本屋さんの〝芸術〟の棚に、石原真理子さんの「ふぞろいな秘密」が置かれてました。

秘密というのは、ある視点から見れば芸術なのかも知れません。


ならば、秘密を隠せば隠すほど芸術性が高まっていくとも言えるのです。


僕が、痔なことや、性格がダメすぎて彼女が10年近く居ないことなんてのも、隠し通していれば芸術になったのでしょうか。


でも、秘密になんか出来ません。

僕自身、人の不幸話が一番の大好物ですから。


今日、免許の更新に行ってきたのです。住所を変更するということで、公共料金の請求書を持って行ったのです。

すると、その請求書の住所の書き方が◯丁目◯ー12 3号室
となっていたのですが、これじゃあ〝◯丁目◯ー123号〟になると言われ、それじゃあ困るということで久々にゴネ続けたのですが、さすがに譲ってはくれませんでした。

なので、思い切って〝◯丁目◯ー123号室〟で登録してきました。


大事な大事な免許更新の手紙も、もう届きません。


すれ違う恋愛映画のように、待てど暮らせど手紙は届きません。


手紙は、僕宛には送られているのに、僕はそこにはもう居ない。

いや、僕は元々そこには居ない。


あー、嫌だ嫌だ嫌だ。
すれ違う恋愛なんかしたくない。

なので、後日また住所を伝えてきたいと思います。


あぁ、これが女性ならシッポ振って喜んで行くんだけど、尻に敷かれる相手が警察じゃあなぁ…。


あぁ…憂うつ。