各個人、自分が一番使い易い
ナイフのブレードの長さとい
うものの測り方がある。
それは、手を猫パンチ形にし
て、掌の長さに相当するブレ
ード長が手先の延長のように
使い易い。古来からの律だ。
人間の足=フットの凡その長
さをfootという長さの単位に
したように、人の身体で長さ
を決める事は古代から存在し
た。
日本語の「ひとひろ」という
のも、昔の大人が両手を横に
一杯に広げた長さの事だ。
昔の日本人の身長範囲からす
ると、大体1.5m~1.8m程の
範囲。人によって「ひとひろ」
の長さは変わる。

藪こぎや薪割りや料理に使う
以外の汎用ナイフの各人に最
適の寸法は猫パンチ掌の幅だ。
これ、大昔から「ナイフは拳
大」と云われて来た事だが、
厳密にはグーで握った拳より
も猫パンチ形にするとその自
分に適した寸法が割り出せる。
刃物の適寸で云われた「拳大」
とは、ジャンケンのグーの時
の形の大きさではなく、親指
を他指の第一関節の先で固め
る古流武術の拳尖の形状の拳
の事を指している。



なお、ナイフを日常的に使う
ハンターや職人たちは長大な
ナイフは使わない。
特に狩猟やベテランキャンパ
ーや練達のアウトドアマンな
どは、上級者であればある程
長大ではなく短いナイフを使
う。
短いといっても、刃長2センチ
のようなナイフは開梱にしか
使えないが、人にはそれぞれ
本人の意思とは別に「ものの
規矩」というものがある。
汎用ナイフの場合、最高の使
い勝手の刃長は猫パンチ形の
掌の幅になる。