難題 22 もっと感じたい | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

「触られても、全然わかんなかった?」


顔から火が出る。


「わかるわけ…ないでしょ…ばかっ!」


麻痺してんだもん。ひどいよ先生…。恥ずかし過ぎる。


「…そっか…」


先生が、耳元で囁く。


「感じたい?」


「えっ?///」




「もっと…俺を感じたい?」




は、はい⁇




「ど…どうやって…?」




先生がベッドを下りて、机のスタンドの明かりをつける。

さっきの膝掛けをつまんで、スタンドに半分くらい被せる。


白い蛍光灯の明かりが、膝掛けの赤い色に透けて…

先生の逞しい上半身を
赤く妖しく、照らし出す。



膝掛けをつまんで明るさを調整する先生の横顔。
顔に落ちかかるサラサラの髪。
繊細な手の動き。
裸の胸から腹筋…カーブを描く背中。



赤い光に包まれた…先生の綺麗な立ち姿。


一枚の絵のような妖艶さに
あたしは息を呑む。


ふいにこっちを向く。
少しも笑わないで、ベッドまで戻って来る。


な、なに…?なにするの?


先生の体重でベッドが軋む。

先生があたしを抱き起こして、背後に回る。はだけていたブラウスを肩から滑らせ、それから、ブラの紐をずらす。

裸にされたあたしの上半身が赤く照らされて、すごくいやらしく見える。



「ヤ…。先生…電気…」



「ゆかり…前…見て…」



言われて、前を見ると、壁際に立てかけた姿見に、ベッドに座るあたしと先生が映っていた。


びっくりして、思わず顔をそむける。


スカートだけになったあたしを、先生が後ろから抱きしめていた。先生の剥き出しの逞しい腕。


心臓が…もたないよ先生…なんで…。