そして、新宿ネイキッドLOFT『勝手にありがとう』
続き…。
ユンボさんの〝風俗嬢にありがとう〟の前半を終え、次はユンボさんが19才の頃に経験した箱根のソープでのお話です。
高校生で初の風俗体験を迎えられたユンボさんは、その素晴らしさに味を覚え「またあの感覚を味わいたい!」と色々と調べた所、ユンボさんの住んでた所の近くにもソープがあるということを発見したのです。
それは、「箱根のソープ」。
「そこへいざ行かん」と、当時買われたばかりのハチロクという車で箱根まで意気込んで行かれたそうなのですが、なぜかいくら探してもその「箱根のソープ」は見つからないらしいのです。
するとそこに、
「もしかしたら、あれかなぁ?」
というような看板があり、それをよーく見てみると、「箱根トルコ」と書いてある看板を発見したそうなのです。
その当時はまだソープがトルコと呼ばれていた時代らしく、その当時のソープは「トルコ」とデカデカと看板を掲げていたらしいのです。
ですが、その当時のユンボさんは別にソープとトルコがわからなくて見つけられなかったのではないのです。
なぜ見つけられなかったかというと、その看板の電気が所々消えていて、
「○○ね○るこ」
となっていたそうなのです。
さすがにそれはわからないなぁとは思いもしますが、正直、ユンボさんはこの看板を見て不安にはならなかったのでしょうか。
普通なら、「ちょっと怪しいからやめとこう」となるはずなのですが、若さとは怖いもので、その当時のユンボさんはそんなことは一切気にせず、
「やっと見つけた!」
と歓喜してそのお店へ入ったそうなのです。
ですが、と言いますか、やっぱり、いや、案の定、そこは冴えないお店だったらしく、ユンボさんいわく受付のボーイさんは、
「オンゴールを決めたみたいな冴えない顔」
だそうでして、それに待合室はなぜだか外から丸見えのガラス張りになっていて、まるで
「ロープウェイ乗り場」
みたいな作りだったそうなのです。
さすがのユンボさんも、「これは幸先が悪いなぁ」なんて思って不安気に女性を待っていると、ゆっくりゆっくりとこちらに向かってくる女性がいるそうなのです。
だけどそのお方は、女性というより、おばさん、さらにはおばさんというり、おばあちゃん、というような風貌をされた方なのだそうでして、さすがに
「この方がお相手ではないだろう、清掃のおばちゃんかなんかだろう」
とユンボさんは高をくくってその女性を見ていると、そのお方とさっきのオンゴールを決めたみたいな顔をしたボーイさんが合流し始め、なんとユンボさんの方へ近づいてくるそうなのです。
そうです。残念ながら、お相手はそのお方だったのです。
そのお相手の方のイメージ画像として、またまたユンボさんが一晩かけて探した画像をお披露目されます。
それは、どこからどう見てもおばあちゃん、いや、お婆ちゃんと書く方がしっくりくるほどのお方と男性が抱き合っている写真をお披露目されたのですが、ユンボさんご自身でもその画像を、
「親孝行してるみたいでしょ?」
と仰るほど、どこからどう見てもお婆さんなのです。
ですが、ユンボさんのすごい所は、このお婆さんのことをポジティブにとり、
「よくよく考えてみたら、その年齢で現役ってことは相当スゲーんじゃねぇか」
と、あり得ない妄想を膨らまし、そのお方とコトを成す決心をし部屋へと向かわれたそうです。
そして、部屋へと案内されるのですが、またその部屋がヒドイらしいのです。
なぜこんなものがあるんだといった茶箪笥があったりと、一切雰囲気なんてものを無視したようなお部屋だそうなのです。
ユンボさんいわく、その茶箪笥は、
「遊びはないけどモノはいい」
といった昔気質な茶箪笥だそうでして、ってそれはどうでもいいか。
そして、そんなムードもへったくれもないお部屋へ入ると、そのお方が、
「マッサージしてあげる」
と緊張をほぐしてくれるかのようにマッサージをしてくれたそうです。
すると、その行為に対しアル北郷さんが、
「わりと良い子じゃんか」
と、ビックリな発言を致します。
だって、「良い子」なんて言えるようなお年の方じゃないんですもん。
そして、しばらくマッサージをしてもらっていると、ふと、そのお相手の方がユンボさんの方をポンポンと叩くそうなのです。
なんだろう?と振り返ってみると、
「はい、交代」
と、なんと交代をせがんできたそうなのです。
「それじゃあ本当の親孝行じゃないですか」
と、さすがにこの時、僕は心の中でツッコまずにはいられませんでした。
ですが、ユンボさんはそういう気兼ねのない接客も悪い気にはならず、そのお方にマッサージをしてあげたりとどんどんと打ち解けていったそうなのです。
すると、そのお方から、
「じゃあ、お風呂入ってきて」
と言われ、1人お風呂場に向かったそうなのですが、
「あれ、でも普通は一緒に入るよな?」
と、相手はお婆さんだとわかっていながらもそんなことを本気で思ったりしながら、一人寂しくシャワーを浴びられたそうです。
そして、シャワーを浴び終えて部屋へ戻ったら、また事件が起きていたそうなのです。
その事件とは、なんとそのお婆さん、ベットで本格的に寝られていたそうなのです。
その安らかな寝顔を見ていると、
「もしかして永眠したんじゃないか」
と不安になるほど、よく眠られているそうなのです。
なんとかお婆さんを叩き起こし、やっと、やっとこさのプレイへと突入です。
ですが、というか、当たり前ですが、相手のお方はやはり高齢のお婆さん。
なので、ユンボさんが夢見た「この年齢で現役ってことは相当スゲーんじゃねぇか」という淡い夢は一瞬で消え去り、現実が一気に襲ってきます。
なんとそのお婆さん、ベットに寝転んだまま一切何もしてくれないのだそうです。
