自民党の憂鬱
今日は、今年最初であると同時に今期最後の浜松大学での講義のため、いつも通り、7時46分新横浜発のこだま号に乗り込む。久し振りにみる富士山は上のほうがすっかり雪化粧しており、美しかった。おもわず写メールでパチリ(新富士駅付近より)。
2コマの講義は、試験直前とあって(?)いつもより出席する学生は多かった。厳しい雇用情勢の中を、無事に内定を取り付けたといって報告してくれる学生あり、共に喜ぶ。
浜松の後は品川経由でグランドアーク半蔵門へ。政治評論家・森田実先生の出版記念会に顔出し。76歳になられたが、益々お元気で創作意欲も旺盛なご様子。
予想通り永田町関係の出席者が多く、綿貫民輔前衆院議長の乾杯の発声以降、約1時間にわたり各党のセンセイによる「演説会」が続く。みなさんの演説内容は、みなそれぞれ面白かったが、中でもTVタックル常連のH自民党代議士の挨拶は出色だった。
「解散総選挙を睨み、私は毎日地元をあいさつ回りに歩いているが、行く先々で自民党はどうなっているんだとお叱りを受け、ペコペコと謝って回るというまことに情けない状況で、腰が痛い。ブッシュ大統領は靴を投げられたのだが、今の自民党はまさに匙を投げられた状態だ。でも私は他人のことなど構っていられない。他の自民党議員は落選してもよいから、私だけは当選させて欲しいとお願いしている。私だけ当選して、他がみな落ちれば、私はひとりでに自民党総裁だ。総理にはもちろんなれないのだけれど・・・(場内爆笑)」といった調子である。
他の自民党議員からも、「ここには自民党に厳しい見方をする方が多数集まっておられると思うが、私も本音では皆さんと同じ思い・・・」などの発言も飛び出し、今の自民党が本当に悩ましい状態にあることを雄弁に語ってくれた。
それならば早く解散すればいいだけのことだが・・・。