【8月2日 土曜日】

この日は、赤坂サカスにて、

「オフィス北野 presents 北野新大陸(仮)2014 ~KITANO細胞はありまぁす~」

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という少しだけ古いような違和感があるようなナイスなタイトルのオフィス北野主催イベントに出演させて頂きました。

で、イベントは13時スタートで、ボクは13時過ぎからネタをさせて頂いたのですが、野外だというのに大量のお客さんがいらっしゃってくださり、温かく見守ってくださる中ネタを。

ちなみに、オカマのジュリーというキャラで登場し、色々な方に相談をした結果、〝チクビ占い〟というネタをさせて頂きました。

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※赤い帽子を被っているのがボクです。

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ただ、ボクのネタを見たお子様には変なトラウマを与えてしまったかもしれせんが、自分的には納得のいくチクビ占いをすることが出来て満足なのでした。

すると、このネタコーナー終わり、楽屋に戻るとほたるゲンジの無法松さんがボクにこんなことを囁いてこられたのです。

「いやー、ウケたなー?」

一瞬、ボクのことを仰ってくださっているのかと勘違いをしてしまったのですが、無法松さんはボクが勘違いしているということに気づかれたのか、さらに付け加えてこんなことを仰られたのです。

「いやー、ウケた。うんうん、ウケてたねー今日もオレ」

そして、無法松さんはさらに、わざわざ近くに居たマネージャーさんに手招きをして、全員に聞こえるようなコソコソ話でマネージャーさんにこんなことを囁いていらっしゃったのでした。

「実はね………ウケたぁー」

〝わざわざ、そこまで自画自賛されなくてもウケていたのは誰もが知っているのに…〟

なんてことを思いながらも、ボクは無法松さんの、

〝ウケたー〟

というお言葉に、ヘタクソなツッコミを入れさせて頂いたりしながらもゲラゲラと笑わせて頂いたのでした。

そして、この日の大目玉コーナー、

〝玉袋筋太郎&ライムスター宇多丸の『たまうた大放談』〟

を舞台の端から観覧させて頂くことに。

すると、なんと玉袋さんと宇多丸さんはビール片手に登場され、初っ端からテレビでは絶対に放送できないようなことを連発されます。

お、あそこにブロンクスのホームレスがいるぞ

こんなの舞台でもダメなような気はするのですが、会場や言われたであろう人でさえも爆笑されていて、一気に会場は爆笑の渦に。

すると、玉袋さんが宇多丸さんのことを、

「なんてったってすごいのはこの人ですよ!ロックインフェスティバルを蹴って今日は来てくれたんですから!」

とギャグ混じりに宇多丸さんをご紹介すると、宇多丸さんはそこでこんなトンデモないおもしろ発言を。

「いや、そっちにも出るんですけどね、こんな無料の客なんか!産まれてきたことを後悔させてやりますよ!」

そして、なぜかそのお言葉に言われているはずのお客さんが拍手をするという異様な盛り上がりを見せ、〝たまうた大放談〟がスタート。

そして、2014年に起きた事件や芸能などの一覧が画面に映し出され、それをお二人がなぞっていくというカタチで始まったのですが、その一覧が出るや否や玉袋さんはこんなことを仰られたのです。

「まずはこれを見てくださいよ!何がすごいって今年の一番のニュースは、〝田代まさし出所〟ですよ!」

〝始まるや否や、そこからイジられるのか!〟

なんて驚愕する自分をよそに、玉袋さんはそこから爆笑ネタからトンデモないお話など矢継ぎ早にお話になられ、またまた会場は大盛り上がりに。

さらに、そのお話があまりにもトンデモない場合は、その状況をすかさず宇多丸さんが判断され、

「みなさん、ドントツイートで!ドントツイートでお願いしますよ!」

と割って入られたりしてまた笑いを生み、会場は暑さなど吹っ飛ぶほどの爆笑の渦に包まれていたのでした。

そして、玉袋さんはこの日、地方から東京へお帰りになったそうなのですが、その新幹線の中で起きたこんなエピソードもお話になられていて、ボクはそのお話が一番好きでゲラゲラと笑ってしまったのでした。

