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プールキューの先角=ferrule
については、打感が至高であ
る素材は象牙である事は論を
俟たない。
だが、象牙先角はトビが多い
等よりも致命的な欠点がある。
それはほぼ確実に必ずそのう
ち「クラック」や「浮き」が
生じるのだ。
プレーで多用していてもそう
であるし、使わずに保管して
いても気温や湿度変化に弱い
ので自然に亀裂が入ったり浮
きが生じたりする。
そうなると、専門職人に依頼
して旋盤で削り落として先角
交換をするしかない。
象牙先角は最高の打感と音質
を持つが、「永久にそれを維持
する」という素材ではない。
耐久性および耐候性について
はアイボリンやエルフォリン
等の人工樹脂素材のほうが確
実に優っている。
先角に象牙を使っているキュー
はどの超高価なアメリカンカス
タムだろうが、そのうち確実に
不具合が発生する。
トラウトのヒット時に最高の操
作性とトルクとランディング性
のタッチの良さで突き抜けてい
るフライロッドはトンキンケー
ンを使用したバンブーロッドだ。
これは間違いない。
そうではあるのだが、化学素材
のロッドに比べて耐久性が著し
く低く、フェルールの部分から
折れやすいのもバンブーロッド
でもある。天然素材の限界性と
いうものがこの限られた局面で
は発現してしまう。

それと同じく、プールキューの
究極の先角は象牙であるのだが、
経年耐久性はかなり低いのが現
実だ。
象牙先角は新規に装着した直後
が最高の状態で、徐々に「いつ
か」がやってくる。
まるでサーキット専用のレーシ
ングタイヤみたいだ。
というか、やはり位相はバンブ
ーロッドに似ている。
my Bamboo Fry Fishing Rod
