【5月4日 日曜日】

「ゴッドタン~マジ歌中野サンプラザライブ」
「ブラマヨのアツアツ~森三中」

などを見てお昼前、付き人へ。
今日も殿の映画の付き人。

すると、殿のマネージャーさんからとんでもない吉報が。

「今回の映画に、キャスティングのYさんがシェパードを入れてくれたらしいよ」

な、な、なんと!!

わたくしシェパード太郎が、キャスティングの方の大変有難すぎる計らいにより殿の映画の役を頂けたと、、、。

すると、殿のマネージャーさんは続けざまにこんなことも仰られたのです。

「Yさんにね、今回のお礼をしたあと、〝役作りはどの程度すれば宜しいでしょうか?〟って聞いてみてくれない?」

なので、ボクは早速Yさんにお礼とその質問をぶつけにYさんの元へと向かったのです。

「あの…今回はありがとうございました!!あの、えーと、あの…今回の役なのですが、ボクはどのような役作りをすれば宜しいでしょうか…?」

すると、Yさんは困ったような表情でこんなことを仰られたのです。

「え、大丈夫大丈夫!役っていってもちょっとだけだからね、そんなに考えなくてもいいよ」

ボクは少しだけ拍子抜けしつつそのお言葉をお伝えしに殿のマネージャーさんの元へ戻ったのですが、殿のマネージャーはそのボクの報告を聴くと、さらにこんなことを仰られたのです。

「くーそうきた。じゃあね、〝演技を習いに行こうと思っているのですが、大人計画と劇団四季、どちらがいいでしょうか?〟って聞いてみようか」

なので、ボクはまたまたYさんの元へと向かったのです。

「あの…再三すみません。先ほど聞きそびれてしまったのですが、今回の役にあたりまして演技を習いに行こうと思っているのですが、大人計画や劇団四季ならどちらが宜しいでしょうか?」

すると、Yさんはこのボクの発言を殿のマネージャーが裏で操っているということに勘付かれたのか、すかさずこんなことを仰られたのです。

「じゃあ、蜷川さんのところから行ってもらおうか」

「え!?」

自分でもビックリするぐらいの大声で叫んでしまい、ボクはYさんのそのお言葉に何も答えることができなかったのです。

すると、遠くの方では殿のマネージャーさんが必死で笑いを堪えながらボクを見守ってくださるのです。

「に、に、蜷川さんですか…」

なんとかふり絞って出してみたものの、そのあとの言葉が出てこないのです。

すると、Yさんはそんなボクにトドメを刺すかのようにこんなことを仰られたのです。

「うん、じゃあ蜷川さんのところを紹介してあげるよ」

「う、う、うーーー」

とワケのわからないうめき声を発しながら、ボクは殿のマネージャーさんの元へと逃げ帰ったのでした。

これがもし、何かの演技の試験だったりすれば、確実に失格なのは間違いなさそうなのでした。

そして、撮影は夕方前に終わり、ボクは生意気にも衣装合わせを。

すると、その衣装部屋に入る前にまたしても殿のマネージャーさんが小声でこんなことを仰られたのです。

「よし、部屋に入って、シェパード太郎です、って言ったあと吠えてみようか」

なので、ボクはそのお言葉に全幅の信頼を置いて衣装部屋へと挑んだのです。

「失礼します…シェパード太郎です。よ、宜しくお願い致します、ワォーーーーン」

すると、それまで真剣な表情で衣装を合わせられていた衣装さんの表情がふとほころび、一気に爆笑が巻き起こったのです。

正直、平場であんなにウケたのは初めてかもしれません。

って、どんだけウケていないんだよ、ボクは。

そして、ボクはその喜びをなんとか抑えながら衣装を合わして頂き、喜び勇んで衣装部屋を後にしたのでした。

なんだか、そのまま外へ出るといつもより空の色が違って見えた。

って、そんなことはありませんが、ボクは喜び勇んで殿のマネージャーさんにご報告したのでした。

そして、帰路、渋谷まで足を運び釣り用のクロックスサンダルを購入し、帰宅。

すると、ちょうど「ワンダフルライフ」という番組がやっていて、そのゲストがキャスターの大塚さんの復帰を特集していて、うるっとしてしまう。

で、録画していた番組などを視聴したあと、こちらを。

『12人の優しい日本人/中原俊』

photo:01



ある裁判を陪審員が審理する会議室。

この映画に出てくるのはその会議室のみ。

元々、三谷幸喜さんが舞台で演ったものを映画にしたもので、その一つの場所だけで映画を撮ってしまうのがすごいのです。

すべてが会話劇で、12人の陪審員が様々な葛藤を繰り広げるのですが、よく言えば日本人らしさ、悪く言えば優柔不断、というような良くも悪くも日本人の性格がうまく絡み合い審理は長引いていくのです。

最初は有罪だと言っていた人が途中から人の意見を聞いて無罪に変えたり、また違う人の意見を聞いて有罪に変えたり、と途中からはどちらが翻弄されているのかがわからなくなってきたりするのです。

あと、唯一、有罪だと主張し続けた正義感?のある男性が、色々と〝もしかするとこういう風に殺害したのでは?〟と仮説を立てていると、その仮説に対し陪審員の一人である気弱な主婦がこんなことを言うのがボクにはたまらなかったのでした。

男性「容疑者はきっと、わざと逃げるフリをして追い込んで殺したんですよ!」

主婦「わざと逃げるフリをして追い込んで人を殺すなんて…そんな酷いことを考える人がいるだなんてショックです…。あなた、心が歪んでます」

男性「ボ、ボク!?」

主婦「心がネジくれ曲がってるからそういう風にしか見えないのだと思います」

そして、そんなやり取りにお調子者の男性 (梶原善さん) が一言、

「奥さん、スリル満点だねぇ!」

まるでコントのようで最高だったのでした。

そして、そのあともその男性が何か仮説を立てると、

「ねじくれ曲がってる…」

と主婦が事あるごとに言うのがボクは一番笑ってしまったのでした。

そして、ラストはすべての陪審員の心の闇や悩み、様々な葛藤があったことが出てきたりと予想外な展開でボクは楽しく鑑賞を終えたのでした。

では。


本日も追伸、、、。

10段階評価、ありがとうございます。

気兼ねなくつけてくださったり、何気無くつけてくださると本当に助かります。

1をつけられたと言って、その方の家電を調べてシツこく電話をしたりは絶対にしませんので、宜しければ軽い気持ちで、中学生が軽い気持ちで万引きをするような、あ、それはダメですが、そんな感じで是非コメントに数字だけでもお願いします。

では。