【11月23 日曜日】
11時頃、起床。
録画した番組を視聴。
で、その視聴した番組の中の「マツコ&有吉の怒り新党」のこの日の〝新・三大○○調査会〟の、
〝女子プロレスラー豊田真奈美の技キレキレ試合〟
に、なぜか気づけば涙ボロっボロ。
たぶん、その豊田さんの技のキレ具合が凄すぎたのと、果敢にも攻めていく豊田さんの姿勢にブルッブルに震えてしまったのでした。
で、他にも視聴したりして、15時過ぎ、この日は下北沢で行われる無料ライブ「プレップスライブ」に出演させて頂くため、自転車を漕ぎ漕ぎしながら、さらには、この日やるネタを口に出しながら下北沢へ。
すると、このライブは無料ライブのため、芸人は開演時間まで路上でチケ売りをすることになっているのですが、そこに、先週か、先々週に同じくこのプレップスライブに出ていた人がいらっしゃり、そのお方がそこでボクに声を掛けてこられたのです。
「どうも。あの、ボクのこと覚えていますか?」
うる覚えではあったものの、ライブを一緒に出演させて頂いたことはボクも覚えていたので、
「あ、この間のプレップスでご一緒になりましたよね?」
と軽くお返事をさせて頂いたのですが、そのお方は、なぜかボクのことを虚ろな瞳で見つめながら、
「ボク、コンビ別れちゃって、今、相方を探してるんですよね」
なんてことを仰られたのです。
〝ん…これは…ボクと組みたいということなのか…〟
一瞬にしてそんな不安に襲われるボクに、さらに、そのお方は追い打ちをかけるかのようにこんなことを仰られたのです。
「シェパードさんってたけしさんのお弟子さんですよね?ボク、たけしさんの大ファンなんですよ!」
〝これは…なんかマズイ空気に〟
なんて恐怖におののきボクはそこでどうしていいものかわからず、あからさまに困った態度のまま押し黙ってみたのです。
すると、そのお方は何を思われたのか、その気まずくなった沈黙を破るかのように、
「コマネチ!バカヤロ!コマネチ!コマネチ!」
と、なぜか急に殿のギャグを全力でボクに見せてこられ、
〝どうです?ボクがたけしさんのことを好きだってこと、わかりました?〟
というような表情で猛烈なアピールをしてこられたのです。
しかも、ボクがそのお方のそんな猛烈なアピールに困り果てていると、さらにボクに向かって元気よく、
「今日は!シェパードさんのネタを見学させて頂きたいと思います!」
なんてことまで仰られ、その無料ライブ「プレップスライブ」に来るとまで仰られたのです。
〝困った。ムチャクチャ困った!芸人になって初のお客さんからのアピールが芸人さんって…!〟
なんてボクが困っているのも気づかないのか、それとも、気づいていながらもアピールをされているのか、、、そのお方は本当にライブ会場に現れ、そして、ボクのネタの最中に、
「うわ…あの人だけ、やたらと笑ってる」
という、その日のボクのネタをそのお方だけが笑いに笑い、そのお方だけは、本当に本当にそのお方だけは満面の笑みを浮かべ、まるでボクに恋する乙女のような瞳でボクのネタを最後まで爆笑されていたのでした。
そして、ボクがあまりウケなかったことに落ち込みながら舞台袖にハケていくと、そのお方ら勢い良くボクの元へと現れ、
「シェパードさん、面白かったです!」
と仰られたのですが、なぜかはわかりませんが、なんだか人知れず泣きたくなったのでした。
で、その日は誰よりも先に帰ることにして、すぐさま、帰り道にあった〝やよい軒〟で一人反省会を。
「あそこは使えた、あそこはダメ、ここは違う感じでやればイケるかな」
なんて感じでネタを再確認していき、さらに、新しいネタなんかも書いたりなんかして、この日の屈辱を乗り越えて書きに書いたのでした。
で、帰宅して、録画した番組を視聴。
すると、「ごめんね青春」を見ていたら、『男女7人秋物語』の中で出てきたビールグラスが。
「わ!あのグラスだ!」
なんて興奮しながら、その良く出来た「ごめんね青春」の内容にも興奮しながら視聴を終了したのでした。
「しっかりと足の先を下にして飲んだうえで、違う理由で噴き出してしまう」
という演出をしていて、ボクは違う意味でなんだか萌えちゃったのでした。
そして、その後しんぺいさんからオススメして頂いた、
『ラブトライアングル』
を鑑賞。
亡くなってしまった弟の彼女に想いを寄せる兄とその彼氏を亡くしてしまった彼女との淡い恋愛模様の映画。
が、この兄と彼女はお互いの傷心に共鳴したのか意識し合うようになり、彼女の方から、
「少しの間、一人になってゆっくり考えたほうがいいわ」
なんて言って、弟を亡くしたことで立ち直れないでいる兄に傷心旅行を勧めるのですが、そこでちょっとしたハプニングが起こってしまい…という内容なのですが、、、なんだかそのハプニングに、
「あちゃ~」
なんて言いながら、自分の身に起こっているような気になりながら悶えちゃったのでした。
では。