私の家にはテレビがない…
なぜテレビがないのかというと…
静かなのが好きだから(笑)
それに、テレビの偏った情報に影響を受けるのも嫌だし、自分の貴重な時間をテレビに支配されるのはもったいない。
必要な情報は、だいたい職場の人々の会話や、電話で母と話した時などに、自然と耳に入ってくるので、そんなに心配いらない。
私は、小学校5年生の息子と2人暮らし。
普通の子どもは、当たり前のように家にテレビがあって、インターネット環境も整っているから、習い事以外はテレビやゲーム、You Tubeを視聴することに時間を費やしていることだろう。
私の息子は、テレビもないし、ゲームもないから、毎日のように近所の公民館の図書室に通って、3冊本を借りてくる。
最初は、「かいけつゾロリ」シリーズを楽しんでいたが、あっという間に完読し、読みたい本がなくなった!と嘆いていた。
そのうち、「妖怪もの」シリーズや、「◯◯のひみつ」的なものを読み始め、最近ではついに「織田信長」など歴史上の人物の本を借りてくるようになり、あらゆるジャンルを楽しんでいるようだ(笑)
公民館の本の他に、私が時間のある時には、車で市の図書館へ行き、15冊ほど借りてきて、あっという間に読み上げてしまうのだから、彼の集中力には本当に驚かされる!
かくいう私は…
子どものころ、歌を歌ったり、ピアノを弾いたり、音楽は大好きだったけど、本を読むのが好きではなかった…(笑)
作文も苦手だし、ましてや読書感想文にいたっては、自分にとってはかなり厄介な存在だった(笑)
これは、私がまだ中学校2年生の時の実話…
夏休みの宿題で、漏れなく読書感想文が課題であったのだが、私はどうしても本を読むのが面倒くさかった…
どうしたら、分厚い本を読まずに読書感想文を書けるのか、自分なりに思案したのだろう。
「大造じいさんとガン」という、別の教科書に載っていたお話を読んで、夏休みの読書感想文の宿題を提出した。
担任の先生は、国語の先生だったから、そんな私のズルい心はお見通しだった…
「ちゃんと本を読んできなさい!」と担任の先生から怒られ、また新しい本を読んで感想文を書く羽目になったのを覚えている(笑)
そんな私の息子は、私よりもよっぽど「物知り」だ。
彼に質問されても私が知らないことがたくさんあり、Googleで調べることが多々あるけれど…
それも2人の大事なコミュニケーションになっているのだろう。
彼がトイレでウンチをする時には、必ずトイレの中で読みたい本を急いで探し、バタバタしている姿が、なんとも可愛らしい(笑)
「テレビがない」というのは、一見不便そうではあるけれど…
わが家は「テレビがない」ことで…
たくさんの豊かな恩恵を受け取っているのだ(笑)