コンコンです。
久々にトイレに行けなくなるホラー本を読みました。
近畿地方のある場所について 背筋
あるホラー作家が投稿で寄せられた全く別の話がある地方に共通することに気付き取材するお話です。
10ページくらいの違う話題がたくさん載っている形式で、
読んでいくと全ての話が繋がってくるという面白さがあります。
最後にかけて何が起こっているか説明があるので読後感がよかったです。
以下、ネタバレ考察になりますので読む予定のある方はお気を付けください。
この近畿地方●●●●●地方で起こっている怪奇現象には恐らく3つの怪異が関わっています。
ここまでは読めば分かりますがどれに関わったかで生存率が大きく違う気がするのです。
山の神(生前の名はまさる)
過去に村で事件を起こし亡くなった知的障害のある男性。
その後祟りを鎮めるため村で祀られ神のようなものとなる。
未婚、未出産の女性に執着し、
「やまにおいでー、かきがあるよー」
と山に女性を誘う。
関わった深さにもよりますが女性がこれに遭遇すると山に入ろうと行方不明になったり自殺します。
男性の場合は女性を山に誘う彼の手先になってしまう。
どちらも自由意志での行動が制限され、被害の拡大に寄与してしまいます。
人形を身代わりにすると一応逃げられるようです。
ジャンプ女
赤いコートを着てバンザイしながらぴょんぴょん跳ねるところを目撃されます\(^o^)/
非常に執念深く、目を付けられると高確率で死亡します。
出産経験のある女性をターゲットにしており憑りつくと自身の被害を拡大させる行動を強制してきます。
生前は上記の山の神を祀るカルト宗教団体に傾倒しており、
その影響で息子を亡くします。
以降、その神を利用して息子を蘇らせようと「お札」を拡散し、生贄のため関わった相手を殺害します。
最終的には信仰より息子への愛を優先して行動している節があります。
殺意高すぎですが・・・
ジャンプ女の息子で神としてなのか呪いとしてなのか蘇ったばかり。
あまり意志はないようでお腹がすくから関わった相手を殺害して贄として食す。
まだ被害の報告が少なく、本編でもこれからヤバい存在になりそうな気配がありました。
と、こんな感じでそれぞれの思惑があり被害が拡大しています。
漏らすかと思うほど怖かったのですが、
「違法エロ動画サイトをチェックして好みの女性にレスをつける神様」
と文字にするとかなり怖さは削がれますね・・・