中村けんです
日本青年会議所の主催しているサマーコンファレンス(@横浜)の中のセミナー、「日本のかたち確立フォーラム」に参加してきました
今回のフォーラムは、「自主憲法制定に向け、憲法改正後の未来像と、各々が持つ憲法像とを照らし合わせ、明確なこの国のかたちを描くことが重要である」という趣旨のもと行われました。
詳細については、こちらをご覧ください。
http://www.summerconference.jp/
ちなみに、日本青年会議所では、独自に日本国憲法草案を作成し、公表しています
ところでみなさん、7月21日は参議院議員選挙の投票日ですが、新聞やニュース等で、いつになく憲法改正についての話題を聞く機会が多くはないでしょうか
そして、これまでだと、憲法改正=9条改正のイメージが強かったように思いますが、今回は、改正要件について規定された96条の話題がもっぱらであることが特徴です。
96条の論点については、こちらをご覧ください。
ここで、憲法改正の是非について論じるつもりはないのですが、一つ見ていただきたいデータがあります。
それは、7月13日~14日にかけて行われたFNN(フジテレビ系)の世論調査の結果です。
http://www.fnn-news.com/archives/yoron/inquiry130716.html
関係分だけ抜粋しますと、
今回の参議院選挙での投票を判断するうえで、最も重視するテーマは何ですか。
憲法改正を選択した人の割合 5.4%
今回の参議院選挙で、どのような立場の候補者に投票したいと思いますか。
<憲法改正>
賛成の候補者 34.8%
反対の候補者 26.6%
考慮しない 32.9%
<憲法改正の国会での発議要件を緩和する憲法96条の改正>
賛成の候補者 26.3%
反対の候補者 26.7%
考慮しない 37.5%
「考慮しない」と答えた人の割合が高いのが分かります。
憲法問題は、まだまだ選挙の争点にはなりにくいのかなというのが実感です
憲法は、その国の根本について定められた法規範です
それがゆえに、日々の生活と距離が遠く、改正といわれてもピンとこない、実生活上どのような影響があるのか分からないということもあるかもしれません
ですが、最近では、日本国憲法について分かりやすく解説された本がコンビニでも売られており、憲法になじむ環境は少しずつですが整ってきているのかなと感じる節もあります
また、憲法改正が選挙の論点になり得るのは、国政選挙だけです。
日本国憲法にはどんなことが規定されているのか
なぜ、憲法改正が選挙の争点になり得るのか
改正の論点に挙がるのは、何について規定された条文なのか
投票するにあたり、こういったことについて、日本国民として思いを馳せてみてはいかがでしょうか