
ふと思いつきで試してみたら、
314シャフトとバットの相性
について面白い現象を見た。
まず、Joss の90年代アルファ
特注カスタムバットに314-1
シャフトを繋いで、軽くジョ
イント部分を平手で叩いてみ
る。

すると、結構ビヨンビヨンと
振動が収束しない。
この Joss の個体のバットが柔
らかいというのではなく、連結
相性の問題だろう。
次に Joss のオリジナルソリッ
ドレギュラーシャフトをバット
に連結させて同じように軽く叩
く。

すると、不思議な事に314程
振動せずに振動がピシャリと
収まる。

さて、この314初期型のピュー
マロゴの無いプレキャットジェ
ネレーションを1983年製のロバ
ート・ランデ作の Schön R21に
連結して同じようにやってみる。

すると、驚いた。
ピシャリとして揺れないどころ
か、キュー先の振れも即収まる。

これはもしかすると、この Schön
のバット個体とこの314の相性は
抜群なのではなかろうか。
実際に玉を撞いてみないと分らな
いが。
玉の出足のピュンと持って行く感
覚は Schön のオリジナルソリッド
と314-1は非常にタッチが似ている
のだが。
ちなみに Schön オリジナルのソリ
ッドシャフトを装着して同じ事を
すると、シャフトは2本とも結構
振動したまま収束性が良くない。
手玉の出足の感触はノーマルソリ
ッドも314も似ているのに。
これはかなり面白い現象を発見し
た。
今回の発見は「トビの大小」とは
直接は関係のない事項ではあるが、
「振動収束性」という点について
何か一つの材料にはなりそうに思
える。
「カスタムキューはオリジナルの
バットとオリジナルのシャフトを
連結して一つの完成形」というカ
スタムキュービルダーおよびメー
カーの言説が一つの正しい定理を
得ている事は感知できた。
シャフト単体で独り歩きして大普
及したハイテクシャフトだが、や
はりバットとの相性を確認せずに
キューの半分から先だけでキュー
の特性や性格や打球性能を限定さ
れる事は無い、ともいえるだろう。
ただし、ハイテクシャフトが進化
するに従い、どんどんシャフト単
体を換えるのみでキュー特性が特
化的に変化してきたのは確かで、
かなりその特化特性=製品の色づ
けについてメーカーは研究開発し
たと思われる。
有り体にいえば、撞き味のみの点
では314シャフトの初期型は極め
て「良質ソリッドノーマルレギュ
ラーシャフト」に近い。しかも、
カスタムクラスのキューのシャフ
トに。
スローショットでのイングリッシ
ュではインに切れ込みがノーマル
よりも強いのでその見越しが必要
だが、314は打感や動きはとても
ノーマルソリッドに近い。
何が一番良いかというと、私の感
想では、「手玉のピュン出しの良
さ」だといえる。
つまり、往年のカスタムキューの
アメリカンプロテーパーシャフト
のソリッドノーマルシャフトと同
じ感覚。ゴンとかカンと跳ね返る
のではなくピュンと手玉が行くや
つ。
つまり、手玉の動きの分離角度を
除外すれば、打感と手玉の走り具
合は「アタリのソリッド」とほぼ
同じ感触なのだ。
これ、かなり良い。アタリシャフ
トみっけ~!みたいな感じで。
だが、ノーマルソリッドとは玉の
動きが異なるので見越す補正は
必ず必要。
私はいきなりでも即314-1は使え
た。違和感ゼロ。
上出来の育ったアタリのソリッド
ノーマルと同じ撞き感だからだ。
ヒネリでずれるのは見越して補正
して撞けばよい。ただそれだけ。
結構簡単に、かつ存分に314は使
いこなせる。(私はかなり撞点の
端を撞くが)
センターコア物の「ハイテク」シ
ャフトよりも遥かに314-1は打感
は良い。手玉が弾かれるのではな
く、グッとキュー先がしなってか
らピュンと手玉を撞き出す感触が
非常によい。タッチと打感が。
面白いシャフトだ。
今度、1983年製の Schön のバッ
トに314-1を装着して撞いてみよ
うと思っている。
てんで、打感や動きが私の好み
と合わなかったりして(笑
ただね、キューというものは、
やはりオリジナルのレギュラー
シャフトが一番相性いいと思い
ますよ。
カスタムキューならば、同作者
のノーマルソリッドがベストか
と。
今まで撞いた「ハイテク」シャ
フトでは、竹で突いたような空
洞感がある木製物と、黒い化学
繊維素材の物は、全く100%自分
とは合わなかった。
撞いていて気持ち悪くなるもの。
ひと撞きごとに「嫌だ。これは
嫌だ」という感覚が増幅する感
じ。
ありゃ、健康に良くないよ(笑