1月6日。

12時、新宿シアターブラッツへ。

昨日からテンションがあがってるのかあまり寝れず、少し寝不足気味。

ですが、今日は大事な大事なR-1ぐらんぷり一回戦。

13時に開演し、早々と10組目にネタを。

何本かあったネタの中から最後の最後まで悩んだ結果、内容より今までで一番ウケたネタで行こう、と「だるまさんが転んだ」というネタを。

ですが、これがまたウケない。

なんだか笑ってはいけない、というような雰囲気が伝わる中、半笑いのお客さんがチラホラ見えるもパッとせずあっという間に2分は終わってしまいます。

やりたいことを全開で出来ていないから半笑いだったり笑ってはいけないような空気になっているんだぞ

と自分に言い聞かして反省し、帰路、新宿の紀伊國屋書店にてヤケクソのように本を買い漁ります。

ストレスのやけ食い、というのと同じで、僕の場合は本のやけ買いです。
 

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「人間♡失格/三浦大輔」「山田太一 テレビから聴こえてきたアフォリズム」「smart~インテリアBOOK」

最後のインテリア雑誌はなんなんだ、と気になるものの、とりあえずザッと計算して5千円のお買い物です。

で、ついでにH&Mでセールで安くなってた安いシャツなんかも購入です。

好きな物を一気に買うことでなんだかスッキリし、足早に帰宅です。

と、「こんなことでスッキリせず反省しなさい」

とお叱りを受けそうですが、やけ酒したい気分を抑えての本のやけ買いなので、「将来への投資」と解釈して頂き、どうかお許しください。

で、帰宅して読みかけの「幸福論/須藤元気」を読み切り、早速「山田太一 テレビから聴こえてきたアフォリズム」を。

これがまた面白いのです。

実は正直言いますと、少し前まで僕は山田太一さんという方を知らなかったのです。

「ふぞろいの林檎たち」「早春スケッチブック」「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」

と、名作を手掛けまくってらっしゃる脚本家さんだということを少し前に北郷さんから教えて頂いたのですが、恥ずかしながらこのどのドラマも観ていなかった僕は「まずは本から」ということでこの本を買ってみたのです。

この本を読むと、山田太一さんという方が今活躍されている脚本家の方々へ与えた影響の大きさをまざまざと感じさせられるのです。

あと、山田太一さんのエッセイや対談なども贅沢すぎるほどあり、読み進めていけばいくほど栄養過多になりそうなほどのボリューミーなのです。

その中でも、ドラマということへの考え方なども書かれていて、

「テレビドラマが切り拓いた世界というものがあるとしたら、それは〝普通のひと〟を描くことだと思う」

「人間が幻想を抱いて誰かと会うとちょっとがっかりする。そういうのもリアル」

と言った痺れるような一言一言をメモにとりながらじっくり。

で、

「あぁー勉強になるし言ってることがカッコイイ~」

なんて痺れながら寝たのでした。

では。