ふたり 4 シャワー行こう | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

「ののちゃん…好きだよ…ねえ?…泣き止んで?」

ののちゃんが振り向いて横向きに座って俺の胸に顔を埋めて泣く。

なんでそんな泣くんだよ…。


俺はもっと強くののちゃんを抱き締めたくて、揃えたののちゃんの足を片方持ち上げ、向かい合わせに俺を跨ぐように座らせる。

「…あ…ん…先生…」


「ののちゃん…」


ののちゃんをきつく抱き締める。




「泣くな」




小刻みに震えるののちゃんの華奢な体。


抱き締めた手を緩めて、俯いたののちゃんの唇を迎えに行く。


泣いているののちゃんの唇は無防備で、俺は簡単に舌を滑り込ませる。


泣きながら、ののちゃんが俺のキスにこたえてくれる。


スカートが捲れ上がって露わになった太腿をさする。

背中、腰、胸…。

服の上から、ののちゃんの体をまさぐると、泣き声が艶を帯びて来る。身をよじって抵抗するその力の弱さが、俺の男を煽る。


「ののちゃん…シャワー行こ…」


ののちゃんがブンブン首を横に振る。


「じゃ、このままでいい?」


さっきより強く首を振る。


「じゃ、シャワー行こう」


ののちゃんが両手で顔を覆う。



「彼が傷つくから…」



しゃくりあげながら言う。



「ごめんなさい…できない…」


彼が傷つくからだって?


…じゃあ俺は?


いや、俺のことはいい。


俺のことはいいけど…ののちゃんは?



「向こうだって浮気してんだろ?ずっと彼の浮気に悩んでたじゃん。ののちゃんは彼の何倍も傷ついて来たんじゃないの?」



「許して。ごめんなさい。…そうじゃない。彼はもっと苦しんでるの」