★★★★✩

粒揃いのミステリー短編集
昭和の終わりから平成に掛けて綴られたミステリーたちは、
現代にあっても色褪せることなく、永遠とも言える光を放ち続けている
宮部みゆきが宮部みゆきたる作品群
どの作品も興味をそそられるけれど、
中でも特にお気に入りの一編
『祝・殺人』
タイトルからして奇妙、と言わざるを得ないが
どうしてどうして、
そのタイトルしかないのだから恐れ入る
蓋を開けてみれば、
な〜んだ
とへらず口が飛び出して来そうだけれど、
コロンブスの卵
なのである
舞台は結婚披露宴
正に幸せ絶頂の時間。
時を同じくして、バラバラ殺人事件か発生
披露宴に出席していた一人の刑事
事件の合間に無理を言って出席、、またすぐに戻らねぱならない
そんな刑事に声を掛けて来た、式場スタッフの一人の女性
相談したいことがあると言う
話半分で聴いていた刑事は次第に脂汗が止まらなくなる
ここから先は本書をご覧あそばせ。
兎にも角にも、
宮部みゆきの、初期ミステリーが存分に愉しめる
ミステリーはかくあるべき
などと言う野暮ったさは微塵もなく、
彼女のミステリーに対する挑戦を存分に味わえる珠玉の作品たち⋯
きっとお気に入りの一編と出逢えるのでは⋯。
