これは日活映画『ギターを持
った渡り鳥』(1959)の函館の
ロケだ。







だが、このような街区が今も
新宿には残っている。
それが新宿ゴールデン街だ。
全く戦後の時代から21世紀の
今も変わっていない。
ここ、ゴールデン街には多く
の人間ドラマがある。
新宿の街と新宿ゴールデン街
を愛する人たちは、まるで何
かに憑りつかれたようにゴー
ルデン街に親しんでいる。
自分もその街の一部であるか
のように。

ここゴールデン街は私にとっ
ても根城だった。



酔ってグダグダになったマス
ターの小野ジョーブを俺が背
負ってお姉さん(実姉)と一緒
に近くのアパートメントまで
明け方に連れて行った事もあ
ったっけ。
こどじのジョーブはもう死ん
じまったし、赤茄子も店を畳
んでしまったが、この街は今
も変わらぬ素顔のままで生き
ている。
ゴールデン街って、客同士や
客と店の人がまじで口論した
り喧嘩しても、また会ってや
っていくんだよ。店側もおべ
んちゃらなども言わない本音
でつき合うが敬意は忘れない。
そして、ほぼ全店が「反体制
的」で「反排外主義的」な思
潮を持っている。
そりゃ、新サヨクくずれの連
中や文化人やアングラ芸能関
係者やライターたちの根城に
なる筈だ。松田優作や原田芳
雄もここをこよなく愛した男
たちだった。
新宿ゴールデン街よ、永遠に。

人の世の中知りたきゃゴール
デン街に行ってみな。カオス
の新宿ゴールデン街に。
そして、グラス傾けながら店
の人と話をしてみな。
自分の質性と体質もよく分か
るから。
ちなみに社共支持者やコンプ
ラ良市民気取りの人たちやエ
グゼクティブとやらに価値観
を持ちたい類の種族はまず足
を運ばない街だ。