【11月25日 火曜日】
5時、起床。
この日は、殿の付き人。
で、来春1月1日の放送予定の、
BSジャパン「たけし&所 ゴルフ道場破り2015~新春!ガチンコ9番勝負!!~」
という特番の収録の為、ボクも殿のお車に同車させてもらいながらゴルフ場へ。
で、お車の中での話題は、もっぱら前日の「まる見え」の生放送SPのことになり、
「昨日の「まる見え」、めちゃくちゃ笑ってしまいました!」
とボクが朝も早いというのに暑苦しくお伝えさせて頂いていると、殿は、
「そうか?」
と、言葉短めにお答えになられていたのですが、それでもボクはまだ興奮がおさまっていなかったからか、
「あと、ご長寿クイズの回答に「ランナウェイ」がもうなんとも」
なんて多少興奮気味にお伝えさせて頂いたりなんかしていると、そこで殿は先ほどのテンションとは打って変わり、
「クイズと全然カンケイねぇんだもんな、「SAY YES」とか平気で言っちゃってよ。あと、さんまのもヒドかったろ?」
「それにしてもヒドいよな~。さんまのジャケット切ったり、あのDVDプレーヤーも使えねぇだろ?ヒドいよな~ほんと」
と、一気にまくし立てるように、〝いかにオレがやったことがヒドくてムチャくちゃだったか〟ということを語ってくださっていたのですが、そのことを話されているうちに殿は少しばかり不安になられたのか、
「でも、あんだけやったら文句言うやつもいんじゃねーのかな」
なんてことを心配されはじめていたので、そこでボクと運転手の石塚さんはその殿のお言葉に無責任にも、
「いえ、大丈夫じゃないでしょうか」
なんてことを言わせて頂くと、殿は軽いため息をつきながらこんなことを仰られたのでした。
「ま、それはそれでいっか!」
ん…あまりにも気変わりが…なんてことは無責任にあんなことを言わせて頂いていたので思うわけもなく、ボクもボクでその殿のお言葉に納得し、そんなこんなしてゴルフ場へと到着します。
すると、そちらの待合室で殿は所さんとご一緒だったのですが、所さんは軽く挨拶を済まされると、
「いや~昨日のはくだらなかったですねぇ~」
と、先ほども車中で話題にあがっていた前日の「まる見えSP」のことを殿に仰られていたのですが、そこで殿は、
「昨日、オレそんなに喋ったのかなぁ?なんか喉が痛ぇんだよな」
と、なぜか、〝昨日のことは全く覚えていない〟というようなトーンでお話しになられ、さらには、なぜか少しばかり遠めにいたボクに向かってこんなことを仰られたのです。
「そうか、オレそんなに喋ってたんだなぁ。で、お前は見たの?」
〝ん…さっき…あれほど見たと…〟
という疑問はここでは一切断ち切ることにして、ボクは、
〝この日初めて言います!〟
というようなテンションでこんなことを叫ばせて頂いたのでした。
「は、はい!めちゃくちゃ面白かったです!」
すると、そんなボクの感想にすかさず所さんが、
「いや、面白いじゃなくて、そこはくだらないって言わないと~。うん、面白なんてもったいないよ」
とツッコミを入れてくださり、その所さんのツッコミのおかげでボクも疑問をスッパリと忘れることができ、その後もお二人の珠玉すぎる会話を遠めから眺めさせて頂いたのでした。
そして、いざ本番。
すると、この日はゴルフ対決ということで、ゴルフが上手い一般の方もゲストで出演されていたのですが、その中のお一人のご年配のお方が何やら殿にお話になられていたのです。
「たけしさん…あの○△北郷というのはご存知でしょうか?」
聞こえずらかったものの、そのお方から〝北郷〟というお名前が聞こえてきたのでボクも気になり近づいてみると、そこで殿も、
「北郷?弟子にはいるけど…」
と、半信半疑だったのかそんな感じでお返しになられていたのですが、そこでなんとそのお方はこんなことを仰られたのです。
「ボクの兄弟の再婚した相手がアル北郷君のお母さんでして」
すると、殿はそのビックリな事実に驚かれ、
「え、シメコさん?!」
と、初対面の方が聞いたら、?マークが浮かびまくっちゃうような質問され、さらには、そのお方が、
「あ、はい、シメコさんです」
とお答えになられると、殿は、そこで北郷さんが聞かれたらさぞ喜ばれるだろうと思われるこんなことをサラリと仰られたのです。
「あ~本当ですか。北郷は、今はボクの番組の作家やったり、本書いたりして頑張ってて、出世してますよ」
殿が、北郷さんの叔父に当たるお方だということで〝僕〟と言って接しているのにもシビれながらも、北郷さんへの殿の優しさや、殿と北郷さんの関係性なんかに、ビリビリにシビれてしまったのでした。
そして、そんなビックリな事実をお聞きしたりなんかした後、いざゴルフ対決。
で、それは宜しければ年始のBSジャパンで是非。
で、夕方前、収録も終わり、ボクも殿のお車に同車させて頂きながら帰京。
すると、その帰りの道中は殿はお眠りになられていたのですが、東京まであと少しという辺りで渋滞にハマっていると、後部座席からこんなお声が聞こえてきたのです。
「おい石塚、大丈夫か~?」
帰りの道が多少混んでいることを心配してくださったのか、殿がそんなお声をかけてくださったので石塚さんもすぐさま、
「は、はい!」
とお返事されていたのですが、、、なぜかそのあとの殿のお言葉が一瞬にして途切れてしまったのです。
「………スー…スー…」
〝ん…え…え、え、え!もしかして…寝言!?〟
そんな疑問が頭の中に文字となって浮かぶほどボクは混乱してしまったのですが、ボクも石塚さんも、
〝いや、でも、寝言でなかったら…〟
ということで、前のみを見つめ東京へと目指したのでした…。
ただ、寝言だったとしたら、殿はどんな夢を見ていたのでしょうか…。
で、夕方頃、到着し、殿をお見送りしてボクもそこで解散に。
で、近くのCoCo壱番屋でカレーをお腹いっぱい食べて、そこで車中に考えていたネタを書いたり元ネタの修正をしたり。
で、CoCo壱番屋をまるでカフェのように使わせて頂いた後は、近くの初めて行く銭湯へ。
すると、そこの銭湯は初めて行ったのですが、なんとミストサウナ無料!
ということで、なんだかテンションあがったりなんかして、サウナでサッパリした後、帰宅して、
『コバヤシケンドーのすべらない話』
を鑑賞したり、録画を視聴したりして寝たのでした。
では。