※画像は鳴り物入りで発足したデジタル庁での就任式で記念撮影におさまる河野デジタル相(右)と牧島前デジタル相
 
こんな省庁いらない!
 
明治5年9月12日 (旧暦・この時点ではまだ新暦が採用されていなかった・新暦換算1872年10月14日)新橋~横浜間で鉄道が開業された。
 
参考
【日本の鉄道開業】
 
御一新からわずか5年の間である。
 
そして、その約2か月後の明治5年12月2日(旧暦・新暦1872年12月31日)まで日本では太陰太陽暦(天保暦)が使用されていたが、1873年に太陽暦であるグレゴリオ暦を導入し、導入日を明治6年1月1日とした。
 
すなわち、明治5年の12月はたった2日しかなかったのである。
 
参考
【太陽暦】
 
この際に江戸時代から使われてきた不定時法から定時法に改められている。
 
参考
【日本の時刻制度】
 
憲さん随筆
憲さん文芸論 安政七年三月三日の江戸に降る雪はいつ止んだのか? 作家吉村昭氏の歴史小説の執筆作法から学ぶ!
この随筆で、江戸時代の不定時法について簡単に触れている
 
この、今では当たり前となっている不定時法の導入により鉄道は時刻表通りに規則正しく運行することが出来るようになったともいわれている。
 
・・・・・・・・・
 
ところで、昭和十七年制定の鉄道省令第三号の「鉄道運輸規程」第四条には以下の定めが記されている。
 
鉄道ハ停車場ニ運賃表、料金表、旅客列車(混合列車ヲ含ム以下同ジ)ノ時刻表其ノ他運輸上必要ナル諸表規則等ヲ備附クベシ 。
 
以上
 
カナ交じりだが、簡単に言えば「鉄道の駅には運賃表と時刻表を掲示しなさい」ということである。
 
当たり前と言えば当たり前の規定である。
 
先日6日の東京新聞朝刊一面記事で知ってビックリしたが、この「当たり前」のことが「当たり前」でなくなってきているというのである!
 
それがこの記事である!
ホームに時刻表がない! 経費削減で続々撤去 値上げしてるのに…これってあり?<ニュースあなた発>
 
ニュースの中身はこうだ。
 
鉄道の駅のホームから時刻表が姿を消しつつあるそうだ。西武鉄道では管内で3駅を残すだけとなったらしい。
 
その鉄道会社側の言い訳はこうだ。
 
「スマートフォンの普及で時刻表のニーズが少なくなり、固定費削減の観点から撤去を決めた」
 
「改札付近に時刻表を掲示しており、窓口では紙の時刻表を渡している」
 
だからいいでしょ!との言い草である。
 
これに対して鉄道会社を監督する国土交通省は、ホームから撤去するのは、設置を義務付ける国の規定に違反しないのかとの問いに対して・・・「掲示の場所や方法に具体的な規定はなく、ホームではなくても改札付近に掲示したり、電光表示で案内したりしていれば問題ない」との見解だそうだ。
 
なんだよ!
 
それ?
 
この問題を訴えている女性が言うにはこうだ!
 
昨日まで時刻表が掲示されていた案内看板に観光ポスターが貼られていた。「電光掲示板は直近の列車しか分からない。時刻表なら一目でぱっと分かるのに・・・」
 
まさにおっしゃる通りである。
 
鉄道会社は「観光ポスター」を貼る経費は惜しまないが、時刻表を貼る経費は惜しいのかよ?
 
新聞の画像を見ると、その観光ポスターは鉄道会社の自社の宣伝ポスターでもある。
 
じゃ、何か?
 
乗り換えのために降りた駅で時刻表を確認したいとなるとわざわざ改札まで見に行かなきゃならないのか?
 
階段登って!
 
えーっ?
 
で、何よ?
 
「スマートフォンの普及で時刻表のニーズが少なくな」った?
 
それってどんな調査して結論を得たのよ?
 
じゃ、調査結果を出しなさいよ! 統計学的根拠を!
 
じゃ、聞くがスマートフォンとやらは鉄道を利用する全ての人が持ってるのか?
 
えーっ?
 
おい!
 
時刻表なら最低でも紙に印刷して駅のホームの要所要所に貼ればいいだけだろ?
 
それでかかる経費とやらはナンボよ?
 
