先日のお話、

久しぶりに掘り出し物のお酒に出会いました。

すっかり馴染みになった「焚久味」にて発見した


電気ブラン


です。


名前からして怪しげなお酒ですが、れっきとしたリキュールです。

大正時代に東京、浅草の神谷バーというとこのマスターが考案したお酒で、

ブランデーベースのカクテルです。

しかし味よりも贅沢さをとジンやらワインやらキュラソーやらハーブやらを混合・・・

製法も存在も謎が多いお酒です。


当時は「電気」と名のつくものはハイカラだという理由からのネーミングのようです。

ぶっ飛んだセンスしてますね(-"-;A


お店もネタで置いてるみたいで、

「注文されると思いませんでした」

とか言いますし・・・


狐の婿入り-電気ブラン
味については・・・

独特すぎる味というか・・・

個性が味を凌駕するというか・・・

決して不味いわけではないんですが好みを選ぶ味でした。


この味が今で言うハイボールのようなブームになっていたのだなぁと歴史を感じました。


さてこのお酒、

最近読んだ小説の


「夜は短し歩けよ乙女」


でも登場していました。

1話目が正に「偽電気ブラン」というお酒を求めて夜の街を彷徨うというお話でした。


狐の婿入り-夜は短し

もし興味のある方は巡り合えたその時に挑戦してみて下さいw