この関係をなんと呼ぼうか 0 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

ええい!お楽しみを待ってられんわ!


ということで、新作です。


剛くんの声で、モノローグ脳内再生お願いします。











平和を守るために

もう一度戦闘機乗りになる。




それが40歳になった俺の

最後の挑戦。








Sky's The Limit


feel your love



の続編です。


が、未読でも、大丈夫。独立した短編としても楽しんでもらえると思います。



こんな時だから、大人の剛健の日常的な、たぶん明るいお話です。はじまりはじまり〜ニコニコ









この関係をなんと呼ぼうか





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俺は小さな観光会社の遊覧飛行パイロットを辞め、恋人のリンをカダールに残し、国際平和軍の本拠地であるベラルートに移り住んだ。



すでに国際平和軍に入っているはずの健とは連絡を取りあっていない。(2年前の再会後、また俺が携帯の番号を変えたからだ)



だけど、健に会いたいとは特に思っていない。(どちらかと言うとリンに会いたい)



あいつが元気で、やりたいことをやっていれば、それでいい。きっとそうだと信じている。



それに、もしも会う必然性があるなら、会える。



なんの根拠もないけど、健との関係ってそういうものなんだと思ってる。



根拠はないって言ったけど、あの航空祭でテロを防ぐためにたまたま空の上で再会したのが、根拠って言えばそうかもしれない。




そんなわけで、同じ軍にいながら、健がどこで何をしているのかも知らず(多分向こうも俺が入軍したことを知らない)、あっというまに国際平和軍の試用期間の3ヶ月が過ぎた。




そして、配属先の通知が来たとき、同時にそれは起こった。