難題 11 いいことってなんだよ? | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?


いいことって…なんだよ…?

俺はドアに背を向けて立ち、チラッとドアを振り返る。


…気になる。


……。


……///


どうせスケベだよっ文句あるかっ!

条があんなこと言うからだよ~~っ!

いや、そんなわけない。そんなことあるわけないだろっ?

ゆかりだぜ?処女だぜ?男と付き合ったことないんだぜ?



先生…///って、もじもじするゆかりを想像する。



いやいやいや。落ち着け俺。おかしいからっ。なに妄想始めちゃってんだよ?


教え子、教え子。元だけど…。


元気に走り回ってた女子高生のゆかりを思い出して顔がほころぶ。


制服姿のゆかりが頬を染めて、


先生…///って…


だーかーらーっ!そっち行くな!俺の頭。




実は、ここへ来る前、障がい者の性についての講演を聞いてきた。



「性感帯というのは、性器周辺以外にも…たとえば、耳や首など…」


「…つまり、セックスといっても、性交にとらわれず、もっと広い意味でスキンシップの…」



つまり、専門家の意見を要約すると…



突っ込むだけが、セックスじゃない。

耳攻めをしろ。


って…条とおんなじじゃねーかよっ!


そのとき、部屋の中から、ガタンッて音が聞こえて…


ゆかりっ⁉︎