「ME 鉄叩いちゃったよ!」
は刀工浅野鍛冶の「YOU 鉄叩
いちゃいなよ!」への返歌だ
ろうね。
おらも30数年前の大昔、火箸
作っただよ。
それは今、工場に置いてある。
現場仕事では従業員は仕事に
それは使わないけどね(笑
2挺作ったけど、一つ見つから
ないんだよな・・・。
この人と同じように石頭ハン
マーで叩いた。
小林康宏も90年代は刀を造る
のにも石頭を場面により時た
ま使っていた。基本は和式鍛
冶用火造鎚。でかいのから小
さいのまで。2丁がけの時用
の和式大鎚なんてすんげ重た
いの。持ち上げるのもやっと、
みたいな(笑
あれ、身体に沿って持ち上げ
る感じなんだよな。
左久作さんは結構重ための和
式火造小鎚を使う。鍛造火造
の仕事現場を見学させてもら
ったけど、かなり勉強になっ
た。圧着圧延鍛造等はスプリ
ングハンマー主体だけど、や
はり形造りは火造りとして手
打ちでやる。

小鎚で叩くのはリズムだよね。
コン!コン!コン!てな。
速度調整よりも拍子大切。
コンコンコン、ココンコンコ
ン、コンコンコン、てな感じ
で。
音がコンコンからギンギンに
変わって来て、キンキンにな
る前にまた赤める。
屋内の暗い場所と屋外の明る
い場所では鉄の温度が違う色
に見えるので注意だ。
そして、ガチャガチャと落ち
着かない叩き方はしない。
なお、私がやる最後のほうの
軟化させたあとの冷鍛では優
しく叩く。コ、コ、コ、コと
いう感じで、丁寧に丹念に。
優しくだがしっかり叩く。(こ
のニュアンスを伝えるのは言
葉では難しい)

火造の時には水を打ちながら
叩いて酸化被膜をはじけ飛ぶ
ようにする。剥がれて弾ける。
この時だよね、折り返し鍛造
工程でなくとも水蒸気爆発み
たいなパン!という大きな音
と共に酸化被膜や不純物とか
が勢いよく飛ぶのは。
炉の火の粉のはぜりと鍛造時
の飛び散りで服は穴だらけに
なる。
刀匠たちは専用和式作業着の
場合が多いが(康宏もそれ)、
一般的には木綿のツナギがお
すすめ。化繊は燃えるので✖。

それと、ヒロミは自分の刀を
打ってもらう時に体験鍛造の
先手を番組でやってたけど、
その時には頭髪まる出し無帽
のままだった。
あれはやめたほうがいい。
頭は絶対に手ぬぐいやタオル
で包んだ方がよい。火の粉で
チリチリと髪の毛が燃える事
あるから。いや、これほんと。
作業帽でもよいだろうが、〇
なのは日本手ぬぐいを剣道の
面下のように巻く事。
剣道の手ぬぐいの巻き方も2
種類あるからね。剣道やった
事ない人は要研究て事でよろ
しく。
日本刀鍛造の時には作業帽て
のは不似合いだよね。
やはり、手ぬぐいが◎。
大昔の形式装束では刀鍛冶も
侍烏帽子を被っていたけど、
被り物は鍛冶仕事では被った
ほうがいいと思われ。