それもそのはず、だって、お婆さんなんだもん。
普通、そんなことで納得は出来ませんが、ここでもユンボさんは優しく、仕方がないから責めにまわったそうなのです。
その、ユンボさんとお婆さんのせめぎ合ってるシーンをユンボさんは、
「実力差のあるレスリングの試合みたいだった」
と例えてらっしゃいました。
そして、待ちに待った、と言うか、とうとう、と言いますか、そのお方との本番行為へと差し掛かるのです。
「待ってました!」
なんて声は一切聞こえてこないと思いますが、やっとこさラストシーンなのです。
が、なんとユンボさん、そんなお婆さん相手だというのに、というよりそのお婆さんがよっぽど良かったのか、早々と力尽きてしまったそうなのです。
マッサージをしてあげて、1人寂しくシャワーを浴び、レスラーのように駆け回ったあげく、早々と力尽きるなんて、悲惨すぎます。
しかも、そんな早々と力尽きたユンボさんに、そのお婆さんは嫌味っぽくこんなことを仰ったそうです。
「あら、お急ぎ?」
「……」
お後がよろしいようで…。
なんにもお後はよろしくないとは思いますが、次があるのでここは「お急ぎ」とさせて頂き、次に参りたいと思います。
そして、お次はアル北郷さんのありがとうです。
前回のありがとうでは、「ペッティング中にかけてた音楽にありがとう」という題で、映画『トップガン』のサントラにありがとうと感謝の意をこめてらっしゃった北郷さんの今回の「ありがとう」は…
「ドキッとした女性の一言」
にありがとうです。
今回も、すごい内容の「ありがとう」を持っていらっしゃいました。
女性との情事の前、はたまた「この言葉で情事を確定した!」と言った言葉をベスト5にして紹介されていきます。
では5位からご紹介したいのですが、まずはその5位の女性が発せられた言葉から紹介したいと思います。
その言葉は、
「布団、一枚しかないけどいい?」
どうでしょうか、この言葉であればどんな状況であれ、最高です。
これは、北郷さんが昔アプローチしていた子持ちのバツ一さんに言われたお言葉だそうです。
タクシーでその方の家まで送る途中、少しだけでもいいから家に入れてほしいとお願いして粘りに粘った末、このお言葉を頂戴したそうです。
「布団、一枚しかないけどいい?」
そんなこと言われたら、僕なら子供とだって寝ちゃうと思います。
この一言だけで、その方の色々な背景や情景が浮かび、勝手ながら妄想してしまいジーンとなったのでした。
そして次は、北郷さんが昔キャバクラで出会われた女性のお言葉です。
その女性に北郷さんは何度も何度も口説いては断られという不毛な繰り返しをされていたそうなのです。
その状況をなんとか打破したいと思われた北郷さんは、思考に思考を重ねた結果、「これだ!」という言葉を発見されたそうです。
その考えに考えたお言葉とは、
「じゃあ!せめて、せめて、ブラだけ見せてくれ!?」
だったそうなのです。
ユンボさんに、
「ブラだけ見せてくれってワコールか!」
とツッコミを受けつつも、北郷さんは
「まだこの話は終わらないんだよ」
と、さらに話を続けられます。
さすがに、ブラを見せてくれってのには反対されたらしいのですが、北郷さんは色々な理由や言い訳を付け加え、
「なんとかブラを」
と懇願し続けたそうなのです。
それにしても、「ブラを見る」という行為に言い訳も理由もないとは思うのですが。笑
すると、その女性が根負けしたのか、なんとこんなことを仰ったそうなのです。
そのお言葉とは…
「かがみ越しなら、見せてあげる…」
鏡越しに見るブラジャー、もう訳がわかりません。
でも、最高に素敵なお言葉には間違いないのです。
しかも、もしかしたら直で見るよりもエロいんじゃないかとさえ思えてしまうのです。
そして、たしかその「かがみ越しなら、見せてあげる…」が、北郷さんのベスト3位だった思います。
では最後のお言葉を。
次のお言葉は、ちょっと強烈なお言葉をご紹介致したいと思います。
それは、北郷さんが昔、テレクラで出会った女性に言われた一言なのです。
まず、「テレクラで出会った女性」というフレーズじたい、なんだか怪しい匂いがプンプンしておりますが…
北郷さんがテレクラで話していると気が合う子がいたらしく、うまい具合に早速その子と会うということになったそうなのです。
そして目印は、「ムラサキのワンピース」を着ているという特徴的すぎる目印の女の子と待ち合わせをしたらしいのです。
すると、遠くからその特徴的すぎるムラサキのワンピースを着た女性が歩いてくるらしいのですが、来たのはとんでもなく豊満なお方だったらしく、北郷さんは一気に気持ちが萎えてしまったらしいのです。
ですが、ここで帰るのはあまりにも失礼だと思った北郷さんは、「お茶だけでも」ということで近くの喫茶店に入ったそうなのです。
そこで、なんとか早く帰りたい北郷さんは、早々とコーヒーを飲み干し、「さて帰りますか」と席を立とうとした瞬間、その女性に急に手を握られ、こんなことを言われたそうなのです。
「シゲキが…ほしいの…」
なんと凄みがあるお言葉でしょうか。
書いてて、吹き出してしまいました。
たしかではありませんが、これが北郷さんのベスト1位だったと思うのですが、その後、北郷さんがその方にシゲキを与えたか否やは…でございます。
ですが、そこは「面白いことならなんでもやる」というような北郷さんのことなので…
えー、お後がよろしいようで…。
そんなわけで「勝手にありがとう in 」は、ここで幕を閉じます。
長々と稚拙な文体にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
では。