中村けんです
県庁への出向が終わり、西尾市の商工観光課に戻ってきた平成24年度。
公私ともにすごく密度の濃い一年間でした
まずは、仕事
僕が心がけたことは、学んできた知識、積んできた経験、築いてきた人的ネットワークをできるだけ西尾市に還元することです
国レベル・県レベルでどんな施策を推し進めているか、他の市町村がどんな取り組みをしているか、県内で携わっている観光のキーパーソンは誰か、今後の西尾市はどのように観光施策を推し進めていくとよいか等々、上司・同僚や同業者と必要に応じて議論・意見交換を重ねてきたつもりです。
職員という「個」は数年単位で異動になってしまいますが、商工観光課という「組織」はこれからも存続していきます。
商工観光課の観光力(自分で勝手にネーミングしています)の向上に少しでも貢献することができたのであれば本望です。
次に、プライベート
6月に結婚をしました。
妻とは、僕が出向中だった昨年度、仕事を通じて知り合いました
結婚願望が強かったわけではありませんが、縁あって最高の伴侶と出会うことができ、幸せな日々を送ることができています
そして、今回の決断
漠然とした気持ちは何年も前から持っていましたが、本格的に考え出したのは、夏場頃です。
妻や両親をはじめ、色々な方のご意見に真摯に耳を傾けました。
そこから、退職願を提出するまでの間は、考えに考える毎日で、今振り返れば若干精神不安定気味だったように思います…(笑)
そんな時期が何カ月か続きましたが、最終的に決め手となったのはやはり自分の思いです。
地域を良くしたい・社会を良くしたいという思いと、自分が死ぬ時に「あの時やっておけばなぁ」というような後悔だけは絶対にしたくないという思いがとにかく自分の中で強かったです。
子どもの頃というのは、純粋にやりたいことをやります
それが、成長するにつれ、知識・知恵や経験が身につくことで、冷静・客観的に物事を判断できるようになってきます。
それ自体素晴らしいことなんですが、その反面、できない理由を考えちゃう傾向もあるのかなと感じます
それでも、本当に自分がやりたいことが見つかったのであれば、そういった心の中のしがらみは乗り越えて挑戦したい、それが僕の素直な気持ちです。
公務員を辞め、決して将来が安定しているとはいえない道を進もうとしているわけですから、無責任で自己満足的なわがままなのかもしれません。
ただ、妻は自分の考えに理解を示し、快く背中を押してくれました。
妻には、どれだけ感謝しても感謝しきれません
そして、自分の志に賛同し、一生懸命に応援してくれる両親、親戚、友人、知人。
多くの人に支えていただいていることの幸せを改めて感じるとともに、応援してくださるみなさんのご期待に応えられるよう、気持ちを引き締めて頑張っている今日この頃です