安いながらも大いに使える
ナイフがこのデュラテック
フォールディングだ。
二輪のロングツーリングや
キャンプツーリングなどに
もこれ1丁あれば使用シーン
では大活躍する。
切れ味は箱出し段階で極め
て良。これが本体価格1900
円以下で買えてしまうとい
う現代構造の恐ろしさ。

人差し指をブレード突起に
かけて引くだけでパチンと
開刃する。ロック方式は今
定番のライナーロックだ。
ただし、銃刀法に抵触する

ので、身に着けての移動は
✖で、梱包して荷物の中に
入れて移動というのが合法
となる。

うちのMCの多くがDuraTec
を持っているが、ほぼメン
バーズナイフのようになっ
ている(笑
昨年秋、関東から950kmを
一晩で広島まで走って来た
MCメンバーもこのナイフを
持って来ていた。
このナイフを持っている人
はクラブの中では多い。
結社だけでなく個別二輪関
係、キャンプ関係の人たち
もこのDuraTechを幾人かが
持っている。
持てば分かるその良さ。
シルエットも機能性も抜群
だ。
そして使えば判る優れた能
力。
フェザースティックを作る
のもよし、ロープをカット
するのもよし、おもむろに
焚火の前で手慰みに意味な
く木を削るのもよし。単に
買って家に置いて眺めるだ
けでもよし。各人の各人風
の接し方で身近に感じられ
る、何というか空気のよう
にそこにある大切なものみ
たいなナイフだろう。箸み
たいな感じの存在として。
使えば「お」となるのは総
じて「良いナイフ」に類別
されるナイフだ。
このDuraTechフォールディ
ングは非常によい。信じら
れないほどの廉価だが。
このタイプともう一つやや
スキナーブレード形状ぽい
モデルもあるが、そちらは
そちらでまた使い勝手が良
い。ブレードの刃線の円弧
が強いシルエットね。スキ
ナーぽく。
ドロップポイントではあま
り他には無いブレード形状
で、好き者にはこの丸っぽ
いシルエットはたまらない
ブレードラインだろう。

細身のタイプAと多少ファ
ットな印象のタイプB





こういうのが純スキナー。
ハンティングナイフだ。
獲物の皮を傷つけないよう
に剥ぐ為にブレードの円弧
が強いシルエット。



結局はDuraTeckもSwissTec
もFLISSAも、同じ中国の工具
メーカーが作っているんだけ
どね。日本では横浜に支社が
ある大陸企業。
NCマシンを使いこなすように
なってから、大陸中国は世界
の有名ナイフブランドのOEM
を手掛けるようになり、その
後、独自ブランドオリジナル
ナイフをリリースするように
なった。破格値で。
だが、実はそのナイフ群がか
なり形状と構造と性能が良い。
「安かろう悪かろう」は中国
製はことナイフに関しては脱
している。


DuraTechもFLISSAも同じ製造
元。ブランド名が異なるだけだ。





その国家体制の如何にかかわ
らず、良い物は良い物と認め
て使う。これは自然の流れだ。
反共傭兵の連中がCzピストル
をアカの銃としながらも世界
最高と賛辞したように。
また、古くは英国Mi6の007が
ナチスの銃であるワルサーPP
やPPKを使ったように。
英国人や米国人やイタリア人
が二輪ロードレースの世界に
おいて宿敵であり外敵であっ
て排除したい筈の日本の二輪
車に世界グランプリで乗り続
けたように。
体制の東西も民族も問わず、
良い物は良い物として認めて
使う。
これが人間の健全な認識かと
思う。
中国を個人的に世の中のどこ
かの誰かたちが嫌いだかどう
だかはどうでもいい。
そういう私念とは別に、良い
物は物理的に良いのだ。
そこには万民が認める普遍性
と同時に人間の判断とは別な
物理的機能性の優劣が必ず伴
う。
良い物は良いのだ。
大陸中国製のナイフ、かなり
良い。そして世界一廉価だ。
日本企業のようなアフターサ
ービスも何もない中国らしい
企業体の製品だが、物自体は
かなり良い。
「傍らには常に聖書とナイフ」
という人間には不似合いだろ
う国家のナイフとはいえ、物
は良いのだ。