2013,11,29,8:30
「ウィンターズ・テイル」は、クイーンの最終アルバム
「メイド・イン・ヘヴン」に収録されている実質的にも
フレディ・マーキュリー最晩年の曲です。
エイズに冒され、余命いくらもない彼が、
最後に持てる力を振り絞った「絶唱」です。
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"A Winter's Tale" / Queen
冬が訪れる
空が赤みを帯び、輝いている
かもめたちが頭上を飛び去っていき
白鳥たちは水面を滑っていく
煙突のてっぺんから昇っていく煙
僕は夢を見ているのだろうか・・・
これは夢なのだろうか・・・
夜の帳が下りて
空には絹のような月が昇る
子供たちは空想にふけり
大人たちはそばで見守っている
なんて超越した感覚なのだろう
僕は夢を見ているのだろうか・・・
これは夢なのだろうか・・・
(夢を見ている)
実に静謐な、平和に満たされた気分
静寂で、至福な感覚
あたりは、魔法のような雰囲気
なんと実に壮大な眺めだろう
息を飲むような光景
だって世界中の夢の数々が
手のひらの中にあるんだ
(夢を見ている)
居心地のよい炉辺での雑談
ちょっとした、あんなことやこんなこと
陽気な笑い声がさざめいては消える
柔らかい雨が僕の顔を濡らす
ここはなんて桁外れな場所なのだろう
そして子供の夢は
大人の希望なのだ
すべてがとても美しい
空に描かれた風景画のように
山々が、はるか高くに聳え立ち
小さな女の子たちが声をあげ、泣いたりしている
僕の世界は回る、ぐるぐると回る、回っている
信じられない
くるくる回されているような気分だ
僕は夢を見ているのだろうか・・・
これは、夢なんだろうか・・・
ああ 至福の時だ
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明日の午後、退院します。
市立病院の血液内科の次回の外来受診日を
地域連携センターを介して調整中です。
次の血液内科の入院は「自家移植」になると思います。
次の入院まで、猶予期間がどれくらいあるのか
今はわかりません。
正月は、我が家で過ごしたいな。