最高の環境下でのモノヅクリ。
家で作るのではなく、森の中
で樺コブを木から切り取って、
森の中でククサを作っている。
本当のブッシュクラフト。
日本ではほぼ不可能な理想的
な環境で製作している。
日本には白樺瘤もまず無いし、
勝手に森の木を切ったら犯罪
になってしまう。
この動画はノルウェーの森だ
が、隣国フィンランドでは国
民が森の中で直火で焚火をし
たり、木をカットして工作す
るのも特定エリアでは許され
ている。
日本でも、唯一そうした場所
があったのだが、昨年閉鎖に
なった。
もっとも日本にはコブを作る
ほどの白樺は見かけないし、
その楽園エリアの森も白樺は
自生してはいなかったが。

北欧のブッシュクラフトとフ
ライフィッシングが相性が良
いのは、「自然との共生」と
いう視点を両者が持っている
からではと思う。
北欧の場合は、「食べる為に
釣る」というのが原則として
あるようだが。
しかし、日本の渓流餌釣りの
ように何匹もマスを殺して並
べて写真を撮って悦に入ると
いうような感覚は不在のよう
だ。根本的にそれらとは異な
る感性で自然と接しているの
だろう。食べるだけしか北欧
の人たちは魚を獲らない。
日本ではそれこそフライフィ
ッシャーがそれに重なる。
フライフィッシング=キャッ
チ&リリースではない。フラ
イマンとて、必要に応じて釣
った魚は食べる。
但し、絶対にフライフィッシ
ャーは乱獲はしない。
乱獲して喜ぶ感性や発想や思
想は世界中のフライマンには
存在しない。
フライフィッシングの世界が
万国で「特異」であり続ける
のはそうした点だろう。
フライマンたちは知っている。
ブッシュクラフターのように。
自分たち人間は、森の中では
人間こそが「異邦人」なのだ
と。
しかし、人間以外の植物まで
含めた生命たちと折り合いを
つけてその中で人間が活動を
営む。
ブッシュクラフトとフライフ
ィッシングは、ネイチャーと
の関わり方が極めて近しいも
のとしてある。




上掲動画で、このブッシュクラ
フターの人の動きや所作を観て
いていいなぁと思える事は多く
ある。学ぶべき事も。
その一つに、この人は道具をと
ても大切に扱っている点が挙げ
られる。丁寧で優しく道具を扱
っている。



最近の日本やアメリカのキャン
プ系動画などでは、道具やギア
を放り投げる事を細切れに編集
している動画で溢れている。
それがカッコいいとか良い演出
とか思っているのだろう。
だが、果たしてそれはいい事な
のか。いくつもの道具や用具を
投げ捨てるようにしての行動が。
根本的に何か間違ってると私に
は思える。道具やギアを放り投
げるとかは、本物のキャンパー
やブッシュクラフターにはあり
得ない。


そうした行動の根っこにある心
根は、これに近いものがあるよ
うに思える。ブッシュクラフト
エリアの自然区域にゴミを捨て
て行く人たちの行動。(心無い利
用者たちに荒らされた日本で唯
一のブッシュクラフトエリア。
経営困難とかではなく、こうし
た事が続き、閉鎖に至ったのか
もしれない。これらはベテラン
キャンパーの所業ではなく、ブ
ームで増殖蔓延したニワカたち
の仕業である事は確実だろう)