※画像はジャニー喜多川の性加害問題の会見の質疑応答で声を上げる望月衣塑子記者
例えばである・・・
大久保清商店
都井睦雄事務所
宅間守商会
麻原彰晃カンパニー
このような店や法人があったとしよう。
あなたはこのような名前の店で商品を購入したり、取引をしたいと思うだろうか?
少なくとも憲さんはしたくない。
何故ならその商号は稀代の殺人鬼の名前が冠されているからである。
全く関係のない同姓同名の方もいるかも知れぬが、やはりそのような商号の法人と取引をしようと思う人は奇特と言わざるを得ないのではなかろうか?
参考
↓
【津山事件(都井睦雄事件)】
【大久保清】
【宅間守】
【麻原彰晃】
それと同じ問題である・・・。
「ジャニーズ事務所」
当初、この法人の代表を引き継ぐ東山紀之氏にして、「人類史上最も愚かな事件」を引き起こした性的捕食者(プレデター)であり犯罪者の名前を冠した日本でも有数のタレント事務所である。
参考
↓
【ジャニーズ事務所会見】東山紀之、ジャニー氏の性加害に「人類史上最も愚かな事件」 自身の引退決めたのは「ここ最近」
日本の公然の秘密……ジャニー喜多川氏の性的加害
この「ジャニーズ事務所」なる忌々しい名称を冠した芸能プロダクションが廃業するそうである。
参考
↓
【会見詳報】ジャニーズ「廃業します」 東山紀之社長が驚いた補償希望の人数、語った今後
至極当然ではあるが、喜ばしいことである。
そのジャニーズ事務所が2日にもこの犯罪者ジャニー喜多川の問題で記者会見を行ったようである。
この問題については、ハッキリしているのでここでは述べない。
憲さんが問題にしているのは、この記者会見に出席した我らが東京新聞の記者の望月衣塑子記者に対するバッシングの“雨あられ問題”についてである。
望月衣塑子記者といえば、東京新聞の看板記者であり、安倍政権下の菅義偉官房長官記者会見での厳しい質問で注目を集めるようになった記者であり、憲さんが注目している記者である。
参考
↓
【望月衣塑子】
また、彼女の著書『新聞記者』が映画化されておりそれでも有名になった記者である。
参考
↓
【新聞記者 (映画)】
彼女の記事が6日に社会面に載った。
「NGリストジャニーズ関与否定 怒号と拍手異様な2時間」という題の、やはりジャニー喜多川の性加害問題に関する会見についての記事である。
ここでこの会見に出席した望月記者は質問者として司会から指名を受けなかった。後に本人が確認したことだが彼女は「NGリスト」に名前が入っていたからである。
というか、入っていなくても相手に厳しい質問をする望月記者は加害当事者であるジャニーズ事務所やそこから委託されたPR会社は彼女を質問者として指名するのは恐怖であったのだろう。
このやり取りについては望月記者本人のネット記事が配信されているので是非とも参考にしてもらいたい。
ここにことの本質がよく書かれていると憲さんは確信している。
参考
↓
望月衣塑子記者が振り返るジャニーズ会見 記者席から見た現場の状況は、「NGリスト」に名前はあったのか…
特に、この時の会見で問題になったのは会見する立場にあるジャニーズ側の井ノ原快彦の対応である。
ここは重要なので長いが記事を引用する。
以下
仕方なく「元裁判官しか(補償チームに)入っていないことも問題視されている。見直さないのか」と大声を上げた。すると東山氏らが「僕らも考えた。でもまずは心のケア。傷ついたものをしっかり癒やしていく、その上で補償を考えたい」と答えた。この時は、9月の会見と同様、関連質問には司会者の指名なしでも答えるのだと受け止めた。ならば、テーマごとに深掘りできると思った。
しかし違った。最前列中央で手を挙げ続ける「Arc Times」の尾形氏を、松本氏は指名しない。尾形氏が抗議すると、松本氏は「関連質問は1問とカウント」とすると言い、尾形氏に質問を許さなかった。その前に関連質問として声を上げたことが原因らしい。井ノ原氏も「先ほど、ご質問(関連質問)されたのを聞いちゃったんですよ」と松本氏に追従した。
