【7月5日 土曜日】

小雨の降る中、昨日、世田谷ベースで頂いてきたナニカを持ちながら付き人へ。

そのナニカはダンボールに入っていたのですが、これまたそのダンボールが結構な大きさだったのです。

〝なに入ってんだこれ〟

なんてボクは見てはいけないとは思いつつもあまりにも気になってしまい、そのダンボールの中を覗いてみたのです。

すると、そこにはホッピーの絵がプリントされたカバンなどが沢山入っていたのですが、ゴソゴソと下の方まで見てみると、なんと、またもや〝カツラの人の写真がプリントされたTシャツ〟まで申し訳なさそうに入っていたのです。

なので、そんなモノをおおっぴらに広げていたらナニが起きるかわからないので、ボクはそっとダンボールに戻し、楽屋の片隅に置いて殿をお待ちします。

すると、殿が楽屋に入られてからボクはそのダンボールを殿にお渡しさせて頂いたのですが、そのダンボールの中身をガサゴソと確認されるなり殿はこんなをつぶやかれたのです。

こりゃ、スゲーな

まるで、宝物を見つけた時のようなキラキラとした瞳をダンボールの中に向け、そのもう見慣れているはずの〝カツラTシャツ〟を広げて大喜びされる殿だったのでした。

さらには、

これだよ、これ

なんて、麻薬を味見するマフィアのような表情にも見えてしまい、殿には〝カツラ〟=〝麻薬〟なのか、なんて思ってしまったのでした。

そして、この日は「ビートたけしの知らないニュース」の収録を。

すると、この日出演される三又さんが殿にご挨拶にいらっしゃったのですが、そこで三又さんはこんなことを仰られたのです。

殿、今日は頑張りますよ

〝今日は…?〟というボクの疑問とはよそに、殿はそこでこんなことを仰られたのでした。

おい三又、もうスベってるな

その殿の一言で額に汗を垂らしながら、

殿、今日は喋りますよー!

と猛アピールする三又さんだったのでした。

そして、収録を。

その収録の中で、ケンドーコバヤシさんが〝青色がやたらと短すぎる信号〟というのでこんなことを仰られていたのですが、その一言がボクにはたまらなかったのです。

未確認情報ですが、まだ渡れてないおばあちゃんがいるそうです

こんなセンスのある発言をいつか言えるようになりたい…なんて思いながら、うなりにうなったのでした。

そして、この日は続けて夜はニュースキャスターの生放送も。

そして、ニュースキャスターの楽屋にて、殿はさきほど〝こりゃ、スゲーな〟と仰られていた〝ホッピーのカバン〟と〝カツラTシャツ〟をセットでアタルさんや北郷さんやスタッフさんなどにお配りになられます。

そして、配れるだけお配りになられたあと、本番前の打ち合わせを。

すると、その打ち合わせ終わり、急に殿はマネージャーさんを呼び止められたのです。

おい○○!

尋常ではない緊迫感が一気にその場に流れ、ボクやスタッフさんまで殿とマネージャーさんを恐る恐る見やっていたのです。

すると、そこで殿はこんなことを仰られたのです。

ホッピーのカバン渡したっけ?

吉本新喜劇ならば確実にズッコケる所だろうな、と思いながら、せめて心の中だけでもと思いっきりズッコケたのでした。

そして、この日も殿は北郷さんやスタッフさんと爆笑問題田中さんに毎週しているイタズラパネルを作ったり、テレビを見られたりしながら本番まで時間を潰されます。

すると、ちょうどその時とある番組で海外の若いバレーダンサーを特集していたのですが、殿はそれを見られるなりこんなことをボソッと仰られたのです。

この子もホモになっちゃうのかな

そんな決めつけを…

なんてボクが思うよりも先に、それをお聞きした北郷さんは、

ほんとそうですよねぇ、どこから目覚めるんですかねぇ?

