【4月30日 水曜日】
この日は殿の映画の付き人。
で、みなさんもご存知の通り、殿の撮影は本当に早く、この日は夕方前には終わって帰路につく。
そして、殿はそのまま真っ直ぐお帰りになられ、ボクはブログを書きに喫茶店へ。
21時前まで『グラスホッパー/伊坂幸太郎』を読んだ。
【5月1日 木曜日】
この日も朝早くから殿の映画の付き人。
○○スマートインターという料金所で、渋滞にハマる。
何がスマートだ。
昨日は気にもしていなかったけど、たしか、昨日も渋滞してた気がする。
何がスマートだ。
スマートになればいいな、という希望を込めてつけた名前なのだろうか。
まぁ、どっちでもいいけど、その希望は叶っていない。
で、この日も殿の早撮りは凄まじく、夕方前には帰路につく。
そして、この日も殿は真っ直ぐお帰りになられ、ボクは昨日とは違う喫茶店へと行くため一駅歩いて上島珈琲へ。
ふと、トイレで自分の顔を見たら目の下のクマがすごいことになっていることに気づいた。
それでか、と少し前に不可解な視線を警察官から浴びたのを思い出した。
「あいつ薬中か?」
という視線だったのか、と納得してからすぐに危機感を覚える。
悪いことをしていないのに怪しまれるということは、悪いことしたらすぐにアウトじゃないか、と。
ただ、悪いことをこの年でしようとも思わないので、ギリギリセーフ。
って、何がセーフなんだよ。
で、ブログを書き終えて、
「グラスホッパー」が佳境に入ったので一気に読了。
「グラスホッパー/伊坂幸太郎」
鈴木、蝉、鯨、と3人の章を順繰りしながら進んでいく手法で、途中からはその3人が絡み合っていく。
面白くて一気に読み上げてしまった、という感じでした。
それと、鈴木という主人公がバカな罠に引っかかり呼び出されてしまうための伏線となる言葉を蝉の章で蝉が語るのですが、それがよかったのです。
「実感がないかもしれない。その社員(鈴木)ってのは、銃を突きつけられて囲まれているわけじゃない。いくら、まわりが血眼で探しまわっていても、本人は実感が湧いていないかもしれない」
「例えばさ、でかい台風が来るとするだろ。で、ニュースを聞いた人たちは、外は危険だねえ、なんて言って部屋に閉じこもってるわけ。でもさ、最近の建物ってのはしっかりしてるから、壁の向こうの様子なんてわからないじゃないか。音もしなけりゃ、雨も見えないってわけ。テレビつけると、被害状況が映し出されている。そうすると、人ってのはどうするか知ってる?」
「外を覗いちゃうんだよ。窓とかドアを開けてさ、外の様子を確かめちゃうんだ。『本当かな』なんて言ってね。でもって、暴風に飛ばされた枝がなんかを顔に受けちゃってさ、怪我するわけ。そこにいたって大慌てで窓を閉めて、それからしみじみと言うわけ。『こりゃひどい台風だぞ』ってね」
長々と引用しちゃいましたが、この伏線があることでバカな罠に引っかかる鈴木を許すことが出来た気がしたのでした。
あと、ラストの一言もボクは好きでした。
で、21時過ぎブックオフへ。
「3652/伊坂幸太郎」
これは伊坂幸太郎さんが10年間いろんな所で書いたエッセイを集めた本で、510円とボクには少し高めな気はしたものの購入したのでした。
で、そば新という座れるけど立ち食いそば的なお店で玉子丼セットを食べる。
ふと、その喧騒に紛れていると少しだけ自分の不安なども紛れた気がした。
って、何を立ち食いそばを食べながらカッコつけてんだよ、と言いたくなるぐらいの黄昏れ顔で食べたのでした。
【5月2日 金曜日】
この日も殿の映画の付き人。
で、少し早めに着いてしまったので、駅の中にあるイスで昨日買った「3652/伊坂幸太郎」を読む。
で、この日また○○スマートインターという料金所で渋滞にハマる。
ちなみに、これで3日連続です。
もう、これは改名せざるを得ないのではないでしょうか。
○○スマートじゃないインター。
これぐらいセンスのない名前にしておけば、誰も文句は言わないのでしょう。
もし、この名前が嫌と言うのならば、
○○滞ることハンパないインター。
という名前もいかがでしょうか。
って、どっちもセンスがなさすぎていいワケありませんね。
で、帰宅してエッチなDVDをながーく見たあと、
『桐島、部活やめるってよ』
の評論を宇多丸さん、町山さんの順で視聴。
それを聴いていると、なぜか急にいても立ってもいられなくなり町山さんのことをネットで調べたのです。
すると、映画特電という一人でただひたすら語るという一人無料ラジオを2006年から週一で行っていたということが出てきたのです。
ただ、この映画特電じたいは知っていて聴いたりもしていたのですが、それが2006年から2011年あたりまでずっと週一のペースで行われたことを初めて知り、ボクは驚愕したのです。
2011年ということは、町山さんはもうすでに忙しくて仕方がなかったはずなのに、この映画特電を毎週欠かさず一人で録音していたのです。
それを思うと、ボクは何もしていない今の状況に危機感を覚えざるを得なかったのです。
しかも、町山さんはブログもずっとやっていらして、それを見直してみるとほとんどがそのブログや映画特電が今の仕事や本に繋がっているのです。
それを思うとボクは、、、ボクは、、、と、哀しくなるばかりの夜を過ごしたのでした。
シェパード太郎、頑張ります…。
では。
追伸、、、。
ボクのブログを10段階評価でつけてくださる先輩がいまして、その方が前日のブログを「3」と評価してくださったのです。
正直、ボクはMなのか嬉しかったのです。
ちなみに、10段階評価をつけてくれと言ったのはボクです。
それと、10段階で3ということは相当低い数字だということは承知のうえで、ボクは嬉しくて仕方がなかったのです。
その数字をボクにハッキリと伝えてくださることに、ボクは喜びを抑えることができません。
あと、誤解を生まないように言っておきたいのですが、ボクは縛りつけられた状態でなじられたりするプレイを好きではありません。
ですが、この10段階評価というのはボクにとって大変価値のあるものでして、刺激にもなりますし、サボりグセのあるボクのダメな性格を戒める最高なモノでもあるのです。
そんなワケで、大変ワガママなことを承知のうえで言わせて頂きたいのです。
「これからは、コメントに10段階評価を書いてください!!」
無理強いはしません、気が向いた時にでも書いてくださればそれで結構です。
あと、ぜひぜひ匿名でも大丈夫です。
では。