劇団FIREBALL『Lordless3~真実と事実と現実は異なる~』感想。 | 特撮大好き舞台人。であります!

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平日は地元(秩父)で社会人をしながら週末は芝居(主に舞台)活動している
「社会人役者」です。
2022年秋より俳優・橋爪淳さんの弟子の1人になりました。
アニメ・特撮大好き。
好きなキャラ御三家は、
ケロロ軍曹・ニャンコ先生・セブンガーであります!

2月24日(土)、久し振りに下落合まで行ってきました。

劇団FIREBALL 第17回公演
『Lordless3~真実と事実と現実は異なる~』

を観るために。


昨年2月に、自分の黒衣服を一部使用して頂いた劇団の公演『Lordless2』の続編。

どんなお話かというと・・・↓

遠い未来、世界の国々は解釈や認識の違いから起こる問題を解決するために、一つの物事に対して世界解釈などを一つにする国際共通認識百科事典(ウィキノート)作成を決定。
その調査機構をウィキアースと命名し各国に設置する。
しかし、機構は世界の均衡を保つために、いつしか歴史の真実を隠蔽するようにすらなっていた。
その事実を明るみにしようとする組織:ヴォイドは、戦国時代の歴史を変えようとしたが、その存在を知った新選組の沖田総司と徳川四天王の井伊直政によって阻止された。
そして、今回の矛先は西郷隆盛に向けられ沖田も時空を超え向かうことに。
ウィキノートの記述とは違いやる気のない西郷に手を焼いている中、赤報隊隊長相楽総三が現れる!
誰?西郷出すんなら、もっと有名どころいるだろうに?
なぜ、相楽総三なんだ?
またしても沖田は時代の渦に巻き込まれていくシリーズ第3弾!
↑(劇団HPより)

前回は、戦国時代のお話で。

今回は幕末のお話。

現在、NHK大河ドラマで『西郷どん』やってるので、ちょうどタイムリーなネタだと思いました。

基本的には、未来から歴史に介入する2つの組織。

『ウィキアース』と『ヴォイド』の対立というか戦いに、その時代の偉人が巻き込まれていくわけですが。

便利な未来の道具も登場。怪我や病気を治す薬とか、他人になりすましたり、刀の扱いが上手くなるとか・・・

その中て、未来の道具に頼らずとも強い沖田総司は、やはり凄いなと。

自分はシリーズ第1弾は観ていないので、時空超える事になった沖田総司の物語は未見なわけですが。

だんだんと、『ウィキアース』と『ヴォイド』のどちらが正義で、どちらが悪か?という線引きが無くなってきているような気がしました。

『ウィキアース』が正義側、『ヴォイド』が悪側という単純なものではなくなって来ているのを観ていて感じました。

どちらの側の人物にも、それぞれ抱えてる問題、理想、願いがあり、お互い自分の掲げる正義の為に争っているような。

今回巻き込まれていくのは、主に西郷隆盛と相楽総三の2人。

西郷隆盛は有名だけど、相楽総三は確かに『誰?』という感じでした。

田口くんが今回、相楽総三を演じましたが。

相変わらずの普段の温厚な青年からのギャップが楽しかった。

薫さんは、相楽総三の妻役でした。途中にあるギャグ?シーンのやり取りは観ていて楽しかったです。

しのぶ様は、『ヴォイド』側に付いている時空を超える能力者の役。

何というか・・・あの『やさぐれ感』が凄かったです。

そして、とっても気になったのが・・・しのぶ様の役が時空を超える時に使ったアイテム。

何というか・・・『魔法少女』か、『変身して戦う女の子』あたりが使いそうなアイテム・・・

昔だと『セーラームーン』、今だと『プリキュア』あたりに出てきそうなアイテム。

個人的にそれがとっても気になりました。

終演後、田口くん・しのぶ様・薫さんと一緒に記念に1枚。


このシリーズ、ここまで来たら是非とも完結まで観たいなと思います。

劇団FIREBALLの皆様、大変お疲れ様でした。