関連質問とは本来、本人がまず聞きたい質問とは違う。その後も無視され続けた、尾形氏が「これは茶番だ」と批判すると、松本氏は「茶番ではない」と否定。こうしたやりとりが何度か起きるうち記者席から「ルールを守れ」「司会はきちんと仕切れ」などの怒号が飛び、幾度か騒然とした雰囲気になった。その中で私は「関連質問をきちんとさせてください」と声を張り上げ続けた。
すると井ノ原氏は「全国の子どもたちが見ている。僕にも子どもがいる。皆さん落ち着いて」と私や尾形氏を諭すような口ぶりで言った。質問をまともに受けないことがおかしいと思うのだが、質問の仕方が悪いと言わんばかりだった。相手の態度などを否定して論点をずらす「トーンポリシング」ではないか
この井ノ原氏の発言の後、最前列に座る芸能リポーター陣から拍手が湧きおこった。これまで数々の会見に出てきたが、責任を問われるべき側が会見で「1社1問」「2時間のみ」などと制限をかけている中で、記者側が会見者側に拍手を送るのを初めてみた。一体なんのために会見に来ているのかと疑問を感じた。
以上、引用終わり。
ここにある「トーンポリシング」という言葉は憲さん初めて聞いた。
トーン・ポリシング とは、「話し方警察」と訳され、論点のすり替えの一種であり、発生論の誤謬に基づいて人身攻撃を行ったり議論を拒否したりする行為である。発言の内容ではなく、それが発せられた口調や論調を非難することによって、発言の妥当性を損なう目的で行われる。とのことである。
Σ( ̄□ ̄;)ハッ!
これ、憲さんがクレームをつけているときによくやられる手法である!
なるほど、「トーンポリシング」って言うのだな!
今度はこれで反論してやろう!
「おまえ!それは“話し方警察”だぞ!論点をずらすな!」ってね!
(´艸`)くすくす
憲さん一つ賢くなった!
参考
↓
【トーンポリシング】
で、この井ノ原の発言はまさにこの“トーンポリシング”ではないのか?
何が「全国の子どもたちが見ている。僕にも子どもがいる。皆さん落ち着いて」だよ!
全国の子供たちに夢を与えるべき会社の親玉がとんでもない大犯罪を犯してきており、それを井ノ原含め見過ごして来たのだろう?
どの面さげてそんな事が言えるんだよ!
(´Д`)=*ハァ~
そもそも記事にある通り「責任を問われるべき側が会見で『1社1問』『2時間のみ』などと制限をかけている」こと自体問題だろ?
すべての質問に時間をかけて誠実に答えるぺきではないのか?
また、さらに深刻なのがこの井ノ原の発言に拍手を送る他の出席した記者連中である。
その権力や取材対象におもねる体質がこのジャニー喜多川というとんでもないモンスターをのさばらせやりたい放題の犯罪を放置した原因であることをいまだに理解していないらしい。
なんとも嘆かわしい!
そして、この正当な質問をする望月記者に対して非道な悪罵を投げ掛ける連中がいる。
ネットニュースなどにそれが散見される。
そして、その筆頭が新潮社である。
新潮社と言えば、あの差別主義者杉田水脈を擁護して自爆したトンデモ出版社である!
参考
↓
憲さん随筆アーカイブス 杉田水脈の差別的言辞を擁護する新潮社に天誅くだる! “天誅アート”最高\(~o~)/
このトンデモ出版社が我らが望月記者に対して口汚い悪罵を投げつけている。
以下の記事である。
ジャニーズ会見で再注目「東京新聞・望月記者」の記者会見トラブル歴 そこに「自己陶酔」はないのか
ジャニーズ会見「望月衣塑子記者の暴走」を見た東京新聞記者たちの本音「迷惑なんですが…上層部は問題にしていません」
以上の記事、愚にもつかない与太記事である。
おそらく望月記者の才能に嫉妬する与太記者が机の上で鼻くそほじりながら書いた記事であろう。
こんなことは新橋の居酒屋で同僚とでも話してろよ!というくらいのクソ記事である。
こんなこと書いてるくらいなら記者などやめてしまえ!
