【9月2日 火曜日】

15時頃、殿をお出迎え。

すると、殿は少しお疲れのご様子。

「疲れるんだよなあ…写真バンバン撮られてよ、全員が善意でやってる人だけだったらいいんだけどよ、悪意がある人だっているだろ?それがたまらねーんだよな」

ボクが殿の弟子になってから知ったことは、無断で写真を撮ったり、人が寝ている所をチャンスだとばかりに隠し撮りされたりする方があまりにも多いということなのです。

ただ、〝ビートたけし〟という超がつくほどの有名人が近くに居れば、殿のファンの方でない限りそのような行為を取ってしまうのもわからなくもないのです。

殿もそのことに対し、いつもこのように仰られてはいるのです。

「オレたちの商売で顔を指すのがイヤだなんてのは甚だおかしくてよ、街で〝あ、たけしだ!〟なんて言われているウチが本当は華なんだよな」

あと、さらに殿は芸人の根本をつき、こんなことも仰られるのです。

「もともとはテレビに出たくて仕方がなくて、最初はちょっと街で声なんか掛けられたら嬉しかったりしたワケだからよ、それを今さら文句を言うのはおかしいんだよ」

ただ、そのようなお考えの殿でもこの日はそうとう大変だったと見え、ドッと疲れたご様子でこの日はこんなことをボソリと仰られていたのでした。

「すげー写真撮られんだよなあ、だから、店とかに行っても緊張して落ち着かねえんだよ」

ただ、ボクはお店などで殿が一般の方にも普通に接してらっしゃるのをいつも見ていたからか、この殿のお言葉の持つ意味の奥深さに考えざるを得なかったのでした。

すると、少しすると話題が変わり、殿はボクにこんなことを聞いてこられたのです。

「なんかニュースはあったか?」

ただ、殿とお会いしていなかったのは2日ほどしかなく、あまりニュースと言えるニュースがなかったのでボクはそこでこんなことを言ってみたのです。

「先日のニュースキャスターで殿が盲導犬のニュースに対して仰られていたことが話題になっていまして、ネットでは〝その通りだ!〟〝よく言ってくれた!〟ってすごい反響を呼んでます」

すると、殿はそれを、

「ん?あぁ、そうか、うん、うん」

とお聞きくださっていたのですが、そのボクの話が終わると何かを考えるような間をあけてからこんなことを仰られたのです。

「そうか。じゃあ、あれだな、うちのシェパードにも愛護してもらわねーとな!月々5万円の寄付をお願いしに周るか」

そして、そんなあまりにも急に出たトンデモないお言葉にボクがアワアワとしていると、殿はそこでボクが今、殿にお勧めして頂いて住んでいる場所のこと (ちょっと変わったオモシロ荘) を思い出されたのか、こんなことを仰られていたのでした。

「でもよ、盲導犬のことはそんな風に言ってたのに、自分とこのシェパードにはあんなヒデー所で住ませてるって、ホント、ヒドイい奴だなオレは!そんなこと言えた柄じゃねーな!」

