カミセンの体育祭 3 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

件「俺たちリレーには出るけど。な?」

条「毎年リレーだけだって」

件「文化祭では条と踊ったことあるけど」

宝「ここの文化祭で?」

件「そう」

条「毎年な、歌かダンスか…」

件「コントもやったな」

条「やったやった!」

宝「コントー?」

条「健が女装して」

件「条がハゲヅラかぶって」

条「『おいお茶!』」

件「『はい、あなた♡』っつってんだけど、最後逆転すんだよな」

条「奥さんキレちゃう!」

条件がお互いを指差しながら、思い出し笑いをしている。

宝「自分たちだって充分恥ずかしいことしてんじゃん!踊れよ!コントできるんだったら踊れるだろっ!」

条「体育祭はリレーにかけてんの」

宝「マジかよ」

件「リレーはガチだよ」

宝「俺もリレー出るけどさ」

件「宝、速いの?ってか絶対速そう」

条「お前も賭ける?」

宝「は?」

件「毎年なんか賭けてんだよ、俺たち」

宝「教師が賭け事していいのかよっ。今年は俺も勝負にのるから、罰ゲームにしようぜ」

条「どうする?」

件「いいよ。ぜーったい嫌なやつな。でないとマジで走れないし」


三人それぞれ、腕組みして罰ゲームを考える。

件「なーにがいっかなー」

宝「女装して校内歩く」

条「それこいつ喜ぶから」

件「喜ばないって!」

条「俺も喜ぶかも」

宝「えーっ⁈」

条「俺じゃねーよ?健が女装したらって話」

件「は?」

宝「健くんにうちの制服着せるとか」

条「ひとりだけイカツイ生徒が!」

宝「『あ、健ちゃんだ!』」

条「ダメダメ。制服じゃ萌えねー」

宝「可愛いと思うけどなー」

件「お前らなに言ってんの⁈…俺のことばっか言ってっけどー…」

って件は腕組みして上からな感じで、

「俺、勝つからね。女装すんの君たちだから」

ってふたりを指差す。


条宝「「絶対やだ‼︎」」


件「はーい、じゃ女装に決まり~!」