これに対して、本質的に望月記者の姿勢を評価している記事があった。
それがLiteraである。
こちら
↓
ジャニーズ会見で井ノ原の「ルール守って」発言賞賛と記者批判はありえない! 性加害企業が一方的に作ったルールに従うマスコミの醜悪
この記事の中で、望月記者の会見での成果が評価されている。
以下の部分である。引用する。
なかでも、望月記者は、司会者が会見を強引に打ち切ろうとした際、マイクなしで声を上げ、“ジャニーズの番頭”として長年事務所の中枢にあり “ジャニーズをもっとも知る男”と呼ばれてきた元副社長の白波瀬傑氏に言及。「白波瀬氏は前回……」と東山社長に投げかけると、東山社長は「白波瀬さんにはやはり説明責任があると思うので、うちの事務所に携わってくれた人たち、やはり協力を仰ぎたいなと思うので、それも含めて検討していきたいと思う」と回答した。
このやりとりは、毎日新聞が「東山氏、白波瀬前副社長に『説明責任ある』」と題して記事にしたように、非常に重要な意味を持つ。望月記者は挙手しても当てられることはなかったが、報道として価値ある言質を引き出す質問をおこなっていたのだ。
以上
何で毎日新聞にそのやり取りを記事にされて東京新聞には書いてないのよ?
トンビに油揚げさらわれたじゃないのよ!
(´Д`)=*ハァ~
まー、いいや。
で、Literaの記事は望月記者と同じように厳しい追及をして不当な批判を受けている「Arc Times」の尾形聡彦編集長のコメントを載せてくれている。
ここにことの本質が現れている。
これも長いが引用する。
実際、今回、会見で抗議の声を上げたことで、バッシングを受けている前出の尾形氏は、会見での御用マスコミのふるまいを暴いた上、こう喝破している。
〈驚いたのは、真面目に質問しようとする私たちに対する、テレビや新聞の大手メディアのスチールカメラマンやビデオカメラマンたち、芸能リポーターたちからのヤジでした。不正な「ルール」であってもジャニーズ事務所の意向に従え、と言う彼ら彼女らの忖度と共犯性が、ジャニー喜多川氏の性加害を50年にわたって続けさせてきた原動力であり、その共犯関係がいまも根強く続いていることを思い知りました。〉
〈多くのメディアが、私や望月さんを批判する記事を書くでしょう。私は彼らに問いたいと思います。あなたは、八百長を強要するルールを守れと言うのか。そして、あなたたちはジャニー喜多川氏の数十年に及ぶ性加害のなかで、何をしてきたのか。メディア人としての悔恨や怒り、責任感は全くないのか、と。〉
〈新社長や新副社長に説明責任を求める私たちの質問から、ジャニーズ事務所は徹底して逃げようとしました。東山氏は私の質問に少しだけ答えましたが、マイクを持った質問はさせてもらえませんでした。
そしてその状況を、社会の公器である、記者やカメラマンたちが、性加害問題を解明しようとは全くせずに、逃げるジャニーズ事務所に同調して私たちに匿名でヤジを浴びせ、ジャニーズ側に同調して拍手までしている。
今日の会見で性加害問題を数十年隠蔽してきたジャニーズ事務所の体質が全く変わっていないことが露呈しました。そして共犯であるテレビ・新聞が、追及しようとする記者たちに怒号を浴びせる、おぞましい姿を目の当たりにしました。
この問題は全く終わっておらず、むしろ解明が始まったばかりであり、ジャニーズ事務所やそれを取り巻くメディアが必死の隠蔽を続けようとしているのだ、ということを体感しました。〉
尾形氏の言うように、マスコミはいまも、本音のところでは、ジャニーズの不祥事を隠蔽したがっているのである。いまは世論の目が厳しいから批判しているフリをしていても、実際は決定的なことは追及しようとしない。そして、誰かがそこを追及しようとすると、とたんにスクラムを組んでつぶしにかかる。
以上
これが現在の日本のマスコミ界、言論界の現状である。
このような中で、権力に果敢に立ち向かい真実を暴こうとする望月記者などは貴重な存在である。
毛沢東についての歴史的評価はおくとして、毛沢東語録にこのようなフレーズがある。
「我々の敵は誰だ。そして我々の味方は誰だ。敵が反対するものは擁護する」
参考
↓
「我々の敵は誰だ」
“敵から嫌われる”ジャーナリスト。
それこそが真のジャーナリストではなかろうか?
私たちは望月記者のようなジャーナリストこそ徹底的に擁護し守っていくべきではないだろうか?
憲さんはそう考える。
どーよっ!
どーなのよっ?
※文末画像はくだんの東京新聞記事
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