そんなに金が惜しいのかよ!
 
鉄道会社は!
 
それで鉄道事業の公共性が担保されるとでも思ってるのか?
 
それに、憲さんの父親はスマホどころか今時携帯電話ももってないのよ!
 
また、スマホじゃなくガラケーしか持ってない人、スマホ持っていても1ヶ月1ギガ以内におさえようと電話しか使わない人もごまんといるのよ!
 
憲さんの周りにはよっ!
 
じゃ、何か?
 
鉄道会社はそのような「デジタル弱者」の利便性は保証しなくてもいいと思ってるのね?
 
は~、結構、毛だらけ猫灰だらけ!ケツの周りは糞だらけ!
 
見上げたもんだよ!屋根屋のふんどし!
 
とくらぁ!
 
これが、国が鳴り物入りで「デジタル庁」なるものまでこしらえて目指そうという夢のような社会とはこんな社会なのかよっ!
 
参考
【デジタル庁】
 
デジタル化してないアナログ人間=デジタル弱者など・・・
 
「とーでもいーっ!」と思ってるのね?
 
あんたらは!
 
(´Д`)=*ハァ~
 
よく、わかりました!
 
憲さん、断固この風潮に抗していきます!
 
ホームに時刻表なかったら、携帯で駅の事務所に電話してでも持ってこさせるから!
 
だって、膝が痛くて階段登れないし!
 
頭くる!
 
で、これと同じような「デジタル弱者排除」の出来事があって憲さん東京新聞に投書したけどこちらはボツになったのでここで発表しておきます。
 
せっかくだから推敲前の文章を採録しておきますね!
 
是非とも読んでくださいね!
 
以下
 
江戸川区選挙管理委員会は区議選の結果を速やかに掲示板で告示せよ!(2023年4月25日)
 
4月23日統一地方選挙の後半戦の投票日、私の住む江戸川区でも区長と区議の選挙がありました。私も当然ながら有権者の義務として万難排して選挙に行きました。翌日新聞で結果が出るのを待っていましたが、江戸川区は翌日開票で区議選の結果は翌日14時頃に出たそうですが、夕刊にも掲載されていませんでした。当然ながら私は自分が投票した人の当落が気になり区の選挙管理委員会に問い合わせたら「区のホームページを見てください」との回答でした。私が「ホームページを見る環境にない」と答えると「5月半ばの区の広報に載ります」との回答。それまで待てないと言うと「では明日9時から5時までに選管に結果を書いた紙を取りに来てください」との回答でした。私は選挙の掲示板に結果を貼るなり、駅やコミュニティセンターに結果の広報を置けないのか?と尋ねたら「それはしていないし、出来ない」の一点張りでした。ではどうしたらインターネットを見れない人の「選挙結果を知る権利」を保証できるのでしょうか?そのような人は半月もその結果を知ることが出来なくても是なのでしょうか?だったら選挙なんで行く気力も失せます。江戸川区の選挙管理委員会の見解を是非とも聞きたいです。
 
以上!
 
どいつもこいつも、猫も杓子もインターネット、インターネット!
 
じゃ、インターネット見れない人は置いてきぼりかよ!
 
だったら、特に行政は万人にインターネット見られる端末と、その電気代と通信費を配布してから言えよ!
 
そういうことはよっ!
 
行政や公共性の高い事業者は真剣に考えるべきですな!
 
ホントに!
 
憲さんはこれからもこのような風潮には断固として抗って生きていくよっ!
 
皆さんはどう考えますか?
 
どーよっ!
 
どーなのよっ?
 
※念のため記事全文採録
 
ホームに時刻表がない! 経費削減で続々撤去 値上げしてるのに…これってあり?<ニュースあなた発>
2023年5月6日 
 
 鉄道の駅のホームから時刻表が姿を消しつつある。西武鉄道では管内で3駅を残すだけとなった。今春、鉄道各社の多くが運賃を引き上げただけに、本紙「ニュースあなた発」には、読者から「運賃を値上げしてサービスを下げるのか」との不満の声が寄せられている。(須藤恵里)
 