「今日、新幹線に乗って東京に帰って来たんだけどね、なんか〝値段が高い〟って言って揉めてる奴が居たんだよ」

「で、めんどくせーなーなんて思って見てたんだけど、よく見たらソイツが〝大仁田厚〟だったんだよ、で、大仁田厚、怒りに怒っててさ、〝ファイヤー!〟って言ってたよ」

〝ファイヤー!〟なんて言っているはずはなく、ボクは〝ウソだ!〟なんて思ったりもしながら、その玉袋さんの言葉選びのセンスに惚れ惚れとしながらゲラゲラと笑わせて頂いたのでした。

そして、コーナー時間の1時間はあっという間に終わってしまい、お二人は爆笑をかっさらわれたまま颯爽と舞台を後にされたのでした。

そして、そのあとネタコーナーがあって、お次は北郷さんの持ち込み企画、

『まだまだある!本には書けなかった本当の“たけし金言集”』

にボクも出演させて頂き、司会は元ジョーダンズ山崎さんと北郷さんに、弟子代表としてお宮の松さん近藤夢さん鳩山来留夫さんとボクという布陣で殿の金言を。

で、北郷さんは単行本には書かれていない金言をドンドンと出され、

〝この人は殿の金言をどれほど持ってらっしゃるんだ!〟

とボクは共演しているにも関わらず驚愕してしまい、北郷さんの金言を聞いてゲラゲラと笑って楽しんでしまったのでした。

そして、19時頃、イベントは無事終わりエンディングに。

すると、そのエンディングで聞き覚えのある人のお声が鳴り響いたのです。

ちょっと待てよーーーーーー!!おい、オレなしで終われるのかよ!!

もうお分かりの方もいらっしゃるとは思いますが、なんとそこに海パン姿の三又さんが現れたのです。

実は、去年の赤坂サカスのイベントでも、三又さんはエンディングで現れ博士と博士のお子さんたちと〝三又ダンス〟を踊られていたのですが、今年もその去年の楽しかった思い出を再燃させるためなのか意気揚々とご登場されたのです。

ですが、今年は博士もおらず、さらには、さきほどまで出演されていた玉袋さんももうすでに帰ってしまっていて、三又さんと一緒に三又ダンスを踊れるような人はもういないのです。

すると、三又さんはそのことにいち早く気づかれたのか、なんと、そのエンディングに出ていた若手を見回しながらこんなことを仰られたのです。

よし、お前らも脱げー!!

完全に三又さんは標的を定めたような目をされていて、

お前らも道ズレだ!

的な不敵な笑顔さえ浮かべていらっしゃるのです。

ですが、芸人というのは怖いもので、〝脱げ!〟と言われると脱ぎたくなるイキモノなのか、気がつくと全員が全員パンツ一丁にすぐさまなっていたのです。

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ちなみに、ボクら若手が脱いでいる最中、三又さんは最近筋トレをされているらしく、その筋肉自慢をされたり、デカデカと映し出されたご自身の画面を見ながら、

お、けっこう筋肉ついたな

とご自身の筋肉を確認されていたのですが、そこがボクには一番おもしろかったような気がしました。

そして、そんなこんなして若手一同が全員パンツ一丁になり終えると、三又さんの有無を言わせない物言いにより、この大人数でなんと〝三又ダンス〟を踊ることになったのです。

が、やらせて頂いて思ったのですが、見せられている方はどうかはわかりませんが、これが意外と踊っている方は気持ちがいいのです。

ミマタ~ミマタ~ミマミマタ~

と三又さんのお名前を叫んでいるのでボクらは一切関係はないはずなのですが、なぜか変な一体感まで生まれたりして、最後のキメのポーズでは全員でお客さんのココロを撃ち抜いているような感覚に陥り、なんだかんだで気持ち良く踊り切り圧巻の終わりを告げることが出来たりしたのでした。

