7時)をしている状況を受けての、医師増員への協力


3 市内に産科がある病院が民間の1病院のみであり、年間約1,500人の妊婦の方の約6割が市街で出産をしている状況を受けての、医師増員への協力


4 死亡原因の第3位といわれ、五大疾病の1つである脳卒中への対応を十分にできる体制にするための、医師増員への協力




医師不足は、全国的な傾向ではありますが、地域であったり病院の規模などによって差も見受けられます。


その原因としては、国の医療費抑制策や、これまで地域の病院に医師を派遣していた大学の派遣機能の低下などが言われていますダウンダウン



ただ、重要なことは、この問題に対してどのように取り組んでいくかということですビックリマーク



国・県・市が取り組むべきこと、医療機関が取り組むべきことは当然ありますが、キーポイントは「地域住民のみなさんができること」だと考えていますひらめき電球


なぜなら、医師の絶対数が増えても、地域医療に理解がない地域であっては医師の定着は難しいと思われますし、また、地域をあげて地域医療の再生に取り組むことで、着実に成果が出ていると思われる自治体が出てきているからですキラキラ



では、地域住民のみなさんができることは何かといえば、大きく以下の3点に集約されます。


アメーバ コンビニ受診を控える


アメーバ かかりつけ医を持つ


アメーバ 医師に感謝の気持ちを伝える



これは、住民運動が地域医療の再生につながっている代表例としてよく取り上げられる、兵庫県にある「県立柏原病院の小児科を守る会」が掲げているスローガンであり、これを参考にして全国の他の地域でも地域をあげての取り組みがなされているようです音譜



1つ目にある 「コンビニ受診」というのは、「昼間は混んでいる」、「日中は仕事がある」等の理由で、外来の診療が行われていない休日や夜間の時間帯に、救急外来を受診するほどの緊急性のない軽症の患者さんが受診することをいいます。


何が緊急性があって、何が緊急性がないのか、何が軽症で、何が軽症でないのかといった具体的な判断を患者さん自身ができるものではないので、決して、無理して我慢することを勧めるものではありませんパー



しかし、医療資源は無限にあるわけではなく有限であり、いわゆるコンビニ受診が増えることで、医師の負担が増えるだけでなく、重症の患者さんや、入院中の患者さんの急変への対応が困難になる恐れがあるということを覚えていただければと思いますビックリマーク




2つ目の「かかりつけ医を持つ」というのは、医療機関の間での役割分担で、総合病院のような大きな病院(二次救急病院、三次救急病院と呼ばれる)にかかるのは、本来的には重症で緊急性の高い患者さんが中心なので、地元にある、診療所やクリニックと呼ばれるかかりつけ医を日頃から持っていただきたいということです。


 

3つ目の「医師に感謝の気持ちを伝える」ですが、医療はそもそも不確実なものであり、大変過酷な労働環境の中、医師をはじめとする医療従事者は、社会的な責任を背負い、自身が持つ知識や技術をフルに使って診療に当たっています。



医療機関にかかる患者さんの立場からすれば、確実で完全な治療を求めるのは当然でありますが、治って当たり前という意識ではなく、医師に感謝の気持ちを伝えていただきたいのですニコニコ


感謝の気持ちを直接口頭で伝えたり、手紙等の形にして送り届けることで、医師の精神的な負担が軽減されますし、まちがいなくモチベーションアップにつながりますアップアップ



決して、医師等の対応に不満があった時に、改善を要望することを我慢してくださいと言っているわけではありません。パー




今回の署名活動は、地域住民、行政、医療従事者が一体となって今後の地域医療のあり方を考えていくための一つのきっかけだと思っています。


これを機に、地域医療の問題に対して少しでも関心を持っていただき、一人でも多くの方が、自分に何ができるのか考え、行動していただくことが大事です!!



そのためにも、まずは地域医療の問題について、とにかく知っていただく必要がありますあせる


僕は、議員として、ブログや後援会報、住民のみなさんの前でお話をさせていただく機会等で、今後もこの問題について訴えてまいります。


それとともに、行政にも、これまで以上に積極的に情報を公開し、周知を図っていくよう働きかけてまいります。



署名活動へのご協力、よろしくお願いいたしますメモ




※新院長就任後の西尾市民病院再生に向けた取り組みについて、中日新聞「リンクト」で紹介されていますのでご覧ください。


冊子は、市民病院にも置いてあります。


http://www.project-linked.jp/?p=4805

http://www.project-linked.jp/?p=7786



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