
脳科学者がヤマハと共同研究
で衝撃的な事を発見し、学術
論文として発表された。
この実験結果による発見は、
確かに事実としてあるだろう。
ただし、人間の生まれ持った
性質、性格、性根は直らない。
こればかりは超絶積極的自覚
を以て自己制御しても直らな
い。三児の魂百まで、だ。
性根の腐った人間は死ぬまで
変わらないのだ。
たとえ、それを猿知恵で包み
隠して装って何十年も生きて
いたとしても。
人間の性根の質性の実体は、
ある局面においてそれは露骨
に露呈する。
それは、その者にとって極度
の心的ストレスとなる「他者
が危機に陥った時」にどのよ
うな反応を示すか、による。
生物的な自己防衛本能が人間
としての社会的理性を上回る
場合、ほぼ大多数がただただ
自己保身に走る。
だが、そうした行動は目先の
事だけで、実はその行動は社
会性を持つ「人間」としての
本質部分を捨象し、自分をも
滅ぼす事に繋がる、という重
要な事を認知しない。
人間と野生動物の決定的な違
いは、人間は極限的自己保身
だけで思考・行動するのでは
ない「社会性」という構造体
の中で生きている生物である
という点だ。
そこが人間と他の動物の大き
な違いとしてある。
それゆえ、他者を見捨てたり
切り捨てたり殺したりしても
自分のみ生き永らえようとす
るのが人間の野生動物と共通
する本能であると同時に、理
知を生き物の中で手に入れた
人間は抑制力や自己犠牲や共
生や人間たちが構成する社会
性・共同性の価値観を持ち、
それを優先させる行動力を持
つ。
そのバランスは、人間の脳の
働きとしての理知のみでは均
衡を保つ事ができず、多分に
人間のみが持つ「倫理性」の
自覚度合いに依拠している。
腐ったミカンは最初から腐っ
てはいなかっただろうが、あ
る時から腐るともう元には戻
らない。
そして、個体としての自分を
滅ぼすだけでなく周囲の同族
たちにも腐敗因子をばらまく。
アメリカの精神医のスコット.
ペックは著書『平気でうそを
つく人たち』の中で、そうし
た自己絶対視から脱する事が
できない人間を、精神病的で
はあるが精神病には分類でき
ない、医学の世界では分類既
定のしようがない事から「邪
悪な人々」と規定した。
治療も一切効かない、救いよ
うがない種族の疾患性を著し
く帯びた者たち、として。
日本語にしたら「性根が腐り
切っている」とすれば判りや
すいだろう。悪魔に魂を売っ
たかような者たちだ。どのよ
うな事、どのような時でも、
自分の言動、行動がすべて正
しいとするような。
その実、他人を窮地に追いや
っても平然としている。
子や妻や家族や親友と自認し
ていた人をも悪意の遺棄して
も、自分の目先の自己保身と
新たな見せかけの「幸せ」を
得ようとする。忸怩たる感情
や呵責などは全く無い。人が
死のうが生きようが関係ない、
というスタンスとも違う。人
をそういうところに自分が追
いやっても平然として自分が
正義とする人たちだ。
そうした人間は世界中にごろ
ごろといる。
そうした事をそうした質性の
人間は違う場面でも何度も繰
り返す。心にうそを連ねて。
ペックのいうところの「邪悪
な人」がまさにそれらの人間
だ。
そうした人的質性は、モータ
ーサイクルに乗ろうが乗るま
いが、一切質性に変化などは
無い。
生まれた時以降、いつからか
は判らぬが、邪悪な悪魔の一
部が体内に入り込んだのだろ
う。