と、殿のバレーダンサーはホモ説というトンデモない決めつけに乗っかられ、どんどんと〝これがタイミングかもしれない〟というような状況を出していかれるのです。

タイツを履いたときですかね?それか、演技中に触れ合った時からですかね?それとも、伝統ですかね?

と、最終的には殿と北郷さんは一致団結し、バレーダンサーはホモ説というトンデモない説で大盛り上がりされていたのでした。

そして、それ以外の会話はといえば、兵庫県議会議員の〝野々村さん〟の話題で持ちきりに。

photo:01


野々村さん

すると、殿はパネルが捨ててある所で〝野々村さん〟の泣いている写真を見つけられるなり、

この写真を拡大とかして、予備で使いまわしたいから置いておこう

と仰られ、なぜかこんな一言を残してスタッフさんにその大きなパネルを隠しておいてくれとお願いされていたのでした。

将来のことを考えてね

〝こういう時に使うお言葉なのだろうか…〟

なんて疑問はありつつも、殿はスタッフさんに真剣に、

失くさないでね

と仰られていたので、殿にとってはこういう時に使われるお言葉なのだと確信したのでした。

そして、放送後の打ち合わせでも殿は〝野々村さん〟に対してこんなことを仰られていたのでした。

あの芸風が気に入った、よし、オレの事務所に入れるか!

そして、殿は、、、

泣きの野々村

という、なんちゅーお名前!というような芸名を〝野々村さん〟につけていたのでした。

さらに、〝泣きの野々村〟から、例の日帰り出張に行っていた場所はヒマワリが名産だということに由来して、

〝ヒマワリ男 → ゴッホ → 泣くゴッホ〟

と、居ない所でトンデモない芸名を一日でこんなにもつけられる〝野々村さん〟だったのでした。

それと、殿はあの記者会見の注目度がすごいということでこんなことも。

でも、あんだけテレビに出て騒がれてんだから、それだけでゴマかした金返せんじゃねーかな?

そんなことを仰られたあと、殿はその記者会見があまりにも笑ったということで、

あの記者会見のディレクターズカット版をTSUTAYAに売りに行こうか?

なんて楽しげに仰られていたのでした。

そして、打ち合わせを終えて殿は帰られ、ボクらも少し後に帰ったのでした。

すると、その日ボクは北郷さんとアタルさんと同じタクシーに乗って帰っていたのですが、そのタクシーでなぜかクラッシックがかかっていたのです。

ん?なんか鳴ってねーか?

なんて北郷さんがそのクラッシック音楽に気づかれると、タクシーの運転手さんはすぐさまそのかかっていたクラッシックをお消しになられたのです。

すると、消させてしまったことに気を遣われたのか、北郷さんはそこでこんなことを仰られたのです。

クラシックかぁ、まあ、いつもは聞くんですけどね

すぐさま、隣りに座っていたアタルさんが、

ウソつけ!クラッシックなんて聴いたことねーだろ!

とツッコまれると、北郷さんは飄々とした表情でこんなことを仰られていたのでした。

ドイツが長かったからなあ

そこで、日本中にある全ての、

ウソつけ!

という言葉がアタルさんに乗り移ったのかというほど、そのタクシーの中でアタルさんの〝ウソつけ!〟は鳴り響いていたのでした。

では。





ー コメントお返し ー

1 にまにま☆ さん

たま~に、そのような(雰囲気の悪そうな)番組を見てしまう事ってありますね。
例えばお笑いの番組でも、冗談言ってるのを「・・・コレ、マジに取ってないか?」と視聴者であるこちらの方がハラハラしてしまう事があります。
そして、番組全体の雰囲気が良い方向で終われば良いのですが、そのまま終わってしまうと、こちらも気分が悪くなってしまう。。。(x_x;)
難しいものですねぇ・・・

ーお返しー
でも、そんな番組を下世話にも楽しんでしまっているボクがいたりもするんですけどね。笑
コメント有難う御座います!!