※画像は東京新聞論説委員兼編集委員の田原牧氏。憲さんが信頼できる記者である。氏はトランスジェンダーでもある。
 
まずは、憲さんの日々川柳を紹介しよう。
 
憲法を守らず叫ぶ「法の支配」
 
醒酔庵愚憲
 
お粗末m(_ _)m
 
先月開かれた広島G7サミットで「法の支配」を連呼する岸田の欺瞞性を詠んだ憲さんの川柳である。
 
岸田にせよ菅にせよ安倍にせよ、ことあるごとに叫ぶのが「法の支配」である。
 
しかしいったい奴らは「法の支配」という意味がわかって言っているのだろうかといつも不思議に思う。
 
「法の支配」とは、専断的な国家権力の支配を排し、権力を法で拘束するという民主国家の法の基本原理である。
 
参考
【法の支配】
 
もっと簡単に言えば、「『法の支配』する国の権力者は憲法を遵守しましょうね」ということである。
 
しかし、奴らがやっていることはなんだ?
 
憲法を無視し、または破壊し自分たち権力者のやりたい放題ではないか!
 
岸田は国会を軽視し、国民の声を無視して「法の支配」を逸脱し軍事費を2倍にしてさらには先制攻撃である「敵基地攻撃」をも可能とする戦力を保持しようと画策しているではないか。
 
また、特にそれが顕著だったのが安倍晋三であった。
 
「人事で官僚を掌握し、自らに近い人物を登用する。内閣府法制局長を代え、集団的自衛権の行使を容認する安保関連法を制定した。森友、加計学園問題、桜を見る会問題でもその手法は垣間見えた」
 
本当にその欺瞞性は酷いものである。
 
だったらまだ「法の支配」などとは言わず、どこかの国のように「我が国は『人が支配』する独裁国家である!」と宣言したほうがこんな欺瞞を弄するよりはまだ潔(いさぎ)がいいと思う。
 
そんな思いを確信したのが、今日の東京新聞朝刊総合面の田原牧論説委員兼編集委員の「視点 私はこう見る」の論説である。(文末添付画像参照)
 
「ジャニーズと旧統一教会 『法の支配』はいずこ」という題で、憲さんがこの問題で今まで感じていたことを余すところなく代弁してくれている!
 
いや~!
 
スッキリした!
 
前出の「人事で官僚を掌握し・・・」のくだりも、この論説からの借用である。
 
この論説では性暴力加害者のジャニー喜多川と岸田や安倍を同列に、「ともに強い権力を持つ人物が問題の解決に立ちふさがった」と「この社会では『法の支配』よりも『人の支配』が勝っていることを示している」と指摘している。
 
まさにそうであろう。
 
そして、田原氏はこう言っている。
 
「だが、『人の支配』に伴う副作用は危険だ(中略)テロリズムの誘惑を呼び覚ます」と。
 
安倍銃殺されたのは自業自得であり、まさに「天網恢恢疎にして漏らさず」の帰結である。
 
そして、岸田も爆発物を投げつけられている。
 
なぜそのような目に遭うのか岸田は胸に手を当てて真剣に考えるべきであろう。
 
蛇足だが、一昨日山上徹也氏の裁判に「『不審物』が配達されて公判前整理手続きが中止になった」とのニュースが流されていたが、これは明らかに「捏造ニュース」である。
 
参考
不審物は金属反応ある箱、山上被告の公判前期日は取り消し 奈良地裁
 
そもそも届けられたのは「不審物」ではない!
 
山上氏の量刑軽減を求める署名であり、何ら不審ではないのだ。
 
郵送物の中は紙だけで、金属物は一切入っていなかったにも関わらず地裁の職員が金属探知機で検査したら反応があったことによりこのような大騒ぎになったのである。
 
ちなみにこの署名を送った方も山上氏と同じ宗教二世で、約1万3千人分の署名を送ったそうである。
 
日本もまだ捨てたものではない。
 
参考
公判前整理手続き、妨害意図なし 地裁へ“不審物”送付の人物
 
不覚にも憲さんは署名をしていない!
 
(´Д`)=*ハァ~
 
なので、このニュースは本来・・・
 
「裁判所に送られた署名、職員が不審物と誤認、裁判が延期となる」が正しい。
 
これは明らかにいつもは偉そうにふんぞり返っている「国家の暴力装置」たる裁判所のミスであるので、それによって裁判が延期になったことを裁判所は山上氏はじめ、関係者に謝罪した上で、機動隊まで動員するなどした無駄な経費を補填すべきなのである!
 
このような露骨な「フェイクニュース」も国家権力の意図を汲んだものであると容易に想像できる。
 
山上氏はやむにやまれず、安倍を殺害したのであり、量刑は執行猶予付きが妥当ではないかと、憲さんは考えている。
 
少なくとも極刑や無期懲役はあり得ないであろう。
 
もとい。
 
そして、東京新聞の田原さんはこう言っている。
 
「『人の支配』は社会を蝕む。(中略)この国の『落日』を加速させている要因の一つであることは明白だ」
 
田原さんはこの国が「落日」のベクトルにあることをしっかり見据えた上で、それを加速させているのが為政者のこのような思想、資質であると指摘している。
 
慧眼である。
 
そして、その最たるものが岸田の息子の「公邸での乱痴気騒ぎ」であり、岸田はそれに出席した上でそれが問題ともならないと思うくらいのボンクラであり、田原さんは「首相の『法の支配』が空しく響いた一因は自らの振る舞いへの無自覚さが根ざしている」と断罪している。
 
同感である。
 
このような連中がこの国を支配している限り、この国の「落日」のスピードは加速度的に増しているのは残念ながら確実である。
 
憲さんはそう思う。
 
どーよっ!
 
どーなのよっ?