 鉄道の時刻表 1872(明治5)年、新橋—横浜間に日本で初めて鉄道が開業したときから駅に掲示していた。国の鉄道運輸規定では「鉄道ハ停車場ニ(中略)旅客列車ノ出発時刻表ノ摘要ヲ掲示スベシ」と駅での設置を義務付けている。「日本鉄道史 幕末・明治編」(中央公論新社)によると、時刻表通り規則正しく運行するために、鉄道開業に伴い西洋式の定時法を導入し、日本人の時間感覚を大きく変えたという。
 
 東京都練馬区に住む女性(60)は1年前、自宅近くの西武池袋線石神井公園駅のホームで異変に気付いた。昨日まで時刻表が掲示されていた案内看板に観光ポスターが貼られていたのだ。「電光掲示板は直近の列車しか分からない。時刻表なら一目でぱっと分かるのに…」
 西武鉄道の広報担当者は本紙の取材に「スマートフォンの普及で時刻表のニーズが少なくなり、固定費削減の観点から撤去を決めた」と説明する。
 西武鉄道によると、ホームの時刻表は2022年春に一部の駅で試行的に撤去し、現在は91駅のうち、西所沢駅など3駅にしか残ってない。広報担当者は「改札付近に時刻表を掲示しており、窓口では紙の時刻表を渡している」と強調するものの、「再設置してほしいとの声も一部にある」と利用者に不満があることを認める。
 西武鉄道に先立ち、時刻表の撤去や削減を進めてきたのがJR東日本だ。19年に南武線の複数の駅でホームから撤去すると、沿線の東京都稲城市で市会議員らが問題視。市もJR東日本に訴えたが、再設置には至っていない。
 ホームから撤去するのは、設置を義務付ける国の規定に違反しないのか。国土交通省は「掲示の場所や方法に具体的な規定はなく、ホームではなくても改札付近に掲示したり、電光表示で案内したりしていれば問題ない」との見解だ。
 今春、鉄道各社が相次いで運賃を値上げした。ホームドアなどバリアフリー設備の充実を値上げの理由に挙げているが、新型コロナウイルス禍での乗客減による収益の悪化が背景にある。時刻表の撤去もコロナ禍と無関係ではない。
 しかし、冒頭の女性は疑問を投げかける。「スマホを使えない人もいる。鉄道会社はバリアフリーを進めると言いながら、時刻表撤去によって新たなバリアーを生んでいる。私たち利用客を軽視していませんか」
 
◆時計に照明、ゴミ箱も…合理化?やりすぎ?
 新型コロナウイルス禍による乗客減で収益が悪化した鉄道各社はコストカットを余儀なくされている。経費削減の波にさらされているのは、駅ホームの時刻表だけではないようだ。(中沢誠)
 西武鉄道やJR東日本などは駅のホームから順次、時刻表を撤去してきた。国土交通省鉄道サービス政策室の担当者は「時刻表はダイヤ改正のたびに二重三重のチェックが必要だ。印刷コストに加え、張り替えの手間もかかる。維持するコストは大きい」と理解を示す。
 しかし、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは「時刻表は、定刻通りに運行することで利用者に鉄道の安全性を示すものでもある。合理化の流れとはいえ、時刻表までなくすのはやり過ぎでは」と疑問を呈す。鉄道経営に詳しい東洋大国際観光学部の黒崎文雄教授は「コロナ禍で経費削減に拍車がかかっており、時刻表の撤去の流れもその一つ。そこまでコスト削減しないと黒字化できないところまで来ている」と解説する。
 
 「鉄道事業では固定費の割合が大きい。コロナ禍以降、社内では、よりコスト削減が叫ばれるようになっている」と打ち明けるのはJR東日本の関係者だ。この関係者によると、JR東日本管内では、時刻表にとどまらず、駅構内の時計や照明、ごみ箱まで減らしている。
 時計は管内全駅の3割にあたる500駅を対象に、10年程度かけて撤去する計画だ。2021年1月の社内文書で、時計撤去の狙いについて「コロナの影響や感染予防に伴う減収により、あらゆる場面でコストダウンへの取り組みが必要であることから、老朽設備の更新や維持管理費用の削減が目的」と説明したという。
 JR東海も「携帯電話の普及などで、お客さま自身で正確な時刻を把握できる手段が増えている」との理由で、23年3月末までに16駅で時計を撤去した。
 東京メトロでは、コロナ禍による乗客減少や節電対策として、21年11月から券売機の稼働を一部休止している。広報担当者は「お客さまの動向を見ながら今後については検討したい」としている。
 
以上