Kauhavan Puukkopaja Finland


フィンランドのカウハバの町の
小さな家族工房で作られたプー
コ。
カウハバン・プーコッパヤとは
フィンランド語でカウハバのナ
イフ工房という意味。



ハンドルはトナカイの角2種3パ
ーツとカーリーバーチと真鍮金
具で作られている。



タングはハンドルエンド=柄
頭まで突き抜けのナロータン
グ。丈夫な構造。



切れ味は初期出荷状態ですで
に半端ない。
それには理由がある。



カウハバン・プーコッパヤ株式
会社は1995年創業の新鋭で、家
族経営の小さな工房だ。
フィンランドナイフのセオリー
で、ブレードはフィンランドの
カウハバにあるLaurin Metalli
 (ラウリン・メタッリ=ラウリ
金属)という企業が製造して各
工房に供給している。
フィンランド国内はもとより、
全世界にブレード単体を供給し、
各ブランドメーカーでハンドル
やシース等を製造組み立てをし
てプーコとして販売されている。
カウハバン・プーコッパヤ社の
MKマークは1995年からナイフ
作りをしているカウハバのナイ
フ職人 Matti Koski 
氏の氏名を
表したマークだ。家族経営の小

さな工房だが、実力はかなり優
れている。
ブレードにしても、ただ供給さ
れた市販提携製造元のブレード
をそのまま着けるのではなく、
1丁1丁、丁寧に最良の研ぎが施
されていて、出荷状態で極上に
切れる。

Matti Koski の略称マーク。



私のこの個体は「トナカイの角巻き
樺ナイフ、製品番号603」という製
品ラインで、ブレード長は85ミリ、
メーカー定価94.7ユーロ(¥17,680)
の製品。



こちらのMKカウハバン・プーコ
は「アクティヴィティナイフ、製
品番号206」というラインで、メ
ーカー定価が85ユーロ(¥15,870)
の製品。こちらも同じく無茶苦茶
切れる。恐ろしい程に。



カウハバン・プーッコパヤ工房は
1995年創業という、老舗揃いの
フィンランド Puukko 業界にあっ
ては新規参入工房だが、仕上げの
良さと切れ味は極めて優秀だ。
ただし、手作り炭素鋼刃物である
ので、多少ブレードが曲がってい
たり、ハンドルに斜めに挿入され
ていたりとかはある。
そこにドイツや日本の刃物の精度
を求めるほうがやや間違いだろう。
日本の肥後守と同じような立ち位
置にフィンランドの日常刃物のプ
ーコがある事を考えると、日本製
カスタムやマスプロの精度、現在
の中国製のNCマシン精度と同様の
精度を求めるのは酷だ。

カウハバン・プーコッパヤ社の
MKプーコの特徴は、ハンドルの
断面形状が日本刀の柄のように
やや薄めの小判形になっている
事。
これは一般作業等は非常にやり
易い(木材や肉を切ったりさばい
たりする作業)のだが、フェザー
スティックを作る時には多少小
判形の頂点部分が掌に食い込む
感じがある。モーラクラシック
のようなずんぐりハンドルでは
なく、現代風にややシャープで
スマートなハンドルボディ形状
がMKカウハバン・プーコの特
徴だ。
だが、至高の切れ味なので、フ
ェザー作りで多少掌にグッとく
る感触はあれども、鉋削りのよ
うに薄くスーッと切れて行く。
物凄い切れ味だ。
これは製造元のラウリン・メタ
ッリのブレードの熱処理が良い
事と、実用最良仕上げ研ぎを
カウハバンのマッティ・コスキ
ー工房が施しているからだ。
この切れ味と刃持ちを吟味する
限り、ナイフのプロ中のプロが
仕上げている。
そして、家族経営のこじんまり
とした企業工房ながら、フィン
ランド国内だけでなく、全世界
に供給しているし、軍用御用も
任じているとの事だ。
ギフトとしての提供プラン、国
際的な業者への卸値プラン等も
充実しており、堅実かつ実力あ
る企業だといえるだろう。
私は実際にMKプーコを使ってみ
て一発で大ファンになった。
別次元の尋常ならざる切れ味に
生まれて初めて切った一刀目の
斬鉄剣小林康宏刀の次元違いの
切れ味を思い出した。

過去、数々いろいろな刀で試斬
をしてきたが、これが康宏刀の
切り試しの初の第一刀目。


フィンランドのカウハバンという
小さな町にある小さな工房、カウ
ハバン・プーッコッパヤ社のマッ
ティ・コスキー氏が開始した本場
フィンランドの Puukko 。
本気でおすすめです。
直輸入もできる模様。
ただし、並行輸入物の日本国内
刃物店舗から購入したほうがメ
ーカー定価よりも安い場合もあ
るので、よくリサーチなさって
みてください。
とにかく一推し、オススメ炭素
鋼ナイフ。激切れです。

詳細は知りませんが、Koskiさん
は、多分1995年開業前からずっ
とプーコ製作に携わって来た人
だったのではなかろうか。
1995年の開業直後からかなりの
ラインナップを揃えてナイフフ
ェアなどに参加していたようだ。
いきなり彗星のように現れたの
ではなく、実績があった人が独
立開業したのでは。

個人鍛冶だった日本人ハーフの
大泉聖史さんは2025年1月に個
人鍛冶職を廃業したが、現在は
フィンランド国内の刃物メーカ
ーに就職しているという。
まさか、カウハバン・プーッコ
パヤ社という事はないよね?(笑
もしかしたら、どこかの刃物会
社の鍛造部門の抱え鍛冶になっ
ているのかも。日本の藩工のよ
うに。日本でも藩工の作は無銘
物も多く、鍋島藩の抱え鍛冶な
どは「御倉物」といって完全に
無銘で製作するのが命じられて
いた。また、古来名刀も無銘で
作る作も多かった。
日本刀の世界、長銘であるほど
入念作のようで実はそうではな
く、二字銘が正真入念作である
という裏表現もあるのだが、そ
の真実を知る人は少ない。あま
りにも数打ちの二字銘が多すぎ
るので全部それかと思い込んで
いる人たちが日本刀業界の中で
も多いのだ。
その裏をかくわけではないが、
日本刀の二字銘こそ真の入念作
であるとする刀工は結構いるの
だ。これは現代刀工でも。

さて、フィンランドのカウハバ

の町のカウハバン・プーコッパ

ヤのナイフ puukko。
真におすすめです。
ただし、ブレードは80crv2鋼材
打ち抜き成形熱処理物。鍛造で
はない。だが、ナイフとして極
めて優れている。北欧フィンラ
ンドらしさフルスロットル全開
のナイフ。



このブレード長62ミリの装飾
ナイフもかなり使い勝手がよ
さそうだ。メーカー定価98.8
ユーロ(¥18,456)。


説明書き概要によると、以下。


 美しい装飾ナイフは完全に手作業
 で作られています。柄はカーリー
 バーチからフリーハンドで作られ
 ています。真鍮やアルバタの板、
 または繊維製の板が装飾として使
 われます。各部品の間に二成分の
 エポキシ接着剤が挟まれます。
 刃のタングはリベット留めされた
 柄を通ります。直線型のハンドル
 は大きな手にも収まり、柄の形状
 がナイフの使い方を容易にしてい
 ます。


との事。
実は私はこのモデルを持って
いるのだが、理由があって使
わない(笑



MKプーコ/カウハバン・プー
コッパヤ社公式サイト