猫の口内炎防止 歯磨きの仕方 | 猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

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猫の口内炎は、人のよりも広範囲にできてしまい、場合によると一生付き合うケースもあるとのこと(><)
また、気付きにくく、ひどく痛むので食事がしづらくなります(><)
発症する前にケアしていきたいですね。


・口内炎の原因

歯周病:
歯の周囲に歯垢や歯石が溜まり、
そこから細菌が繁殖して歯茎が炎症を起こすのが歯周病です。
重度の歯周病、歯肉炎になってしまうと、口内炎も引き起こす可能性があります。


不十分な歯のケア:
口腔内のケアがよくできていないために、引き起こされてしまいます。


外傷:
電気コードを噛んだり、
歯石による刺激によって、
口腔内に傷を負うことで発症します。


免疫力の低下:
病気やストレスで免疫力が低下したことで起こることもあります。


ウイルスや病気:
猫カリシウイルスや、猫ウイルス性鼻気管炎ウイルスの感染症によって起こることが多いと言われています。
他にも、猫エイズウイルス感染症、猫白血病ウイルス感染症、猫免疫不全ウイルス感染症、
腎臓病による血中尿毒素の上昇、糖尿病による血管炎、副腎皮質機能亢進症、
病気による免疫力の低下と細菌感染の複合など。


他の原因:
疲労、ビタミン不足、抗生物質による長期治療、薬品の副作用、アレルギー、
あるいは原因不明なことも。


・症状

よだれが増える:
痛みにより、よだれを飲み込むことがしにくくなってしまいます。
痛みを気にして、口当たりをしきりに前足でこするような仕草をすることもあります。
場合によると、出血することも。


食欲低下:
口に物を入れると痛むので、食事を嫌がり、
空腹なのに食べられない状態に(><)
結果、体重が落ちてしまいます。

重度だと、水も飲みづらくなる恐れも。


口臭:
歯周病があれば特に、口臭がきつくなることが多いです。
舐められたあとや、あくびをしているときに、
口臭がきつくないか、チェックしましょう。


グルーミングをしなくなる:
舌にまで口内炎が発症してしまうと、
舌を動かすたびに痛むので、グルーミングもできなくなってしまいます。


そのほか、夜鳴きしたり、奇声をあげたりといったことも。


・治療法

投薬:
感染に対する抗生剤やインターフェロン、
炎症、痛みを抑えるステロイド剤、消炎鎮痛剤、
免疫抑制剤など。


歯石除去:
歯周病による発症を防ぐため、歯石を取って口内をきれいします。
全身麻酔下で行うことが多いので、
猫ちゃんの体の負担を把握するためにも、獣医師とよく相談を。


抜歯:
歯周病が進行しすぎて歯がグラグラの場合、抜歯を行い口内炎の原因を取り除きます。


レーザー治療:
自然治癒力を高め、痛みなどの症状を軽減します。
ただ、数回通院する必要があることもあります。

痛みもなく、無麻酔で行え、出血も少ないですが、
効果は賛否両論あるそうです。


外科療法による抜歯:
奥歯のみをすべて抜くケース(改善率約6割)と、
歯をすべて抜くケース(改善率9割以上)とあります。

しかし、健康な歯を抜くのは非常に大変で、
顎の骨が弱っていた場合、骨折してしまうことも(><)
担当医は慎重に術前検査を行い、段階を決めます。


・食事の工夫
口内炎になっていない場合は、
ドライフードなど、歯石や歯垢がたまりにくいフードを選びましょう。

口内炎が発症した場合、
食べた際に痛みのないよう、工夫してあげましょう。

薄味にする:
塩気のあるもの、味の濃いものは、炎症を起こしている部分を刺激してしまうので、
元々味付けの少ないウェットフードや、
ウェットフードを茹でて薄味にしたり
と、工夫しましょう。


温める:
茹でるなどして温めることで、匂いが出て食欲をそそります。


匂いをつける:
猫用のかつお節や、またたびなどを、ほんの少しふりかけることで、
匂いをつけて食欲をそそらせます。


固形物を減らす:
カリカリなど、固形物を与える際は、
ジップロックに入れて細かく砕いてあげたり、
茹でてペースト状に潰してあげましょう。


ずっと柔らかいフードを食べていると、歯石が付きやすくなってしまうので、
口内炎が治ったら、様子を見ながらカリカリに戻す方が良いでしょう。


手作り:
口内炎に優しいレシピとして、
ほうれん草、小松菜などを細かく切って、お湯や牛乳で湯がいたものというのが紹介されていました。
これに、さらに豚肉や鶏肉を入れるのも良いそうです。

口内炎の際のレシピを、検索していろいろと調べてみましょう。
ただ、中毒になるような食材はもちろん避けましょう。

猫に食べさせちゃいけないものについての記事↓
https://ameblo.jp/kemonowebcomic/entry-12602570886.html

口内炎の際のレシピが書かれているサイト↓
http://www.inunekosummit.net/sickness_cat/stomatitis.html
https://nekochan.jp/healthcare/article/4678


サプリ:
免疫力が低下すると口内炎ができやすくなるため、
免疫力を高めたり、栄養補助になるサプリメントを使うのも良いかもしれません。

かかりつけの獣医師に相談して、試してみましょう。


獣医師に相談:
タイミングとして、丸々2日も食べないとなると、
かかりつけの獣医師に相談するのが良いでしょう。

あまりに食べないとなると、他の病気を併発してしまう恐れも……。


・予防

ワクチン接種:
猫カリシウイルスや猫白血病ウイルスといった、口内炎の原因となる感染症のワクチンを接種することで予防します。
ただ、ワクチンにも種類がありますので、
どのワクチンが適しているかは、かかりつけの獣医師に相談を。


歯のケア:
歯石や歯垢がたまらないよう、歯のケアを行っていくため、
日頃から口に触れるのに慣れさせるのは、重要です。

上の奥歯が一番歯石が溜まりやすいので、磨く際に重点的に。
歯磨き効果のあるおもちゃなどを、日頃から噛ませるのも効果的です。


1、歯磨きジェルを指につけてなめさせ、その際に口に触れることで慣れさせる。
2、慣れてきたら、手前の歯に触る(触れたら、触らせてくれたことを褒めてあげる)

3、歯磨きシートを人差し指にきつく巻く
4、指に巻いたシートで歯に触れてみる
5、歯を一本、シートでこすり磨きしてみる。動かないようにもう一方の手で猫ちゃんを支えながら(うまくできたら、褒めてあげる)

6、歯ブラシで歯に触れてみる
7、触れられたら、少しずつブラシを動かしてみる(強く磨いてはいけない!)

少しでも嫌がる素振りを見せたらすぐに中止し、焦らず少しずつやっていましょう。

歯ブラシは指にはめるタイプのものもあるそうで、
慣れない人は、そっちを使うとやりやすいそうです。

どうしても口を触らせてくれない場合、
歯磨き効果のあるドライフードなどもあるそうです。
かかりつけの獣医師に相談して、与えてみましょう。

歯磨きの仕方の動画↓