そして、そんな〝オフィス北野らしい〟エンディングでイベントは幕を閉じ、ボクの早い夏も終わりを告げたのでした。

来年も、なんとか出演させて頂けるよう頑張りますので、宜しければ今年来れなかった方や来てくださった方も、ゼヒ来年もお越しくださいませ。

そして、イベント終わり、北郷さんのサイン入り単行本の発売のお手伝いをしたりして、マネージャーさんとお話ししたり。

すると、そこで北郷さんはマネージャーさんにこの日の写真をご自身にメールに送って欲しいと仰られていたのですが、なぜか北郷さんは誰も聞いてはいないのに、その写真の使い道をみんなに聞こえるようにつぶやき始められたのです。

あーあ、これを、彼女に、彼女にー!送んなきゃ!

ただ、北郷さんはマネージャーさんから先ほどの三又ダンスの写真を頂いているご様子だったので、

あれを彼女さんにお送りになられるのか…

と気にはなったものの、ボクはそのことについては深く言及することは出来なかったのでした。

そして、単行本の発売もひと段落ついたところで、ボクは北郷さんにお誘い頂き、居島さんとお宮さんとで打ち上げに連れて行って頂きます。

すると、その打ち上げにてお宮さんが大爆発されたのです。

なぜか、急に居島さんのことを〝おりしー〟とあだ名で呼んでみたり、ご自身のトンデモなく幅広い交流で仕入れてこられた面白エピソードなどをお話になられたりと、その場をやたらと盛り上げてくださったのです。

しかも、そのお宮さんの大爆発に後輩である北郷さんが、

おいおい、今日は珍しくウケてんな!

とキツめな揶揄をされても、この日のお宮さんは絶好調に、

そうなんです、先生、今日は話したいことが山ほどありまして

となぜか北郷さんを〝先生〟呼ばわりされて、落語によく出てくる太鼓持ちキャラのような話し方で北郷さんに接しられたりされていたのです。

ですが、そのあまりにも調子が良すぎるお宮さんに、いくら後輩とは言え芸人である北郷さんはあまりいい気がしなかったのか、そこでこんなことを仰られたのです。

でもお宮さん、今日は割り勘だからね

すると、先ほどまで上機嫌にお話になられていたお宮さんは、急に笑いをこらえて怒気をむき出したような表情になられこんなことを仰られたのです。

なんだとコノヤロー!さっきから聞いてりゃ俺は先輩なんだぞ!敬語を使え、敬語を!

ですが、北郷さんはさらに追い打ちをかけるかのようにこんなことをお宮さんに言い放たれたのでした。

でも、そんなこと言っても割り勘じゃないっすか

その北郷さんの痛恨の一言に、お宮さんはうめき声をあげられながらも、すぐさま先ほどのような太鼓持ちキャラのような話し方に戻りこんなことを仰られたのでした。

そんなこと言わないでくださいよ、センセ~

そして、そんな楽しい宴は22時頃に解散になったのでした。

では最後に、その打ち上げで北郷さんとさせて頂いたやりとりで今日は終わりにさせて頂きたいと思います。

ねえシェパードくん、ボクは恋をしているからピンサロに行ったこととかを君のブログでもう書かないでくれるかな?

いきなり北郷さんにそんなことを言われビックリしたのですが、ボクは北郷さんに言われた通りのことをやっているのだと自負し、こんなことを言ってみたのです。

「北郷さんがなんでも書けって言ってくださったんじゃないですか」

すると、北郷さんはボクを諭すかのような遠い目をされながらこんなことを仰られたのです。

シェパードくん、ボクは恋をしているんだよ

ですが、ボクはそこでも引かないでおこうと決め込み、

「でも、それも書けって仰られていましたよね?」

とつけ込むような一言を言わせて頂くと、北郷さんはそんなボクを哀れむような目で見やりながらこんなことを仰られたのでした。

シェパードくん、恋は人を変えるんだよ

聞き慣れた名台詞ではありますが、ボクのここ何ヶ月間の中では、人から聞いた一番の名言が北郷さんから飛び出たのでした。

では。




ーコメントお返しー

すみません、また消えてしまっているかもです…。
すみません!!