難題 20 俺のSっ気 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

「…先生…ずるいっ…」


ずるいって…。

俺はゆかりの首筋にキスを落としながら、ゆかりの吐息混じりの声に酔う。


「…先生の…意地悪…っ…」


「ずるいとか意地悪とかそういうこと、言わねーの」


「なんで?…だって…ずるいん…だも…ん!んんッ…」


ゆかりに深く口づける。




「そういうこと言われるとー、たまんないの」



「…え?」



困惑したゆかりの表情。上気した頬。濡れた唇。




「逆効果だよ?俺のSっ気に火つけてどうすんだよ…」




「は?…し、知らないしっ!」




「知らなくていいよ」



俺はゆかりの首筋に再び鼻を埋める。


「あ…んっ…!」





まいった。完全にやられた。

耳だけでこんな可愛くなっちゃうなんて…想像以上の反応の良さに、俺は興奮する。


なんでこんなに…?

体半分麻痺してるせいで、感じられる部分がより敏感になってるのかもしれない。

あるいは、初めてだから、こういう刺激に耐性がないのかもしれないし…。


それとも、
それだけ俺のことが好きとか
…なのか?

いやいや…。


俺は首筋を攻めながら、ゆかりの表情を時々うかがう。


顔を真っ赤にして、眉根を寄せて、必死に刺激に耐えている。


「…ゆかり…そんな硬くなんなよ…」


「…ムリ…。先生…もうやめて…。…おかしくなっちゃう」


「…おかしくなっちゃえよ」


「…ばかっ!…あ…ゃ…っ…」


「おかしくなったゆかり…見てやろう」


「やだっ…」

ああ、たまんね…マジ可愛い。どうしよう。


襲いたい襲いたい襲いたい…。


「先生…電気…」


ゆかりと目が合う。


「電気…消して…」


「あ。…ああ…」


俺はベッドからおりて、電気を消す。


パチン。


街灯の明かりで部屋は青白くなる。



俺はカーテンを閉める。



電気消せってことは…脱がせていいってことだよな。


俺は、ベッドに戻り、仰向けに寝ているゆかりにまたがると、着ていたシャツを脱いだ。


上半身裸になって、ゆかりに覆いかぶさる。


「…ゆかり…」


「…健…ちゃん…。…先生って呼んでいい?」