【8月10日 日曜日】

この日は、「勝手にありがとう」というトークライブの前説をさせて頂くため、お昼前、新宿ネイキッドロフトへ。

そして、本番前までそちらの楽屋で、いつものように北郷さんユンボさん居島さん三平さんなどとワイワイとお喋りを。

すると、居島さんはこの日のプレゼンの内容の整理などをその楽屋でしてらっしゃったのですが、その行為に対し他の方々がこんな風にツッコまれたのです。

いや、家でやってこいよ!

すると、そこで居島さんは哀しげにこんなことを仰られたのです。

寂しいのよ、みんなと少しでも多く会っていたいのよ

そして、なぜかそのお言葉で先輩方は盛り上がりはじめ、真剣にこんなことを話しはじめられたのです。

じゃあ、芸人トキワ荘を作るか

それをどなたが仰られたかは定かではないのですが、そのお言葉に他の方々も、

いいね、作ろう作ろう

とワイワイと盛り上がり始め、夢の芸人トキワ荘に思い思いの理想を語り始められたのです。

ですが、その夢の芸人トキワ荘構想をお話しになられているのは、もうすでに40歳を越えられた方々なのです。

トキワ荘というのは、若手漫画家が夢を抱いて集まったアパートなのです。

すると、そのトキワ荘構想に熱く盛り上がられていたかと思うと、そこで先輩方のどなたかからこんなお言葉が飛び出したのです。

そのトキワ荘、絶対に全員売れねぇよなぁ

そのトンデモなくクールな一言が飛び出てからというもの、全員が全員、そこから下を向いてトキワ荘構想を一切口にすることはなかったのでした。

そして、ボクは前説をさせて頂いて、本番の「勝手にありがとう」を後ろの方で見学させて頂きます。

すると、その本番直前に北郷さんにこんなことを頼まれたのです。

写真撮ってくんない?アップと全体のを

なので、そんなことはお安い御用なのでボクは軽く受け入れさせて頂いたのですが、そこで北郷さんはなぜかこんなことを仰られたのです。

ん?なんでかって?しょうがねぇな~、みんなには秘密だぞ。その写真を彼女に送るんだよ

〝いや…なにも聞いておりませんが…〟という言葉がついつい出そうになってはしまいましたが、ボクは少しだけヒネって、一か八かこんなことをお聞きしてみたのです。

いや、ウソですよね?

すると、北郷さんはいかにも真剣だよ!ということがヒシヒシと伝わってくるかのような真剣な表情でこんなことを仰られたのでした。

ほんとだよ!そもそも、オレはこんなことをしている暇なんてないんだよ!彼女が待ってんだよ!

いや…〝彼女が待っていようがお仕事はお仕事ですので…〟なんてことを言おうものなら、北郷さんはきっと彼女へのお熱い想いをさらに何十倍もの量で語られるのではないか…と思い、ボクは大きくうなずいておいたのでした。

そして、今回の「勝手にありがとう」のみなさんのプレゼンはこんな感じでした。

アル北郷
「夏の読書週間~「鉱夫/夏目漱石」・「裏本/本橋信宏」・「映画小説集/村上龍」」

居島一平
「クリント・イーストウッド」

ユンボ安藤
「ゴリラーマン」

三平×2
「THE CRAZY SKB」

ちなみに、その内容とは別のことなのですが、居島さんがプレゼン中に話が脱線しまくられていたことに対し、三平さんがツッコまれた一言が絶妙で笑ってしまったのでした。

居島「で、この年に満州事変が起こりまして…」

三平「おい、さっきから注釈が大きすぎて本題に集中できないよ!」

そこに居たお客さんを含め全ての方が、その一言に納得の笑い声をあがていらっしゃったのでした。

そして、今回も「勝手にありがとう」は爆笑のまま終わりを告げ、そのまま打ち上げへ。

で、打ち上げにはレギュラーメンバーの先輩方と、そこにボクと銀座ポップさんとルサンチマンさんもお邪魔させて頂き、打ち上げを。

すると、そこでルサンチマンさんは先輩方にこんな風においしくイジられていたのです。

なぁ、そっちのハゲの方よ

ただ、実はルサンチマンさんというのは、お二人とも違う意味でのおハゲさんと言いますか、その、なんと言いますか、特殊な髪型をされていらっしゃるのです。

photo:01


※ルサンチマンさん

しかも、この写真で言う左の〝パジャマお兄さん〟は、なぜか無法松さんがつけられた〝濡れハゲ〟というアダ名が知れ渡ってしまい、そっちの名前の方がオフィス北野では有名になってしまったりしているので、この時の、

