塔山郁さん作品。★★☆☆☆


怪奇?怪異?ミステリー。
漂う雰囲気にかつて震撼させられた、「リング」的要素を期待しつつ手にしたミステリー。ホラーミステリーや怪奇小説は好きなジャンルだけれど、正直微妙な読後感。

「おくだりさま」という得体の知れない物ノ怪の仕業か、人間に取り憑く仕業か。物語は横道に逸れては戻り、戻っては逸れるといった展開。終盤近くまで間延び感があり、一体何を求めているのかよく分からなくなってくる。最後の最後に漸く物語は盛り上がりを見せるがそこまでの道のりがあまりに長く・・。
好みの分かれる小説か。

明日は今注目のシンガーソングライターのライブが大阪駅傍のグランフロント大阪ウメキタ広場で。ミュージックバスカーって呼ばれているらしい。いつか行けたらいいなと憧れ。

明日からはまた新たなミステリーとの出逢いが。