蓮舫 民進党代表辞任へ | 経済評論家・政策アナリスト 池田健三郎オフィシャルブログ「健々囂々」(けんけんごうごう)Powered by Ameba

蓮舫 民進党代表辞任へ

蓮舫 民進党代表が辞意を表明しました。遅きに失したとはいえ、代表辞任という結論自体は間違っていないと思います。この結論だけが重要であって、その背景についての彼女の弁解がましい説明など最早どうでもよいのです。


いま国民が望んでいるのは、自公政権にきちんと対峙することができ、政治に緊張感を付与できるような、「真っ当な野党」に他ならないのですから。


当然、与党に対し透明性確保と説明責任の履行をひたすら求め続ける仕事を担う野党の党首たる政治家には「一点の曇り」も許されません。


その観点から、今度こそ野党第一党党首に相応しい方が選任され、党勢回復に邁進されるよう願っています。私個人は現状の民進党のあり方自体はまったく支持も共感もできません(個人的に立派だと思う議員やスタッフは少なからずおられます)が、健全な野党第一党は絶対に必要な社会装置だと考えていますので。


また、今回残念なのは、彼女が衆議院への鞍替えをも白紙に戻してしまったことです。


国会が定めた日本の法律が認めていない「二重国籍」のまま参議院議員の地位を得た状態を解消し、単一国籍の日本人として選挙を勝ち抜いてこそ、彼女の言動が一致するものと考えており、いますぐ参議院議員を辞して衆院に鞍替えし、「村田蓮舫」として再チャレンジすることがもっとも適切だと思っていただけに残念です。

 

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