【8月9日 土曜日】
12時起床。
雨がチラホラ降っていたので、ランニングはその雨のせいにしてやめることにして、録画した番組を視聴しまくることに。
で、この日は夕方頃から殿の付き人へ。
すると、この日の楽屋に北郷さんがいらっしゃったのですが、そこで殿は北郷さんにこんなことを仰られたのです。
「どうだ調子は?」
これは、北郷さんが出された「たけし金言集」の売れ行きの調子や、〝その本を出してからの調子はどうだ?〟というようなことを殿は北郷さんにお聞きになられたのですが、そこで北郷さんはこんなことを仰られたのです。
「初めて自分のお金でカウンターのお寿司屋さんに行ってきたんですが、値段がわからないんですごい緊張しちゃうんですよね。ビビって安そうなモノばかり頼んだんですが、それなりに値段がいくものなんですねぇ」
そして、そこでお鮨をホウバリながら、北郷さんは〝もしかしたら知ってるかも〟ということで、殿に連れて行って頂いた超高級なお寿司屋さんの名前をそちらの大将に言ってみたそうなのです。
すると、そのお寿司屋さんの大将はその北郷さんが発せられたそのお店の名前に一瞬にして瞳をキラキラとさせ、そのお店に行ったことがある北郷さんに羨望の目を向けてこられたそうなのです。
すると、そこで殿はこんなことを仰られたのです。
「その大将、コイツ何の仕事してんだよ、って思ってただろうなあ」
すると、そのお言葉に近くにいた全員で大きくうなずいていると、そこで北郷さんはこんなことを真剣な表情で仰られたのです。
「はい、ボクもそれを察しまして、一応、小説家って言っておきました」
そこに居た全員と、殿もめずらしく大きなお声でこんなことを揃いに揃って北郷さんにツッコまれていたのでした。
「嘘つけ!なにが小説家だよ!この大嘘つき!」
そして、北郷さんはそんなツッコミなど気にすることなく、さらにこんなことを殿にお伝えになられていたのでした。
「二回目は、ボクの本性を明かして、〝たけしさんのサインをあげる〟って言ってタダにしようと思っております」
すると、その北郷さんのお言葉に殿はすかさずこんなことを仰られたのでした。
「そのうち、お前が色んなもんあげすぎて楽屋にまで来たりしてな、〝ここで握ります〟ってよ」
楽屋はドッと笑いの渦に包まれ、殿は打ち合わせを済まされ本番へと向かわれたのでした。
すると、この日結婚のご報告をしに来られていた方がいたのですが、そのお方に殿はこんなことをニヤニヤとされながら仰られていたのです。
「あれだろ、家じゃお前エバってんだろ?俺の方がレベルが上だって言って」
〝お前よりレベルが上〟という殿の不可思議さがありつつ絶妙な例えに、ボクはそのお方に失礼だとは思いながらも笑いに笑ってしまったのでした。
そして、本番も終わり来週分の打ち合わせを。
すると、そこで殿は〝北野映画次回作〟の裏話を (ポストなどでは書いてはいましたが) 面白おかしくこんな風に仰られていたのです。
「次の映画がおじいちゃんばっかりだからよ、公開の時にみんなが生きてるかが心配だよ」
そして、こんなトンデモないことを口切りに、殿は〝もしお亡くなりになられてしまったら…〟と縁起でもないことを想定されながらこんなことを仰られていたのでした。
「万が一、亡くなっちゃったらよ、その人が出てくる度に〝故〟って字幕をつけたり〝これは何年の何月に撮られたものです〟っていうテロップをしつこく出そうかな」
そんな映画は観たことが…なんて思うボクをよそに、殿はさらにこんなトンデモない構想を熱く語られていたのでした。
「あと、半券に塩をつけておこうか、喪服の客がいたりしてよ、公開初日は〝お通夜気分で来てください〟って告知いれたりしてよ」
ただ、当たり前ですが殿はそのことを冗談で仰られていたのですが、ほんの少しだけではあるものの、ボクは〝殿ならば、本当にされるのではないか…〟と少しだけ不安になったりしたのでした。
そして、そんな爆笑の打ち合わせはいつも通り終わり、ボクはこの日もアタルさん北郷さんと同じタクシーに同車させて頂き、帰宅します。
すると、そのタクシーはボクが一番最後に降りるのですが、お二人が降りられた辺りでボクはそのタクシーに流れる変な音に気づいたのです。
その音は、間違いなくそのタクシーから流れていたのですが、その流れる音がどうもおかしいのです。
あまりにも気になるのでよーく聴いてみたのですが、なんとそのタクシーからは官能小説が流れていたのです。
「逢い引きをした二人は…周りの目も気にせず抱きつき…唇と唇を重ね合わせる…アーン…アーン…」
その流れてくる内容はどう考えてもおかしく、それまで気づかなかったことが不思議なぐらい違和感たっぷりな声がタクシー中に響いているのです。
「アーン…アーン…」
しかも、困ったことになぜかそのタクシーの運転手さんは、それをなんともないというような表情で流しているのです。
「もっと…もっと~…」
そして、さらにボクを驚ろかせたのは、なんとその聞こえてくる声の主はお婆さんだということなのです。
「そこ~~!」
そんな、ボクの短い人生経験では聞いたことのないようなお婆さんの喘ぎ声を聴きながら、ボクは初めて味わうモヤモヤ感の中、帰宅したのでした。
「あれは…もしかして夢だったのだろうか…」
帰宅したあと、いや、今でも信じられないような経験なのですが、皆様もそんな経験は御座いますでしょうか…?
皆様の経験を聴けるのを楽しみにしつつ、では…。
ー コメントお返し ー
1 うーむ、どうしてもコメントが消える。。。 さん
殿と北郷さんとの会話はナカナカ笑わせてくれましたね。
今回の北郷さんの恋?が順調の証ですかね。
(^O^)
そして天然のおばちゃんのご発言は、どうも「とりあえず言ってみた」系だと思うので、シェパードさんが微かに期待されてても叶わないのかも??(゚ー゚;
ーお返しー
すみません、なぜか消えちゃうんですよね…すみません!
北郷さんが的確に殿にボケられているのを見ると、羨ましくてたまりませんねー!
やはり…やはり…やはり、そうだったのですねーー!!笑 くーーーーー!
コメントありがとうございました!!
2 りんりん さん
はじめまして。
天然て例えちゃうシェパードさんは、お優しいですね。私的には、ただただ迷惑な自己中なおばちゃんとしか… そんな私も、そうならないように気をつけないとですが^^;
ーお返しー
コメントありがとうございますー!!
いえいえ、ただあんなことを書いていたくせに少しぐらいは天然な女性の方が好きだったりもするんですよね。汗
でも、度が過ぎると…ですが。
たぶんですが、そのようなことがわらっていらっしゃるので、天然様になることはないと思いますー!