【3月22日 土曜日】

「笑神様~鉄道BIG4」「ガンミ‼︎」
などを見てランニングを5キロ。

14時頃、昨日島田さんから、

「シェパード来てくんない?」

とお誘い頂いていたトリグミさん主催のライブ「一位天国二位地獄」を見学しに新宿v-1へ。

そしてライブ終わり、島田さんは相方の加藤さんとネタ合わせへと行かれたので、ボクはトリグミのじゅんぺいさんと喫茶店へ。

18時頃、加藤さんと島田さんからご連絡があり、じゅんぺいさんとお二人の元へ。

で、加藤さんが1時間ほどしか居れないということだったので、居酒屋ではなく、サイゼリヤへ。

が、満席のため下のガストへ。

が、またまた満席で、

「お好み焼きにするか?」

ということになりお好み焼き屋さんへ行くことに。

そして、近くのお好み焼き屋さんを発見し、そこへ。

すると、ちょうどお店を出る人たちが居たので、その人たちが出るのを待っていると、加藤さんがこんなことを仰られたのです。

「違うとこ行こうか」

なぜ!と思うものの、加藤さんはソソクサとお店の外へ行かれたので、ボクらも外へ。

そして、またまた降り出しに戻る中、加藤さんはとぼとぼと歩かれます。

すると、加藤さんはなぜかお次はとんかつ屋さんの前で立ち止まられ、こんなことを仰られたのです。

「とんかつ、好き?」

好きなのは間違いないのですが、そのお店の佇まいはどう見ても高級店としか思えないような佇まいなのです。

ふと、加藤さんにバレないように店前にあった値段表を見てみました。

「とんかつ 2000円」

絶対に、無理なのです。

とんかつに2000円も払ってられません。

あと、

〝サイゼリヤ→ガスト→お好み焼き屋→高級とんかつ〟

と、さきほどからなぜかお店のレベルがあがっている気がして、なんだか不安になってきたのです。

しかも、加藤さんはたしかあと1時間しかお時間がないはず。

〝もしかして、このまま1時間ほどブラブラして過ごすのだろうか〟

そんな不安が募る中、加藤さんはそのお店の前で少し考えられ、

「よし、あそこへ行こうか」

と、またとぼとぼと歩いて違う場所へと向かわれ、ふとそこから歩いてすぐの辺りで立ち止まられると、とあるお店を指差されこう仰られたのです。

「ここ行こうか?」

ボクは、安堵しながらその加藤さんが指差されたお店を見たのですが、そのお店を見て自分の目を疑いそうになったのです。

〝お好み焼き屋〟

そのお店は、どこからどう見ても〝お好み焼き屋さん〟だったのです。

〝なぜ、とんかつ屋を挟んだのだろうか〟

〝というより、じゃあなぜさきほどのお好み焼き屋さんに行かなかったのだろうか〟

と、そんな様々な疑問が浮かぶボクをよそに、加藤さんはそのお好み焼き屋さんの前から一向に動こうとしないのです。

そして、少しの沈黙のあと、加藤さんはこんなことを仰られたのです。

「じゅんぺい君とシェパード君はさ、お好み焼きちゃんと焼けるかな?」

なぜ今更そんなことを聞くのだ、なんて思いつつもボクとじゅんぺいさんは声を揃えて、

「はい、焼けます」

とお返しして、加藤さんの、

「じゃ、ここに行こう」

というGOサインのもと、約30分ほどかかったお店巡りは終わりを告げ、そのお好み焼き屋さんへ入ったのでした。

すると、そこのお店のドアにこんな貼り紙が。

〝帽子はお脱ぎください〟

すごい気になったものの、ボクらはお店の方針に従い帽子を脱いでお店の中へ。

そして、お好み焼きともんじゃを頼み、待ち時間は加藤さんが入られているという草野球チームのお話を。

すると、その野球チームというのがスゴくて、

〝おじいちゃんばかりの野球チーム〟

らしく、キャッチャーをしている方がなんと78歳で、しかも、その方は見たこともないキャッチャー防具を身につけてやってらっしゃるとか。

さらには、そのおじいちゃん達に、

「なんか面白いことして」

なんて毎回言われるそうなのですが、加藤さんが毎回やるこんなギャグがその方々には大ウケするそうなのです。

「じゃあ、冥土の土産に」

そして、最近では、

「まだ死なねぇわ!」

とお決まりのやり取りまで出来つつあるとか。

するとそんな中、加藤さんはそのチームにじゅんぺいさんを勧誘しはじめられたのです。

「じゅんぺい君さ、野球やんない?もしあれだったら、来週の月曜日来てほしいんだけど」

「僕、野球経験ないんですけど大丈夫ですかね?」

「うん、いいよ」

「じゃあ、用事が何もなかったらっていう感じでも大丈夫ですかね?」

「うん、いいよ」

そして、じゅんぺいさんが行くことに決まると、加藤さんはなぜかそこからこんなことを仰られるのです。

「じゃあ、もし来れたらさ、じゅんぺい君はPL学園出身てことにしようか」

「いや、野球詳しくないですって」

「大丈夫、大丈夫」

「でも、監督のこととか聞かれたらどうすればいいんですか」

「監督は中村だよ」

加藤さんが知っているだけで、じゅんぺいさんは知らないのです。

ですが、加藤さんはどうしてもじゅんぺいさんを〝PL学園出身〟に見立てたいらしく、

「関西弁喋れる?」

なんて仰り、方言まで変えようとされるのです。

ですが、じゅんぺいさんは東京生まれだということと、野球もたいしてしたことがないことを訴え続けられるのです。

すると、加藤さんはそんなことにも一向にめげられず、こんなことを仰られたのです。

「じゃあ、帝京出身ってことにする?」

加藤さんは、おじいちゃん達に見栄を張りたいのだろうか…。

なんてことを思いながらじゅんぺいさんが〝おじいちゃんばかりの野球チーム〟に勧誘される中、ボクはお好み焼きともんじゃを美味しくご馳走になったのでした。

すると帰り際、じゅんぺいさんが店員さんに帽子のことをお聞きされたのです。

「あの帽子を脱ぐのって何の為なんですかね?」

すると、店員さんはこんなことを仰られます。

「あー、あれは食事のマナーとしてです」

〝帽子を被りながら食事をするのはマナーがなっていない〟

故郷を離れてからは、そんなことを言ってくれる人は居なかった気がします。

姿勢を正し、ボクはホッコリとしながらお店を出たのでした。

そして、そのあと島田さんにお誘い頂き金の蔵へ行き、終電前で帰宅したのでした。

みなさんは、お食事の時は帽子を脱ぐ派?
それとも、脱がない派?

では。