なぁ、そっちのハゲの方よ

というお言葉に少なからずの反応を見せられていたのです。

ですが、世間的に言えば、ハゲというのはあまりにもヒドイとは言え、ボウズ頭の右の〝よしおさん〟の方だとは思うのですが、そのお言葉にお二人は戸惑ってしまわれたのか、こんなことを先輩方に聞き返されたのです。

あの…どっちですかね…?

すると、そのお二人がお聞きしたことに対し、先輩方はこんな予想だにしないお言葉を吐き捨てられたのです。

どっちって、両方だよ!

〝じゃあ、なぜそっちのハゲの方と…〟なんてことはそこで話題になるわけもなく、そのままなぜか、

なあ、ハゲの方もそう思うだろ?

〝ハゲの方〟と呼ばれるたんびにお二人とも反応しながら、

今回のハゲはお前だって

ちげーよ、お前の方がハゲてるじゃねーかよ!

とモメながら〝ハゲの方〟を譲り合うルサンチマンさんだったのでした。

そして、そんな楽しい打ち上げは夕方頃に終わり、そのあとボクはユンボさんにお誘いを頂き、ハリウッドザコシショウさんの単独ライブを見学させて頂くことに。

すると、珍しくこの日はお酒を飲まれていなかったユンボさんは、その単独ライブの会場までボクをバイクに乗せて行ってくださったのです。

が、そこで突然の大雨に襲われてしまったのです。

ですが、ユンボさんは慣れていらっしゃるのか、

大丈夫、大丈夫、乗れよ

とカッコ良くバイクに跨られ、どこから出されたのかカッチョいいサングラスまでかけながらボクを誘導してくださったのです。

photo:02


※降りた時に激写

ですが、そこでユンボさんはそのサングラスをボクが少しバカにしているように思われたのか、急にこんなことを仰られたのです。

いつもかけてるワケじゃねーからな、23区内では滅多にかけねーんだから

そして、そんなことを恥ずかしそうに仰られながら、〝このサングラスをかけたのは突然の大雨のためだからな〟ということを念には念を押されながら、そのカッチョいいサングラス姿のまま中野まで送ってくださったのでした。

そして、電車で行かれていたルサンチマンのよしおさんと三人でハリウッドザコシショウさんの単独ライブを鑑賞させて頂きます。

そして、その単独ライブの刺激をたっぷり受けすぎたボクらは、そのあと、その会場の前辺りで終電前まで語り明かしたのでした。

そこで、よしおさんがユンボさんの電話番号をお聞きになられていたのですが、ユンボさんは、

090…○△□…

と番号をすべて言い終わるや否や、こんなことを仰られ、またまたよしおさんを困らせていらっしゃったのでした。

それ、オレの母ちゃんの番号だからよ、頼むな

〝何を頼まれるのだろうか…〟なんてことが気になったものの、ボクはそれは聞かずによしおさんに、

よかったですね、番号交換できて

と、ささやかな言葉をかけさせて頂いたのでした。

では。






ー コメントお返し ー

シェパードさんは、密かに(殿と北郷さん)との会話のような雰囲気になれるのを目標にしていらっしゃるのかもしれませんね・・・お気持ち、わかりますわー!(=´、`=)ゞ
次回の北野映画を観に行く時は、殿のご指定通りにさせて頂きたいと思っております。σ(^_^;)
そして「みんな~やってるか」を思い出しましたです。。。(訳:戸田奈津子)

ーお返しー
コメントありがとうございます!!
いやー、ほんと憧れの関係ですね~。
いやいや、ダメです、喪服は目立ちすぎます!笑
あの翻訳ネタはすごいですよね、映画であそこまでイジるか!という。笑