中村けんです
4年間市民病院で勤務した僕は、商工課(合併後は商工観光課)へ異動することになりました。
商工課は、僕が最も行きたかった部署の一つだったので、市民病院を離れることへの名残惜しさもありましたが、新しい部署へ行くワクワク感もありました
ちなみに、僕が商工課へ行きたかった理由はこうです。
役所というのは、手続きに来た方とそれに応じる立場の職員、税金を納める方と徴収する立場の職員というように、何かしらの手続きや相談に来る地域住民の方々とそれに応じる職員という形式をとる部署が多いです。
その一方で、商工課のような部署は、商工業の振興、観光による地域の活性化といった目標に向かい、地域住民の方々と同じ方向を向いて力を合わせていく部署です。
どちらが良くてどちらが悪いということは全くないわけですが、僕は、地域住民の方々と苦労や喜びを共にしながら頑張っていく仕事がしたかったのです
実際に、商工課に配属後は、西尾祇園祭の企画・運営や中心市街地活性化事業をはじめ、たくさんの方々のお力を貸り、思い出に深く残る仕事をいくつも経験することができました。
その中で心がけていたことは、役所の職員だからといって、変に構えて接するのではなく、熱い情熱を持って本音でぶつかるということです
時に厳しいご意見をちょうだいすることもありましたが、仕事を通じ、本音で意見を言い合える(とまで言ってしまうと生意気ですが)関係をたくさんの方々と築けたことは、僕にとって今現在も大きな財産となっています
そんなことで、商工課に配属となって2年という月日が経ち、西尾市は幡豆郡との合併という大きな節目を迎えます
そして、僕自身も、愛知県の観光コンベンション課へ出向という、公務員人生の中で大きな節目を迎えることとなりました