後部座席で楽しそうに笑われる殿のお声だけがボクの耳に入り、ボクは殿に悟られないように心の奥底でこんなことをつぶやいたのでした。

「そ、その通りです!よ、よくぞ言ってくれました!」」

ただ、そのボクのつぶやきは心の中でもそれ以上の反響を呼ぶことはなく、その殿のお話を腹を抱えて笑う自分が居たのでした。

だって、実のところどちらかと言うと、

「いえ、殿!もっとボクを面白がってください!!」

という思いの方が断然強いので、もっと面白おかしくイジってくださる方がボクはいいのでした。

そして、そんな楽しいお見送りをしたあと、ボクもそこで解散ということに。

で、帰路、コンビニで「週間ポスト」の殿の連載を立ち読み。

って、師匠の連載ぐらい買って読めよ!という感じなのですが、お金がないので許してください。

すると、この時期みんながみんな、やりまくって話題となっていた〝アイスバケツチャレンジ〟について、そこで殿がこんなむちゃくちゃなことを仰られていたのです。

「アイスバケツチャレンジでワイワイやっちゃってるのは、ズラ被るより恥ずかしいことなんだよ」

もう、この揶揄が本当に最高で、ボクはコンビニの中だということも忘れて思わず笑ってしまいそうになったのでした。

そして、そのあとブックオフで「道草/夏目漱石」を買ってから銭湯へ。

で、銭湯のサウナでサッパリしてから、エクシオールカフェでブログを書いて、「道草」を読むことに。

「道草/夏目漱石」
夏目漱石の作家になる直前の自伝的作品らしいのですが、実はボク、夏目漱石の作品は、

「坊ちゃん」
「こころ」
「坑夫」

しか読んだことがないのです。

ということは、、、「吾輩は猫である」を読まずにこの「道草」を読むというのは、、、

「失敗!!」

、、、と思ったらそうでもなく、すんなり読み進めていけたのです。

この作品には夏目漱石の親類が沢山出てくるのですが、その親類たちが次々に夏目漱石を苦しめていくのです。

しかも、それに夏目漱石は文句を言えずに応えてやりながらも、妻には、

「わかってる、もう応えるつもりはない」

なんて言いながらずーっと応えちゃうっていうシーンがあったりするのですが、それは小説ではないものの小説っぽい語り口で笑えたり出来たのでした。

で、22時頃、TSUTAYAでずっと観よう観ようと思っていたまま観れていなかった、

『ウォーキング・デッド』

photo:01



を1~3巻まで借りてきて、帰宅してすぐ鑑賞です。

『ウォーキングデッド』1話2話。

中国人のグレンという奴が、やたらとなんでもやらされるのが笑えるのです。

しかも、中国人と思ってたら、

「韓国人だよ!」

って、東洋人あるあるが出てきたりで、たぶん、

「日本人だよ!」

って言っても通用するんだろうな、これ、なんて思って笑ってしまいました。

あと、結構大事なオトリ作戦でも、

〝そこは主人公の保安官がオトリの方がいいんじゃない?〟

なんてような所でもグレンがキッチリとオトリをやりきって、主人公の保安官は対したことない仕事しかしてなかったりしたのはさすがに笑いました。

もう、

「グレンが主役でよくない?」

って思いそうになりましたもん。

ただ、そんなこんなして、そこからも3話4話と立て続けに観ていたら朝方になってしまっていたので、

「めちゃくちゃ面白い!けど、寝る!」

なんて興奮気味になりながら寝たのでした。

ちなみに、この『ウォーキング・デッド』というドラマ、ゾンビが出てくるのにゾンビモノっていう縛りでは縛れないほど、

〝窮地に陥った時、人はどうするか?〟

という、人間の奥底にあるものをひきづり出されるような感覚になるドラマでして、めちゃくちゃ面白いのと同じくらいめちゃくちゃ怖かったりもするのです。

ただ、そんな中にも、元の世の中ではギャングだったグループが実は…というしっかりと感動させてくれるシーンなんてのもあって、しっかりとドラマとしても観れたり。

あと、そのギャングのリーダーに主人公が、

「世界は変わった」

というシーンがあるのですが、そこでそのリーダーがまた響くことを言うんですよ。

「違うね、相変わらず弱肉強食さ」

要は、敵はゾンビだけでなく、人間も…ということなのですが、それがまたこの後の展開に繋がっていって、と、そんなわけでボクはここからハマりにハマっていくことになるのでした。

では。




【ライブ告知】

来て欲しいライブが御座います!
三周年なんです!!

『近藤商店 ‼︎三周年‼︎』
9/23(火)祝
開場:18:30 開演:19:00
前売:900円
会場:しもきた空間リバティ
出演:アッチャンズ、ジャンふじたに、かんし、ケチャップリン、真心タッチ、トリグミ、ザ・プレジデント、熊川シュウワ、シェパード太郎

‼︎ゲスト‼︎
マッハスピード豪速球
林健太郎

photo:02






ー コメントお返し ー

1 まさや さん

初めてなんです。
ブログ楽しく読んでます。
私の人生で初のたけし軍団の方のファンになりました。
しかもたけし軍団さんは初期メンバーぐらいしか知りませんでした。
たけしさんの近くで生きてられるのを羨ましく、嫉妬しながらいつも読んでます。

ーお返しー
コメントありがとうございます!
有難う御座います。
このまま、他の方々を知らないままボクのファンでいてください。
もし知ると、そっちのファンになっちゃいかねないので!笑
ありがとうございます。



2 先輩のお言葉、… さん

(;^_^A定食屋デートってのも、オツなもんじゃあないでしょうか?
まぁ・・・「松屋」とか「日高屋」ではなくて・・・女性をターゲットにしているらしい(?)「大戸屋」辺りだったらありでは?(定食屋にしてはちょっと高いがw)
ラーメン屋行くよりは私は定食屋の方が好きですけどね。
男の人と付き合うようになって、初めて入るお店とかってありますねぇ。
「銀のさら」事件は、驚きましたねぇ。。。怖いですねぇ。。。しかも雨の中お持ち帰りされたバイト君もたまったもんじゃあなかったですね。

ーお返しー
コメントありがとうございます!
大戸屋デートですか!それはイイ!本当にそれはイイ!
ってボク一回行ったら毎回そこですからね、気をつけないと。笑
そうなんですか!男の人としか行かないようなお店ってどんなとこだろう。
雨じゃなかったらそんなにも怖くはなかったんですけどね…めちゃくちゃ怖かったです!汗



3 タコスケ さん

究明
寿司を持たない寿司屋の宅配ってのは怖いですね。世田谷一家惨殺事件の犯人かもしれませんね。映像は録画してください。

ーお返しー
コメントありがとうございます!
たぶんお寿司はバイクに入れてたんでしょうけど、すごい怖かったです。
って、やめてくださいよ!笑
こんなこと言ってたら、また来そうじゃないですね。汗