今日はお昼に教室のメンバーと恒例の年越しそばを食べ、何とか無事年を越せそうです。

ところで、今年も教養講義の「生命の進化」5回分を終えました。ちょうど、ニックレーンのTransformerを何度か読み返したりしながら、講義にもそれを急遽加え、私にとっても充実した学びにはなったのかと。。。

「Transformer」を読んでみて、ニックレーンは頑張ってるなと思いました。内容も「Oxygen」→「Power, Sex, Suicide」→「Vital Question」→「Transformer」と一貫して1つの方向性を持ちながら、それが発展していっているのを実感します。

まあ、私としては、ニックレーンと対話しながら、自分の研究にもそれを活かそうと精進する毎日です。

 

最後のところに、ギリシャデルフィのアポローン神殿の入口に刻まれたはギリシア諸国の賢人(七賢人)による3つの格言(金言)が紹介されています。

 

“Know thyself” --- 「汝自身を知れ」

“Nothing to excess” --- 「度を過ごすなかれ」

“Surety brings ruin” --- 「保証、その傍らに破滅」

 

上の2つは、お寺で勉強している正法眼蔵で道元が言っていることと一緒ですが、最後の“Surety brings ruin”は違いました。

SuretyはLongman英英辞書で引くと補償人(someone who will pay a debt, appear in court etc if someone else fails to do so)や補償金(money someone gives to make sure that someone will appear in court)という意味で出てきます。

つまるところ、何かを保証された時には、滅びが待っている、つまり何かが起きると約束された時には、滅びが待っているということでしょうか。

 

ニックレーンも大体同じようにこれを解釈しておりまして、サイエンスでも決して安住な、当たり前のことをしてはいけないと説いています。なんだかわからない謎に挑む姿勢を鼓舞しています。

そしてこの本をそのspiritで書いたと述べております。

まさにそのとおりだし、ニックレーンらしい終わりかただと思いました。

 

ところで、今年の進化の授業には“もぐり”の人が1名いました。つまり、名簿登録してないけど、友達に面白いと聞いたから、聞きにきたというのです。

 

長くやっていればこういうこともありますよね。それがとても嬉しかったです。