木下グループ ジャパンオープンテニス:③ 西岡選手 vs ギロン | 日々、2Boysとテニスとともに

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千葉県テニス協会に深く感謝しつつ12年のジュニアテニス沼を卒業し、今は円安に苦悩しながら息子二人のアメリカテニス留学を見守る母の日々を綴っています

Yoshihito NISHIOKA (JPN) vs [Q] Marcos GIRON (USA)

このカードは初日の4巡目でした。
もちろん外コートじゃなくてコロシアム。
※初日のOPです。

ひとつ前のオジェ・アリアシムvsブキッチが長い試合だったので(オジェから7-6(3)/6-7(2)/6-2)ゆっくりめに休憩してたら始まっちゃって、外からでも大歓声が聞こえました。
立ち上がりからものすごい声援。

結果はギロンから7-6(14)/4-6/6-1でした。

ひとつ前のオジェの試合がパワフルで躍動感いっぱいの熱くてカッコいい試合だったのと比べて「女子かな」と思うほど打球音がソフトでフンワリした戦いが始まってました。
内容はともかくとしてスコアは競り競りで、観客数もこの日一番の大入り。
西岡選手がポイントをとるたびにウオー!って西岡選手って男性のファンが多いのかもしれません。

ギロンはコート内に収めるのに集中してる感じでした。
このコートの特徴を前もって知ってたのか、立ち上がりからラケットを大振りせずコンパクトなスイングでキュッと回転をかけてコート内にしっかり落とす戦い方をしてました。

そんな西岡選手への声援が一瞬途切れたタイミングでどこからか「ギロ~ン」と消え入りそうな女性の声が…。
そのいじらしさに私とツレは思わず顔を見合わせてクスッと笑ってしまった。
彼女は西岡選手一色のムードのなか、そのひと言にすごく勇気がいったことと思います。

そのあと何回か、か細い声で「ギロ~ン、頑張ってぇ」って聞こえました。
これで奮い立たなかったら男じゃないってくらい健気な応援で私とツレはすっかり気に入っちゃいました(笑)。

試合は西岡選手が2nd setを奪い返してファイナルに突入したんだけどコートにアジャストし始めたギロンが勢いにのってポイントを重ねる流れになり、西岡選手は押されまくりで「ちょっと無理だなこりゃ」

な感じで最後の2ゲームは、出た!出たで、不貞腐れ!
ラケットを投げ、球を追わない、やけくそ打球で吹っ飛ばして試合も投げて終了。

その後のインタビューがまたひどかった。


運ゲーって…。
自分の人生を賭けると誓ったスポーツをそんなふうに言うなんて自分をも馬鹿にしてるって気づかないのでしょうか。
メディアもさすがに好意的に書かないですね。

対戦相手へのリスペクトが全くない。
ギロ~ンが勝ってよかったです。
健気な彼女もすごく喜んだことでしょう。